習慣書評

「習慣力」を手に入れる7つの大切な法則

習慣書評
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6. 有言実行!人と約束してしまおう!

著者の石田さんは本書で「行動契約書を作ろう」と推奨している。

「何となく」始めると、習慣化は「何となく」途切れてしまいがちだ。

絶対に手に入れたい習慣なら、「絶対に習慣化するぞ」という決意があった方が上手くいく確率はぐっと高まる。

ここで僕が推奨しているのは、ブログやSNSで自分が習慣化したい目標について宣言してしまうことだ。

有言実行状態になると、人は恥をかきたくないので、習慣化の実行レベルがぐっと高くなる。

そして、毎日目標を達成したら、それもSNSなどで「報告」すると良い。

「今日もランニングできました!」「今日も腹筋やったぞ!」という書き込みをすると、励みにもなるし、友達が褒めてくれると嬉しいものだ。

習慣化は孤独な作業でもあるので、周囲の人の励ましがあると、グッと身につきやすくなる。

7. 「始める習慣」と「止める習慣」をセットにする

良い習慣を身につけたいと願うときには、それとセットで悪い習慣を止めることも目標にするのがオススメだ。

「毎日ブログを書こう」という目標を掲げたなら、「テレビは1時間以内にする」というように、だらだら時間を浪費することを止める習慣をセットにする。

セットでの習慣化をオススメする理由は、僕たちの時間は限られていて、しかもすべて予約済みだからだ。

「毎日ブログを書く」という目標を決めたとしても、毎日終電まで飲み歩いていてはブログを書く時間は捻出できないだろう。

ブログを書くためには自分の時間を確保する必要がある。

連日の飲み会の原因となっている行動を分析し、たとえば「部門飲みは出ない」というような、具体的にできる行動をセットにすることが必要だ。

習慣化に挫折する人の多くが、「始める習慣」だけをどんどん増やしてしまい、「止める習慣」を設定していないために、時間のコントロールができなくなり破綻している。

1日は24時間と決まっている。

何かをプラスしたら何かをマイナスしないと破綻する。

当たり前のことだが見落としがちだ。

超実践!40歳を過ぎて始めたランニング習慣がサハラ砂漠マラソン完走へ!

最後にこの本の著者石田淳さんの習慣化の実戦例を挙げよう。

石田さんは40歳を過ぎてからフルマラソンを目指したという。

最初のきっかけは、雑誌の「読者とともにフルマラソンを目指そう」という企画だったそうだ。

スポーツ・ナビゲーターの白戸太朗さんがランニングメソッドを指導し、石田さんが「続け方」をレクチャーするという企画だった。

白戸さんからの最初の指示は、「2週間、週に2回30分歩く」という、ビギナーにも優しいレべルのものだった。

ここからスタートした石田さんは、「30分のうち5分だけ走る」「30分のうち10分だけ走る」と細かくゴールを設定しそれを毎回クリア。

「俺にも出来る!」とどんどん意識が高まり、30分走れるようになり、その後見事フルマラソンを完走するに至る。

しかもこれで終わらないのが石田さんの凄いところ。

フルマラソンに飽き足らなくなった石田さんは、100kmウルトラマラソンにも挑戦して完走。

そして一昨年には世界一苛酷と言われる、「サハラ砂漠マラソン」に出場して、見事完走したのだ。

サハラ砂漠マラソンは、日中は50度夜は氷点下となるサハラ砂漠を、15kgもの荷物を背負って、約一週間かけて250kmを走るという、想像を絶するレースだ。

「週に2回30分歩く」からスタートしたからこそ継続できた走る習慣が、サハラ砂漠を縦断するレースにまで石田さんを導いてしまったのだ。

まさに『習慣の力恐るべし』である。

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まとめ

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人間の本能は手強い。

イヤイヤやっていることはなかなか習慣化できない。

ダイエットが全然習慣化できない人は、本能が「痩せることより食べることの方が楽しい!」と強く訴えているのだ。

だからその本能のメッセージをうまく味方につけることが必要になる。

最初は「とにかく続ける」ことで、自己肯定感を上げる。「私にもできた!」を繰り返すのだ。

続けていくとちょっとずつ成果が出る。成果が出たらそれを思い切り味わうのだ。

ウェストが2cm細くなったなら、お気に入りのブランドで、ウェストサイズがぎりぎりの洋服を買って着てみるのもいい。

「ついにこのサイズのパンツが履けた!」という達成を味わうことで、本能が「あれ?食べるのもいいけど痩せてスタイルが良くなるのも悪くないな」と実感し始めたらしめたものなのだ。

習慣力は、1つの分野でうまく身につくと、他の分野に応用可能になる。

ランニングが習慣化できた人は資格試験の勉強も習慣化しやすいし、ブログの更新も続けられるだろう。

分野が変わっても、「継続」と「レベルアップ」の法則は同じだからだ。

本書には、ビジネスや人間関係、日常で使える習慣化のコツが具体例とともに満載だ。

習慣化がうまくできないという方は、是非読んでみて欲しい。

人間は習慣の塊である。

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