「今日は起きたときから、ちょっと元気がないんだよね」。
妻の彩ちゃんと朝食のときにそんな会話をして、「ああ、『元気がない』ってストレートにそのまま言えるって楽でいいなぁ」と思った。
「元気がない」と素直に言う勇気 [心]
以前の僕は、「元気がない」なんてことを口に出したらダメだと思って、我慢していた。
「元気がない」ということは、「男として、人間としてダメ」な状態で、隠さなければいけないと、無意識に思っていた。
でも、人間なので隠し切ることができなくて、そうなると、イライラしたり不機嫌になったり、ときとしてキレたりすることで、自分の感情を外に出していた。
それが、「元気がないんだよね」と自分に認めるだけで、イライラもなくなり、怒りも消え、ただ単に、シンプルに、「ああ、今日はちょっと元気がないなぁ」と思っていれば良いだけになる。
しみじみと、「そんな日もあるなぁ」と思っていれば良いだけ。
これ、すっごく楽。
「元気がなくてもいい」「元気がないとそのまま言ってもいい」。
無理やり元気なフリをしようとすると、そうできない自分に腹を立てたり、隠している癖に「分かってくれない」と周囲を責めたりして、機嫌まで悪くなって、余計元気がなくなっていく。
元気がないときは、ただそのまま元気がなく存在していればいいのだ。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。