10. 電気をすべて消して真っ暗にして眠る
深い睡眠を得て成長ホルモンの分泌を促すために、一つ注意点がある。
それは眠るときには部屋を真っ暗にすること。
豆電球やスマホの画面などの小さな光もなくし、真っ暗にすることが望ましい。
その理由は、睡眠時に分泌されるメラトニンというホルモンが、小さな光があるだけで抑制されてしまうことが分かっているからだ。
人間の目の網膜は、ごく小さな光も睡眠中に検知してしまう。
そして網膜が光を検知している間は脳の松果体からメラトニンが分泌されないことが分かっているのだ。
メラトニンが分泌されないと睡眠が深くならず成長ホルモンも分泌されない。
そのため、体温を上げるための基礎代謝アップが上手く行われなくなってしまう。
眠るときは部屋を真っ暗にして、あと無音の状態も作り出すよう気をつけよう。
家族やペットがいて無音状態を作るのが難しい人は、耳栓を活用することもオススメ。
僕はこちらの強力耳栓を使って雑音をガードして眠っている。
まとめ
上のグラフは僕のこの一ヶ月間の起床時の体温の推移を記録したグラフである。
36.78度というのが2020年4月の平均で、ここ3日の変化は37.2度、36.7度、36.9度となっている。
36.8度が自分の平熱と分かっていれば、37.2度で怠さも風邪などの諸症状もなければ、「自分は健康」と判断できる。
そしてこの36.8度の平熱というのは、かつての肥満体だったころの平熱よりも1度以上高くなっている。
50歳で身体は非常に健康で、そして毎日の生産性も高い。
筋肉量を増やして基礎代謝を上げることによって、体温は上げられる。
ぜひ皆さんも取り組んでみてください。
あと、本書ではほとんど触れられていないが、筋肉量を増やし内臓脂肪を落とすためには、運動だけではダメで食事・栄養面からのアプローチも必須になる。
それについてはこちらの記事に詳しいので参照してください。
2020年5月、世界はコロナウイルス対策一色に染まっている。
ウイルスに感染することを防ぐ。
そして仮に感染したとしても発症しないようにする。
そのために一番大切なことは免疫力を上げること。
そして免疫力を上げるための最も重要なことの一つが、自分の体温を上げることである。
一日や二日で上がるものではないが、ぜひ取り組んでみていただきたい。
「体温を上げると健康になる」。
素晴らしい一冊でした。オススメ!!
2010年3月9日に書いた前回の書評はこの下のオススメ記事リンクのさらに下、次のページにあります。良ければ併せてどうぞ。
「体温を上げると健康になる」のチェックはこちらから!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。