2016年11月3日に開催された、第11回那須塩原ハーフマラソンに出場し、2時間5分25秒で完走することができました!!
マラソン大会に出場するのは2014年11月30日の第3回富士山マラソン(フル)以来2年ぶりでした。
2015年1月の足底筋膜炎、そして4月の左足の中足骨の疲労骨折と故障が続き、昨シーズンはまったくレースに出ることができませんでした。
そしてレースから遠ざかると、走る意欲が徐々に後退し、このところは月間出走距離が100kmに届かないことが多くなってきていました。
今回もレース前にまったく走り込むことができず、「こんな状態で出場しても意味がないのでは?」という自問自答が湧きました。
でも、「今回はどんなコンディションでも出場して走ることが何よりも大切」と自分を奮い立たせ、なんとかスタート地点に立ちました。
結果を報告します。
第11回 那須塩原ハーフマラソン完走!2年ぶりのレース復帰!!現役復帰することの大切さを痛感!! [ランニング]
1. レース会場までのアクセス(自分的備忘録も含め)
▲ この日は鎌倉スタジオから出撃することになった。
当初は始発の横須賀線で出発する予定で、新幹線も1時間早い列車を予約していたが、途中で遅い列車に変更した。
これで正解。十分間に合った。
6時26分鎌倉発の横須賀線で東京へ。
▲ 東京着は7時22分。
東京での乗り換え時間も十分あるので全然問題ない。
▲ 7時44分発のやまびこ205号で那須塩原へ。
▲ 那須塩原駅到着は8:58。
大会のパンフレットには、シャトルバスの運行は「9時まで」と書いてあり、ギリギリ感があるかもしれないが、駅前にシャトルバスが待っていてくれるのでまったく問題ない。
トイレは車内で済ませておくと、駅で慌てず安心だろう。
▲ シャトルバス。行列もなくスムーズ。
10分ちょっとでスタート地点の「くろいそ運動場」に到着。
更衣室も広く荷物の預かり場もスムーズなので、8:58着の新幹線でまったく問題ない。
むしろ1本早いと1時間半以上待つことになるので、早くしない方がよい。
▲ スタートゲートで記念撮影。
一緒にエントリーしていたお友達が撮ってくれた。
▲ スタート前にご一緒したメンバーで記念撮影。
僕以外のお二人はこの日が初ハーフとのこと。
2. レースを振り替える(写真とともに)
▲ いよいよレーススタート。
スタートからしばらくはそのときの周囲のペースに合わせて走ったが、ラップが5分30秒と、今の僕には速すぎるペース。
Gamin 610の心拍数をチェックしたら188bpmとかになっていて、これはダメだと思いペースダウン。
ご一緒したお二人よりも遅れる展開に。
ろくに練習していないしオーバーウェイトなので当然といえば当然の展開。
▲ ラップタイムを見ながら走るとオーバーペースになってしまいそうだったので、Garminの表示を心拍数に変更。
これが奏功して、周囲の人のペースが気にならなくなった。
心拍数を165bpmに固定するようにして走り、ペースは一切見るのをやめた。
▲ 那須塩原ハーフは、スタートから8.5kmまで、ひたすらだらだら登り続け、そのあと8.5kmから17kmまでがひたすら下るコース。
前半の上りではどんどん周囲のランナーに抜かれ続けたが、「これが今の実力」と割り切って、無理にペースアップしないように我慢。
おかげで前半で力尽きることなく、我慢しながら走ることができた。
▲ そしてついに8.5kmの左折ポイントに到達。
この道を左折すると、それまでの上りから一転して、長い長い下り坂が続くコースになる。
▲ 下りに入るとうまくスイッチが切り替わってペースアップ。
それまではどんどん周りのランナーに追い抜かれていたが、ここも165bpmに心拍数を固定して、意識して脚を前に振り出すように歩幅を大きくしたら、今度はどんどん周囲のランナーを僕が追い抜くことになった。
▲ 僕がペースアップに成功して、他のランナーの多くがペースアップできていなかった理由の一つとして、コースの高低差が頭に入っているかどうかもあったと思う。
下にRunKeeperの高低差記録を掲載しているが、このコースは高低差が197メートル、つまり約200メートルもある。
8.5kmの間に200メートル上り、次の9kmくらいの間に200メートル下るのだ。
でも、8.5kmで200メートルというのは、強烈な上りではなく、気づかないくらいの上りなので、意識的に走り方を変えないと、スイッチが切り替わらないのではないかと思う。
僕も、初回にこのコースを走ったときは高低差に気付いていなくて、帰宅後にRunKeeperの数値を見て高低差に驚いた。
高低差を意識して前半を抑え目に、後半飛ばすのがポイントだと思う。
▲ 林間コース、途中牛もいたりして、とてものどかで素敵なコース。
多分今年で4回目の出走だが、毎回とても気持ちが良い。
▲ 最後の3kmくらいは練習不足がたたって、かなりしんどかったが、練習していたってスピードが違うだけで、やはり最後はしんどいのだ。
最後の1kmはBGMを最近お気に入りの宇多田ヒカルのFantomeにして、「二時間だけのバカンス」を聞きながらゴール。
タイムは2時間5分25秒。
僕のハーフの自己ベストは1時間49分だから、16分も遅いタイムだが、今回は大満足。
3. レースを振り替える(データとともに)
▲ というわけで、今度はRunKeeperの数値を見ながらレースを振り返ってみようと思う。
▲ 上の画面の二つのグラフのうち、上が僕の走っているペースを、下が標高の高低を表している。
スタートを5分30秒くらいで突っ込み、そこからずるずるペースが落ちていったが、8km手前辺りからペースアップしてぐんぐん早くなり、11kmくらいではスタートより早くなっている。
そこからまたじりじりと落ちていったが、最後まで前半ほどは遅くならずにゴールしている。
▲ こちらが1kmから8kmまでのラップペース。
2kmまで5分30秒ペースで走ったが、どう考えてもこのペースは維持できないと思い、2km通過後にペースを見るのは止めて心拍数を見つつ走ることにした。
だらだら坂を上りつつ、どんどんペースが落ちていき、8kmでは6分42秒かかっており、この1kmがこのレースでワーストとなっている。
▲ ところが8.5kmの左折ポイントから一気に加速して、9kmでは6分10秒に、10kmではなんと5分12秒と、2km前よりも1分30秒も速いペースで走っている。
この間も僕はペースを見ないで、心拍数だけを見ながら走っていたので、まさか自分がこんなにペースアップしているとは思わなかった。
ただ、それまではどんどん周囲に追い抜かれていたのが、周囲をどんどん追い抜いているので、良い感じで走れているとは思っていた。
▲ その後も17kmまでは5分台をキープして走れており、これはとても自信になった。
最後平坦になってからは練習不足でペースダウンしたが、それでも粘って前半よりも速いペースでゴールイン。
最後の1kmに弱いながらもラストスパートできたのもすごく良かった。
4. レースの振り返り まとめ
今回のレースは、とにかく出場して完走することが大切、現役感覚を取り戻すことだけ考えようと思って出走した。
結果、本当にその通りで、完走して21km走ることができたという満足感でいっぱい。
そして、自己ベストより16分遅いという今回のタイムをスタート地点にして、もう一度自己ベスト更新に挑みたい、という前向きな欲求が生まれてきた。
「練習は嘘をつかない」とは良く言ったもので、普段は5分台で上れる前半の坂が6分40秒までかかってしまったのは、心肺がついていかなかったからで、これは練習するしかない。
いっぽうで下りではそれなりにスピードに乗って走れたのは、曲がりなりにも僕は走り続けており、距離は短めだが練習を止めていなかったことが大きいと思う。
そして最後平坦になってばててしまったのも、やはり練習不足によるスタミナ切れ。
ここを補えば、十分再び自己ベストを狙えると思えたこと。
これが何よりの収穫だった。
レースから離れてしまうと、「もう自分の実績は過去のもの」「もう走れないのでは」という気持ちが強くなってしまう。
すると練習の意味も分からなくなり、「なんとなく惰性で走っている」みたいなになってしまっていた。
今回那須塩原ハーフに出場したことで、自分はまだまだ走れると思えたし、練習すれば進化できるという想いも戻ってきた。
この二つを手に入れられたことが、本当に大きかった。
次のレースは1月29日の館山若潮マラソンで、2年3ヶ月ぶりのフルマラソン再チャレンジとなる。
残り約3ヶ月、今度はしっかり記録を狙えるように練習して当日を迎えたいと思う。
那須塩原ハーフマラソン 公式サイトはこちら
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。