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「1日1万歩」習慣を止めることにした理由

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8月26日にスタートさせた日々達成したい習慣、「1日1万歩」歩く。

スタートした日からコツコツと歩き(または走り)続け、昨日まで66日途切れずに続けてきた。

今日もこのまま行くと達成となるので、9月と10月は丸2ヶ月、毎日1万歩以上歩いたことになる。

でも、今日でこの習慣は終わりにすることにした。

この習慣化を開始したときにTwitterやFacebookで「やります」宣言をしたので、止める理由も書くべきと思った。

あと、「1日1万歩って健康にいいはずでしょ?」「なぜ止めるの?」と不思議に思う方もいると思うので、経緯と止める理由、今後のことを書いてみることにした。

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2020年5月の追記

この記事はもともと2013年10月31日に書いたものだが、2020年5月になってもたくさんの方が検索経由で読みにきてくれている。

7年前の情報のままだと申し訳ないので、2020年現在の僕の運動や健康管理に対する考え方を追記して記載しておきたい。

2020年現在、僕は歩数を健康管理の指標としては使っていない。

いま使っているApple Watch Series 5に歩数計を表示させるアプリを入れ、表示はさせているが、参考にしているだけだ。

そのアプリの記事はこちら。

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僕はいま毎月200kmのランニングをし、自宅でかなりハードな筋トレをしている。

健康管理としてはそれで十分で、雨の日などに多少歩数が少なくても気にすることはなくなった。

そもそも、「歩かないと太る」というダイエットに対する危機感から歩数を設定しようとしていたわけだが、筋トレとランニング、それに正しい食事によって体重が増えることを心配しなくなった。

こちらの記事に詳しく書いているのでぜひご覧ください。

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また、僕のボディメイク、ダイエットについては、こちらもご覧頂くと全体像が分かるかと思います。

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以上、2020年5月の追記でした。

以下、2013年の記事に戻ります。

1日1万歩で生活が変わった

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歩数の計測は僕が3つ持っている運動量測定ガジェットのうち、Fitbit Oneの数値を採用していた。

それまでは単に毎日の結果をログとして残していたのだが、1日1万歩という「目標」が出来たことで、僕の生活は大きく変わった。

たとえば雨が降っていてランニングを1kmしか走れず、しかも外出の予定がない日もある。

以前だったらこういう日は4,000歩とか5,000歩くらいで終わっていた。

そこに「1万歩」という目標ができてしまったので、目標を達成するために「傘を差してウォーキングに出る」という新たな行動が生まれた。

 

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ランニングに対する考え方も変わった。

家で執筆が忙しい日は、以前なら「忙しいから1kmでいいや」となっていたが、「忙しいから極力長く走ろう」に変わった。

なぜなら、歩くよりも走る方が短時間で1万歩を稼げるからだ。

合宿セミナーの日も、日中はセミナールームに缶詰めになってしまい運動できないので、早朝に起きて、できるだけ長く走る、という考え方になった。

自分が主宰するワークショップの日も、イベントと懇親会が終わったあとに、歩数が足りないので二つ手前のバス停で降りて、ぐるっと遠回りをして歩いて帰ったこともあった。

1日1万歩を2ヶ月続けるためには、思考パターンと生活がそれなりに変わった。

なかなか良いチャレンジだったと言える。

でも、メリットだけではなく、デメリットもあった。

「最低1万歩」の罠

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1日1万歩ということは、歩数は1日でリセットされてしまうことを意味する。

前の日に2万歩歩いていても、翌日はゼロからのスタートだ。

僕の場合、10kmを走るとそれだけで1万歩は達成されるので、その日は大幅に目標を上回る歩数になる。

しかしいっぽうで、1kmしか走れず引き篭もりたい日には、1万歩に達するために45分〜1時間のウォーキングを追加する必要が生じた。

この「追加のウォーキング」が、予想以上の負荷となっていった。

夜のウォーキングの機会が増え、このような写真を撮ることも増えた。楽しいことは楽しいのだが、脚には負担だった。

抜けない疲労はランニングに悪影響

日々1万歩に到達するように歩いたり走ったりを続けてきた結果、じわじわと脚に疲労が溜まってきた。

この目標を設定する前は、知らず知らずのうちに雨の日や引き篭もりの日に脚を休められていたのが、目標設定のせいで「休足日」がなくなってしまったのだ。

8月26日にスタートして、10月半ばくらいまではそれほどでもなかったのだが、10月は非常に多忙だったこともあり、疲れが抜けなくなってきた。

脚の疲れが抜けないと、ランニングに悪影響が出る。

筋肉が硬直化して弾力がない感じになり、走っていてスピードに乗れないし、脚が重く走っていて楽しくない。

いかにも脚の筋肉が疲弊している感じがして、「休みたい」と身体がメッセージを出すようになってきた。

「このまま1万歩を無理に続けていくと、きっと近い将来故障する」。

僕はそう思った。

シンプルに健康に良いだろうという想いで設定した目標で脚を痛めては、本末転倒になってしまう。

僕の場合、きちんと走れば放っておいても1万歩は超えるのだから、たまの「休足日」を奪ってしまうのは、大きなマイナスだったのだ。

「週に7万歩」から再スタート

というわけで、1日1万歩の目標は10月末で終了。

代わりに明日からは、「1週間で7万歩」を目標にしてみることにした。

意識的に休足日を作り、「走る日はたっぷり走り、休む日はしっかり休む」というメリハリを付けることにした。

7万歩が適切な数値かどうかは、1ヶ月試してみて判断したい。

なにごとも試してみないと分からないので、1万歩歩こうという目標を設定したこと自体は良いことだった。

おかげで「週に7万歩」という、新しい目標設定かたちにアップグレードできたのだから。

僕の一週間は土曜日スタートなので、11/2の週からこの目標設定でいってみようと思う。

習慣化が得意すぎて脚を痛めたなんて、笑うに笑えない。

というわけで、新たな目標に向かって頑張ろう!

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更新履歴

2013年10月31日 オリジナルコンテンツを公開しました。

2020年5月3日 2020年5月の追記を加え、情報をアップデートしました。

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