2020年10月16日〜18日の3日間、自宅でのプチ・ファスティングにチャレンジし、無事終了することができた。
なぜ「プチ」と付いているかというと、ファスティングのメインパートにあたる絶食日が一日というコンパクトなものだから。
通常のファスティングは絶食日が3日から長いと一週間におよび、専門の施設に入って行われるものが多い。
今回のプチ・ファスティングは準備期1日、絶食日1日、回復期1日の合計3日間の短いもの。
施設には入らず、知識と実践経験がある友人のネット越しのガイドを受けて準備をし、自宅で一人で行った。
このファスティングにチャレンジした目的や概要についてはこちらに記事を書いた。
また、1日目から3日目までのそれぞれの進捗報告の記事はこちら。
この記事では、今回のファスティング初チャレンジ全体の感想、成果、課題、そして次回に向けての改善点などをまとめておこうと思う。
初のファスティングにチャレンジしての感想
チャレンジして本当に良かった
まず最初に言いたいのは、チャレンジして本当に良かった、ということ。
あとの成果と課題のところに書くが、上手くいった部分と上手くいかなかった部分があった。
でも、やったことに非常に大きな意味があったと思うし、長年感じていた課題に手を付けることもできた。
いろんな意味で本当にやってみて良かったと思う。
絶食は大変ではなかった
そして、絶食は全然大変ではなかった。
あらかじめ購入しておいたモデーアのミネラルドリンクを適宜飲むことで、飢餓感は感じなかった。
空腹感が出たらドリンクを飲む、水を飲む、炭酸水を飲む。
それを繰り返していたら一日が過ぎていた。
ファスティングで得られた成果
思考が冴え着想がどんどん湧いてくる
ファスティング経験者の多くが「ファスティングをすると思考が冴える。アイデアがどんどん湧く」と話してくれた。
今回僕のガイドをしてくれた友人もそのことに言及していて、とても興味があった。
そして実際3日間のすべてのプログラムを終えた翌日10月19日は、朝からものすごく思考が冴え、着想が湧きまくりお祭り状態になった。
そしてその状態は今日も続いていて、今まで思い付かなかった新しいアイデアがどんどん湧いてくる。
あと積極性も強く出てくるようになり、今まで躊躇していたことに手を付けたりできている。
自己肯定感もかなり高くなった感じがしていて素晴らしい。
いつまでこの状態が続くのか分からないが、一番興味があった部分に大きな効果を感じられて嬉しい。
アルコールとカフェインとの距離を作れた
僕はアルコールはこの3年半の間毎日飲んできた。
カフェイン(コーヒー)に至っては、何年か分からないくらい、多分10年以上毎日飲み続けてきた。
カフェインもアルコールも、どちらも中毒性、依存性が強い物質である。
ずっと毎日飲む状態から、ちょっとずつ距離を置きたいと思いつつできていなかった。
それが今回のファスティングのタイミングで、カフェインもアルコールも3日間離れることができた。
あと、アルコールやカフェインは断つときに離脱症状が出て苦しむことがあると聞いていて、不安だった。
頭痛やイヤな発汗、不眠、手の震え、不安に襲われたりイヤな夢を観たりという離脱症状が出ることがあると聞いていた。
だが、僕の場合ファスティングの3日間に離脱症状らしきものはまったく出ず、極めてスムーズだった。
睡眠もまったく問題なく3日とも8時間以上眠れて極めて快調だった。
カフェインとアルコールとの距離を作れたことも大きな成果だと思っている。
今後はファスティング以外の日にも、少しずつアルコールとカフェインを摂らない日を作っていこうと思っている。
未知のことへのチャレンジができた
ファスティング開始前の記事にも書いたが、51歳になったいまだからこそ、新しい、未知のことにチャレンジしたいと思っていた。
ファスティングはずっと前から興味があったが、僕は朝食を完全に抜くとすごく調子が悪くなってしまうので躊躇していた。
今回はミネラルドリンクで栄養素を補いながらのファスティングなので大丈夫かなとは思っていたが、やはり不安ではあった。
でも結果丸一日絶食してもまったく体調に影響はないことが分かり自信にもなった。
また、新しいことにチャレンジする習慣を取り戻すキッカケにもなったように思う。
そういう意味でも自己効力感、自己肯定感がアップしたような気がして満足している。
お肌の調子がすごく良い
51歳のオッサンに果たして意味があるのか分からないが(笑)、お肌、特に顔のお肌がすごくスベスベになって気持ちがいい。
僕はもともと肌の木目は細かいそうなのだが、自分でもちょっと驚くくらい肌の質感が改善している。
これもいつまで続くのか分からないが、とりあえず2日目までは続いている。
今回のファスティングでの課題
上手くいった部分もたくさんあったが、課題もたくさん明確になった。
直前のチートデーはNG
まずなんといっても今回はファスティング初日の前々日と前日の2日をチートデーにしてしまったのが失敗だった。
「チートデー」とは、ボディメイクやダイエットで普段節制している人が、「この日だけは好きなだけ何をどれだけ食べても良いよ」と自分に許可する日。
前々日の昼にカツカレー、夜に寿司さいしょのお寿司フルコースを食べた。
そして前日の朝にホテルの朝食を、昼にステーキランチを、そして夜にミニカツ丼、かき揚げ、ミニチキン南蛮を食べまくった。
おかげでファスティング初日の金曜日の朝の体重が81.8kgと、前々日の78.0kgから3.8kgも増量した状態でのスタートなってしまった。
さらに準備期の初日に排泄のサイクルがどか食いのせいで上手くいかず、絶食日の朝は82.9kgと、1.1kgも増えてしまった。
絶食日で2.7kg落ち、最終日で0.4kg落ちてトータルでは3.1kg落ちたわけだが、それでも79.8kgと火曜日の78.0kgよりも重い状態でのフィニッシュとなってしまった。
ファスティングの直前にチートデーを入れてしまったのは明らかに失敗だった。
しかも1日とか1食ならまだしも、2日間に渡ってどか食いを続けてしまったのは明確に失敗。
だけど、なぜ直前にチートデーを入れてしまったかというと、未知のファスティングに対する不安、プレッシャーから逃れたいという潜在意識からの警告のせいだったと思っている。
今回一度ファスティングを成功させ、「ファスティングは怖くない」と納得できたことで、次回はそういった不安やプレッシャーには見舞われないのではないかと思っている。
数字的成果は出なかった
上に書いたとおり、直前にどか食いして一気に増量した状態でスタートしてしまったため、数字的な成果はでなかった。
体重もファスティング前より重い状態でのフィニッシュとなってしまった点は残念。
でもこれも初のチャレンジだったので仕方がないと思っている。
今後改善すればOK。
時間がたくさん余ることへの対応
ファスティング中は栄養が足りない状態が続くので、あまりテンションが上がらない。
体調は悪くはないのだが、全体的にモードはダウナーで、あまり元気がない感じになる。
なので、高度な集中力が必要とされる作業はあまり長く続けられない。
僕は絶食日も回復日も普通に執筆の仕事をしていたが、普段よりも疲れる気がした。
執筆に疲れたら読書をしていたが、執筆、読書とずっと目を使うことで、目が疲れてきた。
お酒を飲んでリラックスしてのんびりというわけにもいかないし、外に出かけてランニングというのも不安でしなかった。
友達と飲みに行くわけにもいかない。
そもそも3回の食事の準備、食事、後片づけもなく、食材の買い出しもない。
なので時間が圧倒的に増えて余ってしまうのだが、その時間を有効かつ積極的に使うだけのパワーは出にくい。
結局二日とも夕方からは長い映画を観て過ごしたのだが、目がだいぶ疲れてしまった。
次回はこの「時間は余るけどエネルギーはあまり出ない」状態への対処法をあらかじめ考えておきたい。
次回に向けての改善点
来月ふたたびファスティングにチャレンジする予定にしている。
次回は以下を改善したいと思っている。
・直前にチートデーを作らない。
・3日間の前2日は外食を避け準備態勢を整えてからスタートすることで次回は数字的成果もあげる
・身体が冷えやすくなるのでハーブティーや生姜湯を用意しておく
・ミネラルドリンクの量を減らしてみたい
・時間が余るがエネルギーは出ない状態への対応を考えておく ← まだ思い付いていない
・次回は短めのランニングと筋トレにもチャレンジする
こんなところだろうか。
絶食日の朝に身体がかなり冷えて辛く感じる時間帯が短かったがあった。
あらかじめ身体が温まるノンカフェインのハーブティーや生姜湯のようなものを用意して冷えに対策を講じておきたい。
あと、ミネラルドリンク4本を今回飲み切ったが、ちょっと量が多かった気がしている。
次回は1本を予備にして3本で過ごせないか試してみたい。
念のため4本購入しておけば、足りなかった時には飲めるのでリスクヘッジにもなるだろう。
あと、今回は初回でどうなるか分からなかったので、ランニングと筋トレは絶食日と回復日はお休みした。
今回の感じだと、ランニングも短めならできそうだし、良い気分転換になるのでやってみようと思う。
筋トレも同様。運動ができると、「時間が余る」の対策にもなるので、次回はチャレンジしてみようと思う。
まとめ
というわけで、初のプチ・ファスティングチャレンジ、上手くいったこともいかなかったこともあったけど楽しかったし充実した3日間だった。
ガイドしてくれた友人には心より感謝したい。ありがとね。
次回はより準備を万全にして、楽しみつつ数字的な成果も上げてみたい。
最低体重くらいからスタートすれば、より大きな成果が出るのは間違いないので。
来月も頑張ります!!
SNSやメッセージで応援してくれた皆さま、ありがとうございました!!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。