「あり方」と「やり方」は、自動車に例えるなら右と左の両方のタイヤ。
どちらか片方だけだとまっすぐ前に進まない。
両方揃えて整えてこそ、まっすぐ高速に前に進んでいくことができる。
「あり方」と「やり方」は自動車の両輪である [心]
あるとき、地方都市でブログ入門セミナーを開催しているとき。
講座の最後に参加者の人同士でディスカッションをしてもらっていた。
僕は参加者の皆さんの中を歩きまわり、皆さんの話を聴いて歩いていた。
そのとき、一人の中年の参加者の人が言った言葉に、僕は衝撃を受けた。
「私にはブログなんて無理だってことが、今日来てはっきり分かりました」と、その人は言ったのだ。
え??
なぜ?まだブログを始めてもいないのに。
お金と時間を使って入門セミナーを受講して、周りの人たちは「やるぞ!」と気合いが入っているのに、その人だけは、始める前から「私には無理」と決めてしまったのだ。
なぜそういうことが起こるのか。
そう、それは、「あり方」の問題。
ブログ入門講座では、ブログに関する「やり方」を取り扱う。
ブログでできること、ブログを書くと起こる大きな変化など、ブログが持つ可能性などをお話しする。
ところが、同じ話を聴いても、「よし!俺もやってやろう!」と思う人と、「自分になんてどうせ無理」と感じる人が出てくる。
どんなに良いやり方を知っても、あり方が整っていなければ、何も始まらない。
だから、あり方が大切。
いっぽう、「あり方」だけ整っても、「やり方」を学ばず、ただじっと座っていれば、人生に変化は何も起こらない。
もちろん、「何も起こらなくてもいい、自分の人生はこのままで幸せ」という境地も、それはそれでOKだ。
ただ、より自由で豊かな人生を生きるためには、自らを高め磨いていくことが大切になる。
そのときには、もちろん、「やり方」を学ぶことがとても重要になる。
まずは心の「あり方」を整え、その整った心で、「やり方」を磨き、自らをスパイラルアップさせていく。
それがとても大切だと思う。
だから、あり方とやり方は自動車の両輪。
どちらか片方がパンクしていたら、車はまっすぐ走れない。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。