先週末に参加させてもらった「シゴタノ!セミナー」。
セミナーで大橋さんがご自身のWindowsマシンを駆使して色々説明してくれている際に、eClipというアプリが紹介された。
いわゆる「クリップボード拡張」アプリである。
普通はコピー & ペーストは最新の1つしか保存されないものなのだが、拡張アプリを使うと過去に遡って複数のカット & コピー結果を保持することができるようになる。
僕はClipMenuというMac版のアプリをずっと使っていたのだが、大橋さんが見せてくれたeClipは、MacのClipMenuよりもずっと高機能で素晴らしかった。
何が素晴らしかったかといえば、以下の3点。
- 保持できるクリップ数が無限に増やせる(ClipMenuはデフォルトで20、設定で増やせるが1度に表示されるのは20だけ)
- 保持しているクリップを検索することができる(ClipMenuにはこの機能はない)
- ショートカットでズバッと分かりやすいUI(ClipMenuのショートカットUIはちょっと分かりにくい)
eClipが凄く羨ましくなってしまい、翌日になって色々調べてみたところ、さすらいのMacアプリ日本語化侍がふらりと通りかかった。
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意気込んでGoogleで検索したが、全然日本語情報がない。英語のサイトを読んでみると、かなり良い感じだったので、試用版をインストール。
するとビックリ、何とUIが完全に日本語化されているではないか。Webに全然日本語の情報がなくてダウンロードサイトも英語のみだったので、まさか日本語版があるとは夢にも思わなかった。
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思わず率直な意見をツイートしてしまった。
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すると日本語化侍こと、E-WAさんから返信が(^_^;)。そうですか。
で、とにかく試してみたのだが、このアプリすっごく良いのだ。eClipで実現できていることがとりあえず全部できているっぽい。ポイントは以下。
- クリップ数をどんどん増やせる(項目数を設定できる。今のところ100,000項目にしてみた)
- クリップ内容を検索できる
- 直感的にズバッと入ってくるUI
こちらが設定画面。設定は「システム環境設定」から行う。項目数は100,000にしてみた。
こちらが呼び出すと登場するペーストボード画面。常時表示にも常時手前表示にもできる。僕は画面がたくさん立ち上がっているのが好きじゃないので普段は隠している。
こちら、「積ん読」でペーストボードを検索した結果。タブで飛ばして検索窓に移動してテキスト入力。結果は左側の数字をキーボードからタイプすればテキストが入力される。この場合は「0」。
さらに、eClipには恐らくないと思われる、最強の機能がPasteboard PROにはあった(eClipは実際いじったことがないので)。
- 複数Mac間でのクリップボードの共有
共有タブから「+」ボタンをクリックすると同じWiFi下にあって、Pasteboard PROがインストールされているMacが表示される。
これで設定完了。あとはどちらのMacからコピーした情報も、別のMacに共有される。
僕は自宅がiMac、外出時はMacBookという構成なのだが、二台のMacのクリップボードが同期されていると凄く楽。助かる〜。
それ以外にも、僕はまだ使っていないが、複数のクリップボードを持つことができ切り替えることができるほか、ショートカットも柔軟に設定できるなど、非常に高機能。
フィルタ機能には日本語独自のものが多数用意されている。こちらもまだ使いこなせていないが嬉しい配慮。
しかしどうしてこんなに便利で日本語化もされてるアプリが日本ではまったく無名のままになっているんだろう?
クリップボード拡張アプリとしては最高級のお薦め!是非試してみて欲しい。試用版は全機能使えるが、複数Macでの同期はできないようだ。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。