9. 人生の目的は、真剣に探さないと見つからない
最後、9番目は「生きる目的」がテーマだ。
多くの人は「生きる目的」を見つけないまま生きて人生を終える。
そう言われたらショックだろうか?
しかしそれが厳然たる事実だ。
生きる目的が明確になっていることは、実は素晴らしいことなのだ。
しかし、それは何もしないうちから空から降ってくるものではない。
何か一つのことに真剣に打ち込んで年月を重ねるうちに、「これをやるために自分は生まれてきたんだ」という確信が自然に生まれるのだ。
僕自身の例を挙げよう。
僕はブログを書き始めて2020年現在で12年目だが、開設当初は夢中になってブログを書いてはいたが、それは息抜きであり趣味だった。
セミナーは独立後お金がなくてブログだけでは収益が不十分だったので、生活の足しにできることは何か、と思い始めたに過ぎなかった。
しかし、ブログ、書籍、そしてセミナーやワークショップは、いまでは僕の生きる道、天職になった。
ブログや書籍は「書く」で、セミナーやワークショップは「話す」と形は違うが、共通するのは「伝える」ことだ。
僕は、僕自身が成長する過程を伝えることで、読者の方達、受講生の方達の人生が一緒にスパイラルアップしていくことを人生の目標としている。
これは僕のミッションであり生きる目的だ。
だから僕は常に成長し続けなければならないし、伝え続けなければならない。
でも、こんなミッションは始めたときには全然なかった。
ただ楽しいから書いていただけ、生活のためにセミナーをやって自分のノウハウをシェアしていただけだった。
やってみること、やり続けることでしか見えてこない到達点がある。
だからこそ、やってみることが大切なのだ。
やりたいことをやってみる。やり続けてみる。
それでしか人間は至れない境地があるのだ。
人生の目的は、何となく見つかるものではないのだ。
まとめ
21世紀は多様性の時代だと僕は思っている。
20世紀のように、みなと同じ車に乗り住宅ローンで家を買って子供を大学に入れて定年まで働けば幸せ、というような「定型」はない時代だ。
だからこそ、「これから、どう生きるのか」を一人ひとりが考えなければならない時代になった。
でもそれは裏を返せば、一人ひとりのカスタマイズされた幸せの形を実現できる世の中になった、ということだ。
そんなに素晴らしいことはない。
思考停止していては僕たちは幸せになれない。
だからこそ、日々どう生きるのか、どこに向かうのかを、是非考えて欲しい。
自分の生き方を決められる時代だからこそ。
素晴らしい一冊でした。オススメです!!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。