iPhoneのOSであるiOS。普段僕はiOSやMac OSのアップデートはリリースされたらすぐに試すようにしている。
iOS 8のアップデートは怖い
ところがiOS 8に関しては、2回続けてリリース直後にアップデートできなかった。
まずはiOS 8.0.1について。
これはアップデートできなくて良かったのだが、深夜2時にリリースされたアップデート自体が重大なバグを含んでいたことが発覚した。
おかげでわずか2時間足らずでこのリリースは公開が取りやめとなり、僕が朝目を覚ましたときには、もうダウンロードができなくなっていた。
そして続いてリリースされたiOS 8.0.2について。
このアップデートは、僕が福岡を旅しているときにリリースされた。
アップデートがリリースされたことは朝に知っていたのだが、旅の間はアップデートを適用するのを止めた。
なぜなら、旅の間はiPhoneに依存することがとても多く、万が一アップデートでiPhoneが動かなくなったりしたら、大変なことになるからだ。
たとえば、飛行機のチケットはiPhoneのPassbookに入っている。
見知らぬ場所に行くのには、Google Mapsがないとどうにもならない。
電車の時間を調べるのにも、iPhoneのアプリが必要だ。
ホテルの予約の確認や、行く予定のレストラン情報も、全部iPhoneで管理している。
そして、旅先ではバンバン写真を撮っていて、それらの写真の6〜7割はiPhoneで撮っている。一眼も使っているが、気軽さという意味では、iPhone 6のカメラは素晴らしい。
動画撮影もほとんどがiPhoneで行っている。
こんなに依存しているiPhoneが使えなくなったら、と考えるだけで恐ろしい。
iOSのアップデートは東京に戻ってからにしようと、固く誓ったのであった。
東京に戻って速攻でアップデートしてみた
月曜日に東京に戻ると、すぐにiOSのアップデートを開始。
実は僕の環境では、iOS 8にしたら、iPhone 6とiPad Airがバックアップが取れないという問題が発生している。
iPhone 6に関しては、購入してから一度もバックアップが取れていない状態だ。
iTunesの問題かと母艦iMacを初期化までしたのだが直らず。
こちらに関しては別途エントリーを書こうと思うので詳しくはそちらに書くが、バックアップなしでのアップデートはちょっと怖かった。
しかし、アップデートしたらバックアップが取れるようになるかもしれないので、一か八かでやってみることにした。
結果、アップデートしたあとの再起動でパスコードを入力できないという問題が発生。
「え？これはなに？」と内心ちょっとびくびくしつつも、iPhoneをもう一度再起動したところ、問題なくパスコードが入力できるようになり、無事使えるようになった。
iPad Airをはじめ、他の機器も全部アップデートしたが、すべて問題はなし。
ただ、期待していたiPhone 6とiPad Airのバックアップが取れない問題は、残念ながらiOS 8.0.2にしても直らなかった。
iCloud同期にしても、WiFi同期にしてもダメ。なんなんだろうなあ。
iOS 8.0.2にしてみて思うこと
iOS8.0.2にしてみて感じるのは、全体の動きがキビキビして、iOS 8にしたときに感じたもっさり感が少し改善したこと。
ただ、全体の動作のキビキビ感は、各アプリのiOS 8 or iPhone 6への対応が徐々に進んできたことによる部分もあるかな、と。
バッテリーの減りはあまり変化を感じないが、iPhone 6はiPhone 5sよりもバッテリーの持ちがかなり良いので、こちらは問題はあまり感じない。
iOS 8で発生していたというWiFi絡みの問題は、僕の環境では発生していなかったので、ここは特に気にならない。
Health関係のバグが直ったとのことで、さっそくいくつかのサードパーティー製アプリが連携機能を搭載したアップデートをリリースしている。
僕が使っているアプリでも、UP by JawboneとRuntastic ProがHealth連携を搭載したアップデートをリリースしている。
さっそく連携はさせてみたのだが、まあ、なんというか、ただ「連携しました」というだけ。数値がアプリに流れ込んできているだけ。
これが今後どう進化していくのか、今から楽しみだ。
まとめ：今後のアップデートに期待すること
iOS 8に関する一番の不満は写真の取り扱いがぐちゃぐちゃになっていることだ。
「カメラロール」が突然なくなってしまったため、サードパーティー製アプリがその変更に追い付かず、正しく表示されなかったり項目自体が消えていたりと、ひどいことになっている。
しかも、情報によると、次期アップデートのiOS 8.1では、カメラロールが復活するらしい。
そもそもiOS 8とMac OSの次期バージョンYosemiteのリリースは、順番が逆だったのではないかと個人的には思っている。
Yosemiteで搭載されるはずの新アプリ”Photos”やiCloudフォトストリームなどが出揃って、そのあとでiOS 8が出てくるべきだったのではないだろうか。
いずれにしても、ぐちゃぐちゃのままでは使いにくいので、早く問題が収束してくれることを期待している。
あと、僕の環境では相変わらずiPhone 6のバックアップが取れない。
これも何らかの形で収束してくれないと、怖くて仕方がない。
どうもAppleは、ゆっくりゆっくりとだが、Jobs以前の「ハードウェア部門とソフトウェア部門の統制が取れない」状態に戻りつつあるように思う。
ハードウェアが完成し量産できてしまうと、ソフトウェアの開発が追い付かなくても発売してしまう。
初期ロットを購入する人たちは、どんどんその犠牲になっていく。
そしてその様子を見ている人たちは、どんどん冷めて、購入欲を削がれていく。
そんな悪いループに入りつつあるような気がしてならない。
Appleさん、ぜひアップデートとYosemiteのリリースで、正常な状態に戻してくださいな。
お願いしますよ〜。
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著者／出版プロデューサー／起業支援コンサルタント／ブロガー／心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった！40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。