4. iPhoneレコーディング・ダイエット
運動とともに食事をコントロールしたのだが、そこでもiPhoneが大活躍した。
カロリー管理アプリに食べたものを登録するだけで、食べたもの、飲んだもののカロリーを算出してくれるのだ。
最強アプリはその名もずぱり、「カロリー管理」だ。
このアプリは食べたものを入力すると、自動でカロリー計算をしてくれる。
素晴らしいのは、体重、身長、年齢、性別などの基本情報と、痩せたいkg数を入力すると、自動で一日の許容摂取カロリーを算出してくれる点だ。
無理な目標は設定できないようになっている点も優秀。
激しすぎるダイエットはリバウンドする可能性が高くなるので、避けるべきなのだが、アプリでそこもしっかりガードしてくれる。
ランニングをすると、おなかがすくので、慣れないうちは管理しないと食べ過ぎてしまい、せっかくのランニングの成果を打ち消してしまう。
カロリー管理をしっかりすると、運動で消費したカロリー分をしっかりセーブできて、体重が落ちやすくなる。
きっちりセーブできた翌朝体重計に乗って、実際体重が減っていると、ガッツポーズしたくなる。
昔はカロリー管理はとても面倒で、一般の人が日々付け続けるのは現実的ではなかった。
これも技術の進歩の賜物だ。便利になった。
▲ 19歳のときの僕の写真。アマチュアバンドでヴォーカルをやっていた。
5. 弁当男子、そして弁当箱を小型に
運動と食事制限の、食事のカロリーをどこで落とすかについては、ランチで落とすことにした。
当時の僕はまだサラリーマンだった。ダイエット開始前は全部外食で、オフィスの近所の定食屋やファストフード店に行っていた。
これをお弁当に変えた。自分や奥さんが前夜作った晩ごはんを詰めて持っていくだけのシンプルなものだ。
この時一つ工夫をしたのが、お弁当箱を、女性が使うような小型のものにしたこと。
当時の勤務先の社長(女性)が「これじゃ足りないでしょ?」と心配するくらい小さいものにしたのだ。
上の写真が2009年に撮影した実際にオフィスで食べたお弁当。スプーンの大きさと比べると、お弁当箱がかなり小さいことが分かると思う。
それまでは定食屋で「ロースカツ定食」「ホイコーロー定食」「カツ丼」なんかをガッツリ全部平らげていた(しかもどんぶり飯)のを、半分くらいの量に落としたのだ。
最初の二週間くらいはかなり口寂しくて厳しかったが、後で書く工夫によって最初の二週間を乗り切ると、不思議と辛くなくなり、ランチにどか食いをしたいという欲求がなくなっていった。
いま思えば、内勤なのに、ランチに中華やカツなどのこってりしたものを毎日食べていれば、痩せるはずがないと思うのだが、当時はその食生活が当たり前だったので、分からなかった。
太っている人間は太る食生活で安定しているからこそ太っているのだ。
▲ 2005年ごろ。スキー場で。顔がぱんぱんだ。
6. 気を紛らすためにブログ更新
ランチを小さなお弁当にして、外食の時の半分の量になってしまったので、最初は寂しくて悲しくて、思わずコンビニにパンなどを買いに行きそうになった。
ここで買い食いしてしまったらお弁当を小さくした意味がないので、何とかしようと考えた結果、昼休みの残り時間にブログを書くことにした。
ただ「書く」だけだとモチベーションが弱いと思い、昼休み中に「仕上げて公開」までをタスクにした。
昼休みは1時間、お弁当を食べて弁当箱を洗ってもまだ45分あった。この時間をブログ執筆に充てたのだが、これが良かった。
ブログを書いていると集中するので、物足りなさを忘れたし、書いている間に満腹中枢が刺激されて書き終わる頃にはもう物寂しさはなくなった。
しかも、ブログを限られた時間の中で公開までする「瞬発力」を付ける訓練にもなり、一石三鳥のお得感だった。
更新回数が増えてアクセスも増えたから、一石四鳥か。素晴らしい。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。