箱から脱出しよう!
大事な家族や仲間に対してひどいことをしてしまう自分。
多くの職場で起こりがちな停滞、家庭で起こる暴力や対立。
僕たちはどうしたら箱に入らずに生きていけるのだろう。
どうしたら、箱から脱出して、二度と入らずにいられるようになるんだろう。
答えはシンプルだ。
箱の中にいる自分は常に自分を正当化している。自分が正しい。相手が悪い。
だからこそ、「自分は本当に正しいのか?」と自分に疑問を持って欲しい。
そして、相手を攻撃することをやめ、相手の言葉に耳を傾けて欲しい。
相手を変えようとしてはいけない。変わるのはまずは自分だ。
自分を取り繕ってはいけない。表面的に態度を変えても心か変わらなければダメだ。
最初はそれはとても苦痛を伴うことかもしれない。だってあなたは箱の中にいるのだから。
そんなあなたは、まずは「箱」が存在していることを認識して、自分が箱の中にいることを自分に認めさせよう。
そうすると、あなたは相手が「物」ではなく「人間」に見えはじめるだろう。
自分の主張が本当に正しいのかと冷静に考えるようになるだろう。
会社の部下との対話でもそう。家族の問題でもそう。
相手を、尊重すべき人格をもった「人間」であると捉えた時、僕らは箱から出ることができる。
そして、もう一つ重要なこと。
それは、今まで自分が攻撃してしまった人たちに対して、心から謝ることだ。
常に箱から外に出続けているためにも、箱が存在して自分を招き入れようと狙っていることを意識しよう。
そして、自分を正当化しそうになった時には、「箱」が自分を飲み込もうとしていることを思い出して、相手のことを考え、箱から脱出しよう。
まとめ
「箱」というのはとても抽象的な存在で、目にも見えないし、触ることもできない。
でも、僕はこの本を読んで、手に取るように自分が今まで嵌り込んできた箱のことが分かった。
あの時会社の部下に対してこんな言い方をしてしまった、とか。
奥さんに対してひどく自己正当化をして、つらくあたってしまった、とか。
あなたがもしちょっとでも、自分にも「箱」がありそうだと感じたなら、是非この本を読んでみて欲しい。
とても怖いことかもしれないけれど、自分に「箱」」があることを認識するのは素敵なことだ。
「何故自分はこんなにいらいらするんだろう」
「どうして僕と奥さんはこんなに仲が悪くなってしまったんだろう」
「どうして部下は愛想笑いを浮かべるばかりでチームに一体感がないんだろう」
そういった悩みは、実はあなた自身の「箱」に問題があるのかもしれない。
あなたが箱から出たとき、きっと相手も箱から出てくれる。
そう信じて。
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更新履歴
2012年1月30日 オリジナルコンテンツを公開しました。
2020年5月5日 2011年9月の書評と合体させ全体をフルリニューアルしてアップデートしました。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。