井ノ上陽一さん著、「フリーランスのための 一生仕事に困らない本」という本を読んだのでご紹介しよう。
井ノ上さんは「ひとり社長」として、税理士業、著者、ブロガー、セミナー講師、フォトグラファーなど多方面で活躍されるスラッシャーだ。
「毎月1冊Kindle出版を続ける」、「 毎月新しいネタでセミナーを開催する」など、ユニークな活動を展開されている。
井ノ上さんの考え方は僕と非常に近くて、ブログやYouTubeでの発信に共感することが多い。
本書は2014年に刊行され、当時一度読んだが書評を書いていなかかった。
最近働き方に関する本を続けて読んでいて、本書も再読したくなり手に取った。
前回読んだとき以上に素晴らしい本と感じた。
さっそく紹介しよう。
一生仕事に困らない。カギは「影響力の拡大」
フリーランスが仕事に困らないためにもっとも必要なものは「影響力」である。
フリーランスは一人で働くため、会社・組織に縛られず、何をやっても良い。
だからこそ、「何を目指して働くか」が大切になる。
フリーランスは仕事の量を増やすといっても限界がある。
むやみに規模を拡大することを目指すと、売り上げも上がるがコストも上がり、ひとりビジネスの限界が訪れる。
自分に合わない仕事や、合わない人とのビジネスは避け、良質の仕事だけを得続けるために必要なこと。
それが「影響力の拡大」である。
自分にどんな強みがあるのか、どんなことが得意なのか、どのようなビジネスを展開しているのかを、より多くの人に知ってもらうのだ。
今はネットを通じ、ほとんど費用をかけずに情報発信をすることができる。
井丿上さんも僕も、ブログを中核とした情報発信をメディア戦略としている。
さらに書籍の出版やYouTube、SNSなどの活用も積極的に行い、多くの人に自分と自分の強みを知ってもらうことが大切だ。
自己投資して複数の収入源を持ち、拡大していく
フリーランスが仕事をしていく上で、一つの収入源に依存している状態は危険だ。
特定の仕事や顧客からの売り上げが途絶えた瞬間に危機が訪れてしまう。
1つの仕事に依存せず、複数の収入源を持つことが大切。
さらに、フリーランスは「自分が商品」であることを強みにできる。
自己投資を行い新しいスキルを身に付けたら、新たなスキルをもとに事業を起こしたりセミナーを始めたりすることができる。
僕の場合は、読書をしたら書評を書くことでまず収益化できる。
その上で、読書から身に付けた新しい知識を実践に移し、自分のものにする。
たくさんの本から得た知識を総合して自分流の新しいスキルを構築し、それをブログや本に書いたりセミナーにしたりする。
一つのビジネスで100万円を稼ごうとするとかなりの労力が必要だ。
いっぽう収入源を多角化して5万円のビジネスを20持てれば、同じ100万円でも、一つ一つの売り上げは苦労せず得ることができるようになる。
また、一つのビジネスが不調だったり終了した場合も、全体に与える影響が軽微となりダメージが少なくなる。
さらに、複数の収入源を持つことで相乗効果を発揮することができる。
僕は自分で書籍の出版も経験しているが、出版に関するセミナーを開くこともある。
自らブログを書いて収益化しているが、ブログの講座も定期的に開催している。
ビジネスを一つの分野に限定する必要はなく、むしろ拡大していくことで、常に学び続ける必要が生じ、新しいビジネスを開拓していくことができるのだ。
稼いだお金で積極的に自己投資をし、自分を成長させることで新たな仕事を生むという、お金を回す力がフリーランスには必要だ。
まとめ
フリーランスは自らの進化がそのままビジネスの進化につながる。
だからこそ、常に積極的に自己投資をし、新たなスキルを得てビジネスを進化させることが大切だ。
そして自分の強みや考え方、メッセージや情報をネットメディアや書籍を通じて積極的に発信し、多くの人に知ってもらうことで影響力を拡大していく。
それがフリーランスのビジネスを発展させていくカギとなる。
井ノ上さんの考え方に僕も全面的に同意だ。
自由を謳歌しつつ、自らが進化することを「負担」ではなく「快感」と捉えられるようになると、進化のサイクル自体を習慣化できる。
それが無敵の仕事術なのだと僕は思っている。
素晴らしい一冊でした!!オススメです!!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。