ブックレビュー2010年の51冊目は大屋洋子氏著、「いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか」を読了。
40歳男子としては、こんな魅惑的なタイトルの本にはなかなかお目にかかれない(笑)ので、ワクワクしながら読み始めた。
が、内容は期待に反して非常にパッシブかつ消去法的なもので、しかしこれが現実なのだともの悲しい想いにとらわれた。
いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか by 大屋洋子 〜 40代男性の福音書?いや勘違い禁止!! [書評]
結論はこうだ。
20代男子は草食化してしまい元気がなく、同年代女子を受け入れられるだけの包容力や欲望もない。
30代は就職氷河期を乗り越え男女とも疲労困憊しコンサバ化しているためさっさと結婚し恋愛市場にあまりフリーの人がいない。
40代男性はバブル期を体験していて元気があり女の口説き方も知っているが、ストレスが多く癒されたいと考えている。
そして20代女子は草食化した男子には満足できず、また今後の生き方に迷う時期でストレスが多いため、癒しを求めて40代男性に魅かれていき、同じく癒しを求める40代男性も20代女性に惹かれる。
論理として多少無理があるような気もするが、概ね間違いではないようにも思う。
僕の周囲に20代女性と付き合っているという友達はまだ見たことがないし、そういう噂も聞いたことがない。
が、そういうことがあっても、まあおかしくはないかな、くらいには思う。
どちらかというと、本当に20代女性が40代男性に惹かれているという事象が多く発生しているのかどうかよりも、この本に書かれているような(上に僕が荒っぽく要約したような)ストーリーが実際問題現代の日本にあるということが物悲しい。
結局20代の男が使い物にならない(失礼)から、その代替の対象として40代の男がたまたまモテているという構造のようで、これはやはり20代男子にもっと頑張ってもらわないといけない、としか言いようがない。
本書にも書かれているが、40代男性は既婚の場合も多く、20代女性との関係は不倫という形でしか成り立たず、結局しばらく付き合ったものの別れてしまうというケースも多いようだからだ。
40代男性は諸氏は、くれぐれも本書を読んで勘違いして、巷の20代女子に色目を使って変態呼ばわりされないように注意されたし。もちろん自戒を込めて(笑)。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。