心・心理・あり方書評

それでもなお、人を愛しなさい by ケント・M・キース 〜 心に染みる逆説の10カ条 [書評]

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ブックレビュー今年の116冊目は、ケント・M・キース氏著、「それでもなお、人を愛しなさい」を読了。

本書は勝間和代氏が自身のブログで薦めていて存在を知り、しかも神田昌典氏も薦めていると書いてあったので、これは読まねばと思い手に取ってみた。

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それでもなお、人を愛しなさい by ケント・M・キース 〜 心に染みる逆説の10カ条 [書評]

タイトルからも想像できるかもしれないが、本書はいわゆるノウハウ本や自己啓発本ではない。

表紙に書かれているが、本書は人生の意味を見つけるための指針を「逆説の10カ条」にまとめた、人生指南の書である。

この10カ条がとてつもなく良いのだ。

澄み切った湖の水面を眺めるような、静かだが力強く、そして美しい言葉達である。

本書ではこの10カ条が生まれた時の作者の心境や体験がまとめられているのだが、普段実生活では考えることがなくなってしまっている、人としての生きる道や正義について、静かに考えさせてくれる、素晴らしい本だった。

「人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい」

これが第1条。そして最後の第10条が以下である。

「世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい」

本書を必要とするのは、自分自身で生きる道を定め、他人がどう考えようと自分が正しいと思うことをする、と決めた人々だろう。

群衆は時としてそのように独立して生きようとする人を攻撃したり嘲笑したりするものだ。

そしてそういった攻撃に、独立して生きる人は独り耐えなければならない。

そんな時、本書が説く10の言葉は何よりも温かく、そして力強く、心に響くだろう。

「それでもなお、人を愛しなさい」のチェックはこちらからどうぞ!!

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