健康・アンチエイジング書評

不老超寿 by 高城剛 〜 遺伝子治療で寿命を伸ばせ!! アンチエイジングからハイパーエイジングへ!! [書評]

健康・アンチエイジング書評
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高城剛さんの「不老超寿」という本を読んだのでご紹介。

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講談社
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この本は昨年2017年に出版された直後に購入してすぐに読み、強い衝撃を受けた。

ただ、当時はブログが不調で書評を書けず、そのままになってしまった。

でもずっと書評が書きたくて、この本を旅行やデュアルライフでずっと持ち歩いていたほどだ。

今回書評を書くために再読し、読み終えて即書き始めることができて嬉しい。

この一年僕が取り組んできたボディメイクに大きなヒントを与えてくれた一冊。

さっそく紹介しよう。

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高城剛さんに膵臓ガンが見つかった!それは「ステージ -1」の予測医学で発見された!!

本書の冒頭で強い衝撃を与えるのが、見出しに書いた一文だ。

そう、著者の高城剛さん自身が、本書の冒頭でご自身の膵臓にがんが発見されたことを告白したのだ。

日本人の死因の1位であるがん、まだ若い高城さんががん、しかも非常に死亡率が高い膵臓ガンになったとは。

読み始めて早々に衝撃を受けるわけだが、そこから先の展開に、さらに衝撃を受けることになった。

高城さんの膵臓ガンは、いままでの人間ドックなどの検査ではとうてい見つけることができない、超早期発見で見つかったものだった。

どれぐらい早期かというと、なんと、実はまだ「膵臓にがんがない」段階で発見されたのだ。

だから、正確にいうと、それは「発見」ではなく「予測」された、というのが正しい。

詳しい専門的解説は本書を熟読してほしいのだが、高城さんは最先端の検査の結果、今後一年以内に膵臓ガンを発症する可能性を発見した。

そして、治療は「超高濃度ビタミンCの点滴」のみで行われ、無事膵臓ガンの発症を防ぐことに成功した。

手術も抗がん剤投与もなく、ビタミンC点滴だけでがんを防ぐことができる。

そんな時代が来たのだと、衝撃を受けつつ本書はスタートする。

アンチエイジングから「バイパーエイジング」へ。

多くの人が100歳まで健康に生きる時代に突入する。

それが本書のテーマだ。

テロメアを修復して寿命を逆行させて伸ばす

立て続けに衝撃的な最先端医療が紹介される。

それは遺伝子治療の一つ、「テロメアの修復」である。

技術的な解説が間違っていたら申し訳ないが(詳しくは本書を読んでください!)、この「テロメアの修復手術」は、僕らの「寿命」を伸ばしてしまう、前代未聞の手術だ。

テロメアというのは僕らの染色体の先端にある組織だ。

細胞分裂をするとき、DNAは完全に複製されていくものだが、テロメアだけは、細胞分裂のたびに消耗していくのだ。

生まれたときは、おおよそ1万〜2万塩基対のテロメアの長さがあるそうだが、一回の細胞分裂のたびに、100〜150塩基対のテロメアが失われていく。

そして、テロメアの数が5000塩基対ほどまで摩耗すると、細胞は分裂を停止し、そのとき人間は寿命を迎え、死に至るのだという。

生まれた瞬間からすり減り続けるテロメアが尽きたとき、人間の寿命が終わる。これが自然界の摂理だった。

ところが、このテロメアを修復して伸ばすことが、遺伝子治療で可能になっているのだという。

実際に手術を受けた44歳のアメリカ人女性は、手術前に6,710塩基対だったテロメアが、7,330塩基対まで伸長されていたことが分かった。

これは、人間の寿命20年分のテロメアの修復に当たるという。

実際高城さんはこの遺伝子治療を受けた女性に会いに行っているが、若々しさと筋肉量の多さに驚かされることになったという。

「予防医学」から「予測医学」へ。そしてテイラーメイドの個別化医療の時代へ

本書では、高城さん自身が自らの私費を投じて世界中で受けた最先端の検査や医療について、網羅的に書かれている。

とても一つ一つを紹介することはできないし、読んでいてもぽかーんとしてしまい、リアリティを持てない部分もある。

だが、一つ言えることは、最先端医学は、すでに「予防医学」から「予測医学」の領域に入っているといこと。

そして、すべての人に画一的な治療を行う時代は去り、一人ひとりの体質や習慣に合わせた「個別化医療」の時代になる、ということだ。

病気になった人間を治すという段階から、病気を予防するステージへ。

さらにこれからの医学は、病気がない段階で、どのような病気にかかる可能性があるかを見極め、病気にならないように対処する。

それが予測医学だ。

そして、我々人間は全員一人ひとりが、異なる体質と生活習慣を持っている。

例えば毎日タバコを吸う人と、まったく吸わない人では、破壊されるビタミンの量が全然違うだろうし、そうなれば必要とされるサプリメントも変わってくる。

腎臓が強い人、弱い人。

副腎疲労の人、肝臓に弱点がある人。

それぞれの違いにフォーカスして、その人にとって最適な予測をして、必要な対応をしていく。

それがこれからの医療なのだ。

ITと医療とスピリチュアルの融合、そして人類の未来

本書の中で繰り返し高城さんが述べていることは、IT技術と最先端医療の融合だ。

遺伝子治療に必要な情報を得るための次世代シーケンサをはじめとした医療機器の多くが、ITの進化の恩恵を受け、劇的なスピードで進化しているのだ。

その進化により、最先端医療にかかる費用も、劇的に安くなっている。

2000年に初めて人間のゲノム解析に成功したとき、かかった費用は2,000億円を越えていた。

それからまだ20年もたたないのに、今では個人がゲノム解析を受けるのにかかる費用は20万円までに下がっている。

これらの進化が、我々のハイパーエイジングの大きな助けになることは間違いない。

さらに、最先端医療は、その領域を、量子力学の世界、さらには、周波数、チャクラといった、スピリチュアルな分野にも広げつつあるという。

西洋医学と東洋医学の統合、そして最先端の科学とスピリチュアルの融合が、いままさに起ころうとしているのだ。

これからの時代、人口知能が人間の知能を完全に上回るといわれる2045年に向かい、僕たち人類には大きな変化が求められている。

今までの人間の限界を、科学でサポートするという時代から、人間には想像すらできない未来の世界を、AIとともに作っていく未来。

その未来に向けて、我々人類の真価が問われているのがいまの時代なのだ。

まとめ

僕はこの原稿を書いている2020年5月現在50歳だが、健康を維持し若い自分を作っていくことの大切さを日増しに感じている。

50歳ともなると、生活習慣、思考習慣、行動習慣の違いで、肉体年齢、精神年齢に大きな開きが出てくることを日々痛感する。

睡眠、運動、食事をしっかり管理して、若々しく生きる人もいる一方で、体調を崩してしまう人も多く見かけるようになってくる。

ただ寿命が長いだけでは意味がないのだ。

健康で若々しく長く生きてこそ、はじめて意味があるというものだ。

僕は、100歳どころか、120歳まで生きると決めている。

しかも、100歳でもランニングしたりセックスしたり筋トレしたりして、バリバリと原稿を書いたり講演をしたりして、活き活きと日々を生き、美味しいものを食べ、笑って生活できるようになりたい。

そのためにやるべきことをやり、自分の身体と心にどんどん投資をしていきたいと思う。

不老超寿を目指して、21世紀を生きよう。

素晴らしい一冊でした。超オススメ!!

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変更履歴

2018年9月6日 コンテンツを公開しました。

2020年5月6日 リンク等を最新にアップデートしました。

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