習慣書評

「朝1時間」ですべてが変わる モーニング ルーティン

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池田千恵さん著、「「朝1時間」ですべてが変わる モーニング ルーティン」という本を読んだのでご紹介しよう。

僕自身10年以上早寝早起きを追求し、朝の時間帯に行うルーティンを磨き続けている。

早寝早起きと週刊化はまさに僕が追求している分野ど真ん中だ。

追求しているからこそ、学び・進化させ続けたいという思いが強い。

そんな分野の素敵なご本を書店で見つけ、即座に手に取った。

池田千恵さんといえば早起きで人生を変える大ベストセラー「「朝4時起き」ですべてがうまく回りだす」の著者である。

これは絶対に素晴らしい本と思い手に取った。

期待通り、いや期待以上に素晴らしい一冊だった。

さっそく紹介しよう。

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早起きの最大のメリットとは?

早起きをする最大のメリットとは何だろうか。

それは、まだ世の中が動いていない時間帯に、徹底的に自分と向き合う時間を作れることだ。

友達のSNSへの投稿も少なく、仕事のメッセージや電話も飛び込んでこない。

家族も眠っていて、邪魔されることがない時間帯に、自分の未来のための時間を作るのだ。

本書の著者、池田千恵さんは以下のように書いている。

「 早起きの最大のメリットは、人生において一番重要な、自分が「こうなりたい!」と願う未来のための「種まき」の時間を作ることができる点です」。

我々は日々「区切り」がないと、現実に流されて生きてしまう。

仕事や家事、育児、地域での役割や趣味での集まりなど、予定に追われる生活となってしまいがち。

仕事においても、自分のことについても、「緊急で重要」なことと「重要ではないが緊急」なことに追われ日々が終わってしまう。

しかし、自分の夢を叶えたり目標を達成するには、「緊急ではないが重要」なことに手をつけ、日々進んでいくことが大切だ。

本書ではこの「緊急ではないが重要なこと」を「種まき」と呼び、種まきの時間を毎日早起きをして作ることを「モーニング ルーティン」と呼んでいる。

毎朝1時間、自分の夢を叶えるための時間を作り、それを実践に移すのだ。

前半の30分で「夢」を「タスク化」する

本書では早起きをして1時間の時間を確保し「モーニングルーティン」を行うことを提唱している。

そしてモーニングルーティンを前半と後半、それぞれ30分ずつに分割する。

前半30分は1日のタスクの段取りを行うことに使う。

タスクというと、仕事の「やらなければならないこと」と考えがちだが、それだけではない。

むしろ、やらなければならないことではなく「未来の夢を実現するためにやるべきこと」、つまり「種まき」分野の「タスク化」が目的だ。

池田千恵さんは以下の通り書いている。

「 緊急ではないけれど人生において重要な「種まき」部分をすぐ取り掛かれる状態にもっていく「タスク化」の技術を身につけることが大切です」。

将来実現したいこと、叶えたい夢などは、そのままの状態では粒度が荒い「大きくて漠然とした状態」だ

日々忙しく、やるべきことが多い中、漠然とした状態の夢を描いたままにしても、何から手を付けて良いか分からず、放置されることになる。

夢を放置せず、「その日できる行動レベル」にまで分解することが必要だ。

モーニングルーティンの前半30分では、この「種まき」分野を含めた「その日やること」をすべて洗い出す。

頭に浮かんだすべてのタスクを書き出したら、緊急度と重要度別に4色に色分けをする。

色分けすることで、「種まき」の分野にフォーカスができるようにする。

また、粒度が荒くすぐに実行できないと感じた「種まき」タスクを、すぐに取り描かれるレベルにまで分解する。

タスクの洗い出しができたら、優先順位と取り掛かる時間帯を決め、あとはひたすら実行に移す。

モーニングルーティンでタスクの洗い出しを行うと、段取りを決めることで集中力が増し、「フロー状態」に入れるようになる。

朝の段階で1日にやることがすべて決まっているため、迷いなく、そして「全タスクをクリアするぞ!!」と高い集中力で取り組むことができるようになるのだ。

後半30分は夢への種まきを進める

モーニングルーティンの後半30分は、夢への種まきを進める時間として使う。

例えば、「家の中を片づける」という目標を掲げ、それをタスクに組み込みたいが、なかなか上手く動かせない場合がある。

その場合は往々にしてタスクの「粒度が荒い」ことが原因である場合が多い。

後半30分の使い方の一つとして、「上手く動いていないタスクの粒度を細かくするために、タスクを分解する」ことに使う。

「家の中を片づける」というタスクは、例えば以下のように分解できるだろう。

    1. リビングを片づける
    2. キッチンを片づける
    3. 書斎を片づける
    4. お風呂を片づける
    5. 子供部屋を片づける
    6. クローゼットを片づける

上記は場所という軸で分解した例だが、「片づける」を作業別に分解することもできる。

    1. いらないものを片づける
    2. 散らかったものを元に戻す
    3. 掃除機をかける
    4. ふき掃除をする

このように場所と片付けの内容で分解すると、「家の中を片づける」は、6 x 4 = 24のタスクに分解することができる。

粒度を細かくすることで実行することが簡単になる。

また、場所や内容ごとに繰り返しタスクにすることで、毎日どこかしらをきれいにするというルーティンが出来上がる。

ルーティン化されることで、「常にきれいな家で暮らす」という目標に近づくことができるのだ。

タスクの分解だけでなく、悩みやストレスの「見える化」や「種まき」のための「朝読書」、緊急だけど重要ではないタスクのマニュアル化などに後半の30分を活用するのだ。

モーニングルーティンを始めると、夢や目標が次々と叶い始める。

夢や目標が叶えば、さらに次の夢や目標が浮かぶことになる。

新しい夢を描き、その夢を前半30分のタスク化工程に移行させるために、後半の30分を活用するのだ。

まとめ

大きな概念から細かい実行方法までが網羅された素晴らしい一冊だった。

池田千恵さんの提唱する「モーニングルーティン」は、僕が提唱・実行している「早朝一人合宿」と目的は同じである。

この本を読んだことにより、僕の早朝一人合宿に採用したいことがいくつも出てきた。

早速導入し、さらに夢の実現を加速させていきたい。

1日をなんとなく生きることなく、「やりたいこと・やるべきことをやり尽くす」ことを「習慣化」すること。

それこそが、自分の人生を100%生きることにつながると僕は思っている。

夢が叶わない人生から夢を叶え続ける人生にシフトしたい人には是非読んでもらいたい。

超オススメです!!

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「朝1時間」ですべてが変わる モーニング ルーティン

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