最近始めた「マインドフルネス」と「タスク管理」の相性の良さに自分でも驚いている。
マインドフルネスというのは、先日記事を書いたが、簡単に言えば「瞑想」のこと。
マインドフルネスの書評はこちらをご覧ください。
瞑想という言葉が、どうしても宗教的な響きを持つため、瞑想から宗教的なイメージを取り除いたもの、という概念で捉えてもらえばいい。
なんのためにマインドフルネスをするのか、というと、「思考の整理」である。
人間目覚めている間はずっと思考が動き続けていて、「思考の渋滞」「情報のオーバーフロー」が起きている。
マインドフルネスは思考を一旦止め、情報の混乱を静める役割を持つ。
人間はレム睡眠中にも情報を整理する作業を行っているのだが、マインドフルネスは、レム睡眠時の4倍のスピードで情報処理ができる、という説もある。
今まで僕は瞑想(マインドフルネス)は午後にやっていたのだが、ふと思うところがあって、朝に切り替えてみた。
これが思った以上に素晴らしかった。
どんなことをやっているのか、ちょっとだけ紹介しよう。
「マインドフルネス」と「タスク管理」の相性が完璧すぎる! — 「マインドフルネス・モーニングレビュー」のススメ
僕が感じていたタスク管理の問題点
僕は独立した2011年から本格的にタスク管理をするようになった。
さまざまな方法を試し、さまざまなツールを使ってきて、僕なりの手順は構築できていると思っている。
しかし、僕のタスク管理には一つ問題があった。
それは、どうしても「思考」で考えてしまうため、人生の本質的な課題に取り組むことよりも、目の前のタスクが気になってしまい、そちらばかり処理してしまうことだ。
スティーブン・コビーさんの「7つの習慣」で言うなら、緊急で重要な第1領域と、緊急だが重要ではない第3領域に意識がいってしまい、重要だが緊急ではない第2領域のタスクがなかなか見えてこない状態だった。
要は、目先の「やるべきこと」ばかりが気になってしまい、中・長期的な「やりたいこと」や「人生のミッション」がタスクとして浮かび上がってこなかったのだ。
ここ数ヶ月、自分のいまの問題は、「『本質的なこと』以外のことに人生を使っている時間が長すぎる」ことだと感じていた。
しかし、どうすれば「本質的なことだけをしている」状態に近づけるのか、その答えがなかなか見つからなかった。
器用貧乏で、毎日忙しく過ごしているし、日々充実もしているのだが、何か物足りない。こんなものではない気がする。
その状態を打破してくれたのが、「マインドフルネス」をタスク管理に導入することだったのだ。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。