書評

やってよかった、やらなきゃよかった お金のこと 10選

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7. もっとたくさん本を読んでおけばよかった

今でこそ年に150冊〜200冊の本を乱読し、こうして書評も書くようになった僕だが、20代ではほとんど本を読まなかった。

午堂さんは20代を通して100冊読んでいないのでは、と書いているが、多分僕も似たようなものだ。

今思えば、本当にもったいなかったと思う。

40代になって読書をしていて、時々ハッとさせられることがある。

何て示唆に満ちた言葉だ、と感動するのだが、それと同時に思うことは、「この言葉を20代で知っていれば」ということ。

同じ読書でも、若い時は吸収するスピードが違う。

若いからこそ、外で遊びたいし恋愛もしたい。酒もたくさん飲めるし徹夜しても響かない。

だけれども、是非本を読む時間を確保して欲しい。

20代の人にとって、本は血となり肉となる。

将来への投資として、良書に触れて欲しい。

8. 給料の文句を言わなくて良かった

午堂さんは20代のサラリーマンの頃、給料明細も開けないくらい収入に無頓着だったという。

僕もまったく一緒で、24歳で就職した会社からのお給料を、安いと思ったことも高いと思ったこともほとんどなかった。

僕の考え方は、必死に働いて結果を出せば、後から給料やポジションは付いてくる、というもので、午堂さんが本書に書かれいてることと同じだ。

もちろんそう簡単に給料は上がらないわけだが、若い時から給料の不満を先に考えるようになると、自分の仕事を自分で線引きして、自分の給料に見合う仕事しかしなくなるのが問題だ。

自分の給料に見合う仕事を自分で勝手に判断して、それ以上と思われる仕事は流してしまうのだ。それは問題だろう。

もちろん中・長期的にみて若年層の給与が上がらない傾向にあるという社会問題はあるのだが、それを日々の仕事に持ち込んでしまうことはマイナスだろう。

仕事に打ち込む時は徹底的に。それがプラスの結果を生むだろう。

9. 夫婦共働きでよかった

僕はバツイチで再婚しているので、2回の結婚生活を経験している。

そこで共通しているのは、共働きの家庭であったということ。

もちろん子供がいなかったからその状態がずっと続いたという側面もある。

でも、仮に子供が出来たとしても、ある程度子供が大きくなったら、共働きに戻りたいと思っている。

共働きの最大のメリットは、家庭の中に依存関係が生まれないこと。

自分もパートナーも、独立した存在でいられることは、目に見えない大きなメリットを生む。

そして、家計が安定しやすいこと。

これは目に見える部分で家庭を良い状態に維持しやすい土壌を作る。

家庭というユニットに循環するお金を良い状態に保つためにも、共働きは有効だと考えている。

 

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