会社を辞めたい、独立したい、自分の力で起業したい。
そう思う人の数はどんどん増えているように思う。
そして、現代においては、10年前にはできなかった「稼ぎ方」、20年前には存在しなかった「職業」がどんどん生まれているのだ。
僕の仕事、ブロガーも20年前には存在しなかったし、ブログの広告収入で生活するというライフスタイルも、当時は想像することすらできなかった。
インターネットと電子機器の発達で、自分の「やりたいこと」「好きなこと」とインターネットを組み合わせれば、さまざまなことを商売にすることができるようになったのだ。
だからこそ、従来は会社に勤めることでしか生きられないと諦めていた人も、自分の力でお金を稼いで生きていくことができる時代になった。
でも、ここで一つ大切なことは、なんの準備も知識もなく独立してしまうと、結構苦労することになる、ということ。
僕は2011年3月末で17年勤めた会社を退職して独立し、約4年半をフリーで過ごしてきた。
僕自身はサラリーマンを辞めて独立して、こんなにハッピーなことはないと感じている。
なので、皆さんにもそのハッピーをぜひシェアして欲しいと思い、独立したい人に向けて、ちょっとだけアドバイスを書きたいと思う。
さっそく紹介しよう。
会社を辞めたいと思ったあなたが今すぐするべき9つのこと
1. 自由と責任の関係を理解する
会社を辞めて独立したならば、あなたは自由を手に入れることができる。
多くの人は、そこは理解できているのだが、自由と「責任」の関係を理解しておかないと、大変なことになる。
「100%自由である」ということは、「100%自己責任である」ということだ。
一番分かりやすい例は、お金をどうやって稼ぐか、ということ。
会社に勤めていれば、毎月決まった日にお給料を受け取ることができる。
多くの固定給で働く人は、多少効率悪く働こうが、結果がすぐに出なかろうが、急にお給料が半額になったりすることはない。
しかし、会社を辞めて独立すれば、世界中の誰もあなたに無条件でお金をくれる人はいない。
自分でお金に相当する「価値」を生み出して、提供しなければならなくなる。
パートナーや子供がいる人は、パートナーや子供を含めた家族も含めて、どうやって食べていくか、生活していくかを、自分で考え、実行しなければならない。
このことを十分理解することが必要だ。
僕はコンサルタントとして、個人コンサルやセミナーで、多くの「独立したい」という人々とお会いしてきた。
独立したい人は大別して2つに分類される。
「組織に所属していた方が力を発揮できるタイプの人」と、「独立して(起業して)がんがん稼げるタイプの人」だ。
自分が自己責任でお金を稼いでいくことに、ワクワクする人は、独立して自由を謳歌しやすい人の可能性が高い。
いっぽう、この話を読んで、ワクワクよりも「怖い」「どうしよう」「不安だ」という気持ちが強い人は、もしかすると、独立には向いていなかもしれない。
フリーで食っていくためには、ずっと自分で稼ぎ続けることが、宿命としてセットになっている(不労所得で稼げるようになれば別)。
そのことについて、まずはじっくり考えてみて欲しい。
2. 徹底的に自分の時間を確保する
もし会社を辞めると決めたなら、あなたに一番必要なものは、「自分の時間」だ。
自分の時間に何をするのかは、次からの項目で説明するが、とにもかくにも圧倒的に必要になるのが時間だ。
だからこそ、もう「ダラダラの無駄な残業」や「何となくの飲み会」などは、徹底して排除していった方がいい。
もちろん組織で働いていれば、断れない残業や飲み会もあるだろう。
絶対必要なもの以外は断るようにしよう。
また、テレビ、ゲーム、だらだらSNSなど、自分の生産性に関わらない時間も思い切って排除したい。
独立を決めたその日から、独立して食えるようになるまでは、あなたは「修業中の身」だと認識しよう。
もちろん人間休息は必要だが、「惰性で生きているサラリーマン」の感覚のままでいたら、いつまでたっても独立できるようになれない。
僕自身、独立を決めてからは、テレビを一切見なくしたし、会社の飲みも忘年会や送別会など、特別なとき以外はすべて断るようにして、自分の時間を確保した。
のんびりモードと決別して、自分を追い込んでいくことも必要だ。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。