健康・アンチエイジング書評

不老長寿メソッド 〜 死ぬまで若いは武器になる

健康・アンチエイジング書評
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鈴木祐さん著「不老長寿メソッド 〜 死ぬまで若いは武器になる」という本を読み終えたのでご紹介しよう。

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著者の鈴木祐さんは有名なブロガーさんとのこと。

僕も何度か記事を読ませてもらったことがあったが、ご著書を読むのは始めて。

不老長寿、スーパーエイジングは僕がここ数年本気で取り組んでいる分野だ。

今回SNSでお友達がオススメしているのを見かけて速攻で購入し、一気に読んだ。

膨大な海外の研究論文に裏打ちされた、網羅的な本で、すごい説得力があった。

さっそく紹介しよう。

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正しく苦しむ

本書は理論編「正しく知る」と実践編「正しく苦しむ」「正しく癒える」、そしてロードマップ編「正しく行なう」で構成される。

「不老長寿」、つまりアンチエイジング、スーパーエイジングを正しく知り、正しく行なうことがこの本の目的だ。

そのため、扱われている範囲が非常に広く、しかもやるべきことの数がすごく多い。

しかも、膨大な数の海外の研究論文から著者が選んだベストと思われる内容が紹介されていて、すごい情報量だ。

それらの膨大な情報を咀嚼できるよう、かみ砕きつつステップを踏み、我々読者が実行に移しやすく構成されているように思う。

理論編では、まずは「若返る」ために必要なことは何か、というところから解説がスタートする。

アンチエイジング、スーパーエイジングのために必要なことは、「正しく苦しみ」「正しく癒える」こと、そしててそれを繰り返すこと。

本書ではニーチェの「私を滅ぼすに至らないすべてのことが、私を強くする」という言葉を引用している。

自分の肉体と精神に適度な負荷をかけること、つまり苦痛を与えることが、アンチエイジングに必須のことなのだ。

筋トレやランニングに代表される運動も「キツイ」「辛い」「苦しい」と感じるような負荷を掛けるからこそ筋肉や心配が成長し、身体が若く保たれる。

最近注目されているサウナだってかなり強い負荷だ。

本書で食の項目で説明されている「ポリフェノール」の摂取も「苦痛」なのだという。

摂取したポリフェノールが体内で少量の毒として働き、体内に軽度の炎症を起こすのだという。

炎症に対して人体の抑制システムが起動して、肉体のダメージを修復し、ダメージ修復のプロセスで、超回復が起きて肉体が若返る。

これがポリフェノールの作用だという。

また、精神的な苦痛も肉体の苦痛と同様に作用する。

著者の言葉を引用しよう。

「これは心理学で『人的外傷後成長』と呼ばれる現象で、チームは「ネガティブ体験には認知のコントロールスキルを発達させる働きがあり、苦境をくぐりぬけたひとの多くは回復力を手に入れる」とコメントしています」。

このように、身体を若い状態に保つためには、心身に対して適度な苦痛が与えられることが大切なのだ。

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不老長寿メソッド 〜 死ぬまで若いは武器になる

正しく癒える

著者の鈴木祐さんは、アスリートの格言として以下の言葉を引用している。

「ハードに訓練せよ、しかし、それ以上にハードに休憩せよ」

正しく適度な苦痛を心身に与えたなら、それが十分に癒えるだけしっかり回復させることが重要だ。

苦痛ばかりを与え続けたら、人間の身体も心も壊れてしまい、不老長寿どころではなくなってしまう。

ハードな筋トレは筋肉の繊維を損傷させる。

そしてその後の回復のときに超回復が起こり、筋繊維がトレーニング前よりも太く強くなるのだ。

正しく休むことは、正しく身体に負荷を掛けるのと同じレベルで大切なことだ。

それは肉体も精神も同じなのだか、多くの人が「精神の休憩」についての正しい知識を持っていない。

ソファで寝転ぶ、お菓子を食べる、タバコを吸う。

これらは休憩法としてはあまり推奨されるものではなく、効果は限定的だという。

精神的に正しく癒えるために必要なことは、「コントロール感」だという。

「私にはいま明確な目標があり、これを達成するには何をすべきかわかっている」と心から思える状態を「コントロール感」という。

コントロール感を得やすい休憩法には、「新たなスキルの楽習」や「友人との交流」、「他者への親切(ボランティアなど)」が有効だという。

天才ほどしっかり休む、と本書では紹介しており、決めたらきちんと休むことが大切だと説いている。

そして「苦痛」と「回復」を繰り返す、往復させることにより、我々の身体と心は若々しさを保つことができるのだ。

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実践編の網羅っぷりと知識が凄い

本書のPart 2は実践編になるのだが、ものすごい情報量とやるべきことのステップ数である。

とてもすべてをここで紹介することはできないので、項目だけリストしておく。

興味がある方はぜひ手に取っていただきたい。

実践編 〜 正しく苦しむ

運動:段階的な負荷で、見た目も脳も若返る

毒とファスティング:代謝を改善し、細胞レベルで肉体を若返らせる

メンタル:「老けるストレス」と「若返るストレス」を分ける

実践編 〜 正しく癒える

栄養素:若返る食事、老ける食事を知る

睡眠:今日から始められる薬に頼らない快眠体質づくり

美肌:世界最高権威も認めた、シンプルながら強力なスキンケア

脱洗脳:見た目が若い人の心の持ちようとは?

*****

実践編の構成は以上だ。

個人的に特に興味深かったのは「毒とファスティング」のところ。

ポリフェノールやショウガ、ニンニク、ブロッコリーなどに含まれる「含硫化号物」を増やすことや半日断食などが興味深かった。

あと、「美肌」の項目もとても興味深かった。

僕はいままでスキンケアに疎かったのだが、以下の言葉にハッとさせられた。

「皮膚は人間が持つ最大の臓器であり、科学物質、微生物、紫外線などからあなたの身を守るために休みなく働き続けています」

何歳になっても若々しくありたいと願っているのに、最大の臓器である肌のケアを何もしないというのは大きな矛盾だ。

見た目が若々しいということは、肌が若々しくなければあり得ない。

シワシワでシミだらけの肌で「若々しい」「健康的」と思ってもらえるわけがないし、自分の臓器として肌がボロボロで良いわけがない。

肌についてのケアは、心を入れ替えてしっかりやっていこうと決意した。

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まとめ

身体と心に正しく適切な負荷を掛け続け、そしてその負荷がしっかり癒えるまで正しく休憩する。

そしてそれを毎日繰り返す。

それが「不老長寿メソッド」のシステムだ。

この本に掲載されていることをすぐにすべて実行に移すことはできないだろう。

もうすでに出来ていることを確実にステップアップさせ、より高度なメソッドを習得していけば良い。

自慢ではないが、僕はかなりのレベルまでスーパーエイジングに向けてのステップを実行できていることが分かった。

ここからさらに正しく苦しみ、正しく癒えるメソッドを習得していこうと思う。

とにかく膨大な情報量とすごい説得力の一冊。

不老長寿を手に入れたいと願うすべての人に読んでもらいたい一冊だ。

不老長寿メソッド 〜 死ぬまで若いは武器になる」、オススメです!!

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併せてぜひご覧ください!!

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