Testosteroneさん著「人生の99.9%の問題は、筋トレで解決できる!」を読了。
僕は今年、2017年1月から週に1回パーソナルトレーニング形式で筋トレをしている。
今までランニングは散々やってきたが、筋トレを本格的にやるのは初めてのこと。
スポーツクラブに入ったことは何回かあったが、我流でやっても続かず、意を決してパーソナルトレーナーさんに指導してもらう形にした。
これがめちゃくちゃキツいのだが、楽しくて、4ヶ月間欠かさず通っている。
トレーニングについての感想はまた別のタイミングで書こうと思っているが、そんなタイミングだからこそ、この本に手が伸びた。
「人生の99.9%の問題は、筋トレで解決できる!」。
さっそく紹介しよう。
人生の99.9%の問題は、筋トレで解決できる! by Testosterone [書評]
男は結局「オスとしての自信」がすべて
本書の著者はペンネームTestosteroneさん。
体重110kgの肥満体だったそうだが、筋トレで40kgのダイエットに成功し、今はダイエット・筋トレ関連のサイトを運営されているそう。
1988年生まれだからまだ27歳とのこと。
で、本書も27歳の若者が書いた本なので、さらに若い読者に向けて書かれた、ポップで分かりやすい、軽快でリズミカルな本。
イラストが多いのであっという間に読める。
で、この本を読んで最初に思ったこと。
それは、「年齢に関係なく、男は結局「オスとしての自信」がすべて」なんだな、ということ。
10代、20代の若者であろうと、40代、50代の中年であろうと、男は結局はオスなのだ。
筋トレをすると人生の99.9%の問題が解決する、というのは、ある部分で決して過言ではないと思う。
その理由は、男は「オスとしての自信」さえ持てていれば、自己肯定感を高く維持でき、困難にも積極的に体当たりして突破する心の余裕を持てる。
そして、その「オスとしての自信」の一定以上の部分を、男は「見た目」、特に「筋肉」から得ることができる、というのは、嘘ではないな、と感じるからだ。
僕自身パーソナルトレーニングを始めてまだ4か月で、ライザップみたいに過激なことはやっていないので、成果はまだまだだ。
でも、週に1回きっちりトレーニングに行ってみっちり追い込んでもらうことで、確実に身体が変化しているのが分かるし、その変化はたとえ47歳であっても、大きな「オスとしての自信」につながっていくものだ。
体力を増強させるなら、ランニングや自転車競技などの有酸素運動系も同じくらい有効だろうが、筋トレは、「分厚い胸板」「太い腕」「広い肩」「割れた腹筋」など、男の男らしさを最大化させるトレーニングだ。
47歳にして始めて本格的に筋トレをしてみて、肉体の変化が精神に与える影響の大きさを感じている最中なので、なおさらこの本で著者が力説していることに説得力があった。
顔や身長は変えられないが筋肉は努力で変えられる
人間持って生まれた素材を、変えられる部分と変えられない部分がある。
本書はやはり若者向けなので、「モテる」ことに対するこだわりが大きいのだが、人間のモテる「パーツ」としては、「身長」や「顔」も大きな要素の一つだ。
でも、残念ながら、僕たちは自分の身長を変えることはできないし、顔も整形をしない限りずっと自前のものを使い続けるしかない。
要は、身長や顔は努力では変えられないパーツなのだ。
それに対して、筋肉は、自分の努力でどんどん変えていくことができるパーツなのだ。
自分の顔や身長にコンプレックスを感じている人こそ、筋トレで胸板、腕、腹筋などを思う存分鍛えることで、コンプレックスを跳ね返して、男の自信をゲットできる。
その論理も、あながち嘘ではないな、と僕は感じる。
「筋トレは裏切らない」「筋トレに不正はない」努力した分だけ身体が変わる
たまたま僕の知人(50代男性)がライザップで2か月間のトレーニングを終えたという投稿をFacebookで見かけた。
2ヶ月で体重8kg減、ウエスト9cm減だそう。50代だってこんなにすごい成果が出るのだ。
いっぽう僕のパーソナルトレーニングは食事制限もなく会食が多いし、トレーニングも週に1回だけなので、そこまで大きな成果は出ていない。
知人と僕の成果の差、それはずばり「努力」の差なのだ。
本書で「筋トレに不正はない」と書かれていて、これは名言だと思った。
どんなに「腹筋100回やりました!」とSNSなどに書き込んだところで、身体が変わっていかなければ、それは「やっていない」と告白しているようなもの。
逆に、どんなに寡黙で、誰にも言わなかったとしても、どんどん身体が変化していったなら、それは「努力している」と、身体が雄弁に語っているわけだ。
「自分に自信がない」「自分を好きになれない」という人は、まずは自分の努力で自分の身体を変え、自分の身体から発するメッセージを受け取ってみてはどうだろうか。
まとめ
本書を読んで、つくづく思った。
男ってホント単純なんだ、と。
太い腕とか、厚い胸板とか、割れた腹筋とか、大好きなんだな、と。
そしてそれらが手に入ったら、すごく自信になるんだよね、と。
本当に呆れるくらい単純。
単純だからこそ、そこから目を背けていては、いつまでたっても本当の自信を手に入れることができないのも事実。
本書にはパーツ別の筋トレ方法も書かれているが、本を読んだだけで自分を追い込むレベルまで筋トレができる人は稀だろう。
勢いをつけて、ジムと駆け込むための気付け薬として良いだろう。
暑苦しくも本質をついた一冊。
惜しいのは、著者が匿名で顔出しもしていないため、本当にこの人が筋トレでどう変わったのかが分からない点。
ビフォー・アフターを写真で見せてくれたら、説得力は100倍なんだけどね。
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https://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/68013
https://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/44404
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。