「和尚禅タロット(Osho Zen Tarot)」という79枚のタロットカードのご紹介。
「タロット」というと占いに使う78枚組みのカードを思い出す人が多いだろう。
この「和尚禅タロット(Osho Zen Tarot)」は一般的なタロットカードとは別のもの。
和尚禅タロットは占いに使うのではなく、リーディング、自分の心の中の内観や内省に使っている。
インド生まれの禅をベースにしたタロットカードである。
詳しく説明しよう。
「和尚禅タロット(Osho Zen Tarot)」とは?
そもそも「和尚」「OSHO」って?
このタロットの名前に付いている、「OSHO」とは、「和尚」を指すわけだが、一般的な「僧侶」を指す「和尚さん」という意味ではない。
この「和尚」とは、インド人の宗教家、思想家であるバグワン・シュリ・ラジニーシ氏のことを指す。
バグワン・シュリ・ラジニーシ氏は1990年に没した。
本人の意向で晩年は自らを「OSHO」と呼ばれることを望み、日本語では「和尚」と表記されることとなった。
和尚について詳しくは、Wikipediaをご覧いただきたい。
また、和尚の講話集は日本語版も多数翻訳出版されている。
これが和尚禅タロットだ!
これが和尚禅タロットのパッケージ。
iPhoneの箱よりちょっと大きいくらいのサイズ。
パッケージの中身はこちら。
左が禅タロット本体。79枚のカード。
そして右が日本語版の解説書になる。
和尚禅タロットでリーディング
タロット占いにも使えるそうなのだが、僕は占いはできない。
何に使うかというと、自分の心と向き合うためのリーディングに使うのだ。
79枚のカードを良く切り、このように馬蹄形に並べる。
そして左手で、一枚カードを選び、引く。
なぜ左手なのかというと、右手は思考を、左手は感情を司る手だからなのだそうだ。
僕は左手を79枚のカードの端から端まで、ゆっくりと何度か移動させるようにしている。
そうすると、その日その日で、熱を帯びて自分を呼んでいるように感じるカードがあるのだ。
熱を感じるカードを引くことになる。
この日引いたのは、このカード。英語で「SORROW」と書かれ、嘆く僧侶のイラストが描かれている。
リーディングのポイントは、いきなり解説書を見て意味を「理解」しようとするのではなく、カードを見て自分が何を感じるか、何が導き出されるかを、自分に問いかけること。
老いた僧が嘆いている。そして上空には満点の星が輝いている。
解説書を開くと、SORROWの日本語訳、「嘆き」というキーワードと、解説文、それに和尚の講話の抜粋が書かれている。
見開きの左側がこのカードの意味についての解説で、右側が和尚の講話からの抜粋である。
ちなみにこの「SORROW」のカードで嘆いているのは、仏陀のいとこで弟子にあたる、阿難という僧侶。
仏陀が没したため泣いているのだそうだ。
大きな変容は、嘆きから転じて生まれる、というような解説文が書かれている。
そして右側には、このカードに関連する、和尚の言葉が、力強い文体で書かれている。
僕が引いた和尚禅タロットのカードの一部をご紹介
▲ Transformation、「変容」。
▲ Stress、「ストレス」。
▲ Ordinariness、「普通であること」。
▲ Breakthrough、「ブレークスルー、突破」。
まとめ
毎朝このカードを一枚引いてリーディングしていくことで、自分の心にいまどんな想いがあって、それがどうカードに投映されているかが良く分かる。
大切なのは、カードの意味を知ることではなく、そのカードを見た自分が、そのカードから何が引き出されたか、である。
毎日繰り返すことで、毎朝自分の本質への問いかけを繰り返すことができる。
この習慣はとても素晴らしいので、毎日続けたいと思っている。
和尚禅タロット、面白いし、とても深い気持ちになれる。
オススメです。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。