パリでメトロ(地下鉄)を利用して移動すると安くて便利だが、日本とはルールが違う部分も多く戸惑うこともあるだろう。
僕もただの観光客なわけだが、何度か利用している者として、注意点をまとめてみた。
2012年ヨーロッパ旅行記、3日目パリ編。
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2012年8月〜9月にかけて、約2週間かけてヨーロッパを旅したときの記事です。行ったのはフランスのパリ、ポルトガルのリスボン、そしてスペインのアンダルシア地方のマルベーリャ、グラナダです。
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パリでメトロ(地下鉄)を利用するときの注意点7つ! 〜 サン・ラザール駅から乗り換えてルーブル美術館駅まで行ってみた!![2012年夏 ヨーロッパ旅行記 その24]
パリ滞在3日目。そろそろ大分土地勘も戻ってきてフットワークも軽くなってきた。
実際に僕たちが移動したルートをなぞりつつ、注意点を述べていこう。
今回の旅ではまだメトロに乗っていなかった。今日はメトロで移動。
泊まっているHotel Mercure Paris Opera Garnierからサン・ラザール駅までは徒歩1分という近さ。
サン・ラザール駅は大きなターミナル駅で、メトロもたくさん集まってきている。
注意1. パリのメトロ駅構内は日本の地下鉄より大幅に暗い
駅構内はこんな感じ。どの駅も日本の地下鉄駅よりも、大幅に暗い。
女性や旅慣れない人は不安に感じるかもしれないが、すぐに慣れる。
たむろしている危なそうな人がいたりしたら気をつける必要があるが、パリの地下は当たり前のように暗い。
あまり必要以上に神経質にならなくて良いと思う。
注意点2. 料金は市内一律でチケットはクレジットカードで買える。何回も乗る人は10枚の回数券が安くて便利
こちらがチケット券売機。パリ市内は料金一律で1.8ユーロ。郊外地区は別料金だが、観光客はほとんど場合市内での移動だろう。
10枚つづりの回数券は14.1ユーロと、約2割の大幅な割引がある。
10枚の回数券を二人で分ければ5枚、3人なら3枚と、結構もとは取りやすい。
チケット券売機でクレジットカードが使えて、1枚からでもカードで買えるのはとても便利。日本でも導入して欲しい。
階段もだいぶ暗い。前回は黒人がたむろしていてちょっと怖いという場面があった。
今回は特に怖いと思うことはなかった。
注意点3. ほとんどの路線には時刻表がなくアナウンスもない
サン・ラザールからメトロ12号線に2駅乗る。
12号線は駅のアナウンスは一切なし。そしてそもそも時刻表もない。
だいたいの運転間隔が示されている場合があるが、日本のように几帳面な運転ではない。
「すべて自己責任」が基本の国なので、「至れり尽くせり」が当たり前の日本からいくと、つっけんどんに感じることもあるだろう。
でもこれがフランス標準なのだ。
慣れよう。
注意点4. ドアは自動ドアだがボタン開閉式が多いので、乗り降りするときは自分で開ける
ほとんどの路線はドアは駅についても自動では開かない。
ドアのところにレバー式やボタン式の開閉器があるので、自分でドアを開けて乗り降りする。
地元のパリ市民の人たちは、まだ電車が止まっていないのにボタンを押して飛び降りたりする人も多い。
注意点5. 車内には電光掲示板もないしアナウンスもないので降りる駅は自分で確認しよう
あと、ほとんどの路線ではアナウンスもないし、車掌さんも何も言わない。
あと、日本の地下鉄のように行き先や次の駅の電光掲示類もないので、自分が今どこにいるかは自力で確認するしかない。
乗り過ごさないように気をつけよう。
パリのエスカレーターは関西と同じく右側に人が立ち、左を急ぐ人のために空ける。
注意点6. スマホとカメラに注意
パリにいる間に、親切な地元の人に、なんどか「カメラをしまった方がいい」「スマホをしまいなさい」と注意された。
注意を受けるのは、比較的貧しい人が多いエリアを歩いているときや、テラス席のお店に座ってカメラを椅子の上にひょいと置いたときなどだ。
実際ジプシーにバッグを強奪されそうになって思ったが、やはりパリといえども日本ほどは安全ではない。
日本人は移動中に時間があるとついスマホを取り出しがちだ。
でも、海外では、やたらとスマホを見せびらかすように使うのは、控えた方がいい場合もある。
メトロには色んな人種の色んな人が乗っている。
十分気をつけよう。
12号線で2駅でコンコルド駅に到着。ここで1号線に乗り換える。
1号線は花形路線で、ラ・デファンスから凱旋門、コンコルド、ルーブルを結び、シャトー・ド・ヴァンセンヌまで行く。
この1号線はホームドアあり、車両も自動でドアが開閉し、駅にもアナウンスあり、車両内でもフランス語と英語のアナウンスありと、異例の豪華な対応。
僕は全部の路線を乗ったわけではもちろんないが、僕が乗ったなかではアナウンスがある路線はこの1号線だけだった。
2駅でパレ・ロワイヤル ルーブル美術館駅に到着。
ルーブル方面に出ます。
注意点7. 降りる駅では切符は回収されないのでそのまま持って出る
パリのメトロの切符は入口では改札を通すけど、出口では回収しない。
ポケットや財布の中に使用済みのチケットがどんどん溜まっていく(^_^;)。ゴミ箱に捨てればいいんだけど、何となくとっておいてしまうのだ。
地上に出てきた。すぐ前がもうルーブル。
出入口も日本の地下鉄のような派手な看板は出していない場所も多い。
基本的に景観を損ねるような掲示を嫌う人たちなのだ。
だからこそ街は美しいのだが、その分利用者は自分の力で駅を見つけないといけない。
まとめ
東京に較べると薄暗くて殺風景で不親切なパリのメトロ。
でも慣れれば便利だし、なんといっても安い。
タクシーや観光バスもいいけれど、地元の人たちと一緒になって移動するメトロを使うと、ちょっとだけパリに自分が同化したような気がする。
ぜひ活用してみてほしい。
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2012年8月〜9月にかけて、約2週間かけてヨーロッパを旅したときの記事です。行ったのはフランスのパリ、ポルトガルのリスボン、そしてスペインのアンダルシア地方のマルベーリャ、グラナダです。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。