内藤忍さん著「初めての人のための 99%成功する 不動産投資」を読んだのでご紹介。
最近資産形成について考えることが多くなってきた。
だが、今まで投資といえば、放ったらかしの「ひふみ投信」と田中貴金属の純金・プラチナくらいしかやったことがない。
30代のときにアクティブ株をちょっとやってみたが、僕はキャピタルゲインを狙うタイプの投資は性格的に向いていないと思い撤退。
あと、祖母と母がバブル期に西麻布の自宅の改築で作った借金のせいで、土地と建物を二束三文で売却しなければならなくなったりと、「土地は怖い」という思いと恨みみたいなものもある。
というわけで、今までは「不動産投資」というのは、自分には一番縁がないものと思っていた。
でも、最近あちこちで、不動産投資を積極的に行っている人を見かけるようになり、興味を持った。
で、ある方からこの本を薦められ、読んでみた次第。
非常に分かりやすく、そして勉強になり、勇気も出た。
ご紹介しよう。
初めての人のための 99%成功する 不動産投資 by 内藤忍 〜 これが分かれば初心者でも不動産投資は怖くない!! [書評]
「内藤式メソッド」なら不動産投資は怖くない
不動産投資は「巨額のお金が動き、とてもリスクが高い投資」という思い込みがあった。
だが、この本を読んで、それは完全なる思い込みであることが良く分かった。
不動産投資に向く物件と向かない物件があり、正しい選択をすることが必須なのは間違いない。
だが、著者の内藤忍さんの解説を読むと、それらの選択を間違わなければ、不動産投資は、リスクが低く確実な投資の手段であることが分かる。
特に、いまの日本の低金利政策や東京への人口集中など、特殊な事情があってこそ成立している環境を活かさない手はないと感じさせられる。
自己資金をほとんど使わず、フルローンに近い形でスタートできる点も魅力だ。
キャピタルゲインは狙わない
不動産投資というと、マンションを低価格で買って、高値で売り、差額で儲ける「キャピタルゲイン」を狙うものという印象を持っていた。
だからこそ、「巨額の損失が出るのでは」「個人が背負い切れないマイナスが出るのでは」と恐れることになっていた。
だが、内藤式メソッドは、キャピタルゲインを狙うマンション投資ではない。
マンションを保有し家賃収入を得て、その家賃収入でローンを返済し、ローン完済後は家賃収入分が収入になるという、「インカムゲイン」を得る手法だ。
都心部の優良なワンルームマンションの賃料は、景気や不動産価格の上下にほとんど影響を受けない。
積極的に売買するなら、不動産価格の動向や景気を気にする必要があるが、インカムゲインで稼ぐ手法なら、それほど神経質になる必要はない。
ローン返済中は得られる利益の額は限られるが、我々一般の人間でも投資できる、ある意味安心な投資法なのだ。
信頼できる業者に任せ「物件は見ない」
この本を読んで印象的だったのが、物件選びから管理までを信頼できる専門業者に任せ、購入の際も「物件は見ない」と書かれていたこと。
不動産を持つというと、実際の大家さん業を自分でやり、賃借人とのやり取りなども大変なのでは?と思ったが、それは全部専門業者に任せるのだそう。
購入するときは、もちろん間取りや駅からの距離などの条件は詳細に検討するが、実際の物件を見に行く必要すらない。
手間が大変そうと感じていたわけだが、その手間もほとんどかからないという。
まとめ
不動産投資というと、すごくハードルが高く、自分には無理と思っていたが、それは思い違いだったようだ。
この本を読んで、すごくワクワクするとともに、やってみたいという気持ちが強くなってきた。
さらにいろいろ調べていきたいと思う。
資産形成を考えるうえで、とても参考になる良い一冊でした。
オススメです!!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。