明日1月6日に、AppleはMac用アプリケーション・ソフトウェアを配信・販売するMac App Storeをオープンする。
App Storeは従来iPhone, iPod Touch, iPad用アプリを配布・販売するサイトだったが、明日からはMac用アプリの配布・販売も開始されることになる。
Mac版App Storeは、ストア用の独立したアプリが配布され、そのアプリを経由してアクセスする形式になるようだ。
従来WindowsもMacもアプリケーションといえばCDやDVDなどのメディア販売が主流だったが(昔はFloppyだった)、近年のブロードバンドの普及によりダウンロード販売の比率が増えていた。
そしてAppleはiPhone/iPod Touch向けのApp Storeを2008年にスタートさせ、App Storeを経由しないとアプリが購入できないという、完全な囲い込み型システムを構築し、昨年からはその対象に新たにiPadが加わっていた。
そしていよいよ明日、Mac App Storeがオープンする。
当初は全てのアプリメーカーが参加するわけではないが、ゆくゆくはAppleはMac App Store経由でないとアプリ購入ができないという、iPhone/iPad/iPod Touch版App Storeと同じ方式に移行するのではないだろうか。
MacBook Airなど、一部光学ドライブを持たないMacが登場してきているが、いずれはMacBook Proなどハイエンド向けMacからも光学ドライブは取り外されるのではないかと思われる。iTunesアプリのアイコンからCDが消えたのがその予兆だと個人的には考えている。アプリも音楽も映画も全部iTSとApp Storeからダウンロードしなさい、ということだ。
Mac App Storeでのアプリ独占販売。マイクロソフトやアドビなどの大手アプリメーカーが果たしてそのような形での販売を受け入れるのかどうか、とても興味深い。違法コピー対策などには相当の効果があるようにも思うが、大企業向け販売など、現状はライセンス販売形式を採用している部分にはどのように対処するのかなど、詰めなければならない部分も多いように感じる。
いずれにしてもそのような心配はまだ先の話。まずはMac App Storeのスタートを祝おうではないか。
今まで自力ではなかなか探せなかったマイナーだけど良いアプリが、大量に発掘されるのではないかと、とてもワクワクして待っている。
明日、Mac App Storeで!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。