ブックレビュー2010年の63冊目は、あびるやすみつ氏著、「本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ」を読了。
あびる氏の著書を読むのはこれが2冊目。以前のバックナンバーはこちら。これも素晴らしい本だった。
前著を購入したのは書店でアフィリエイト関連の本を探していて、たまたま見つけたのがきっかけ。
正直アフィリエイト関連の本は非常に胡散臭いものが多く、タイトルも怪しいし内容も酷いものばかりで、その中にあってあびる氏の著書だけが圧倒的に「まとも」で、ごみ溜めのダイヤモンドのように輝いていたのが印象的だった。
前著の読了後にTwitterで同氏をフォローさせてもらい、ちょっとしたやりとりをさせていただいた際に、近々本を出されると教えてもらい、発売を楽しみにしていたのだ。
本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ by あびるやすみつ 〜 業界騒然!?の問題作は本当に凄かった!! [書評]
そして本書を読んでみて、前著をはるかに越える完成度に驚くと同時に、アフィリエイト業界の問題点を鋭く批判する真摯な態度にも心を打たれた。
本来ごく真面目なビジネスの一形態であるはずのアフィリエイトが、なぜ「胡散臭い」「怪しい」と言われるようになってしまったのかが、業界の第一人者ならではの視点で大暴露されている。
本書は大きく分けて3つの要素で構成されている。
アフィリエイト界で人々がどのような問題行動を起こし、結果どのようなことが問題となっているのかを告発している前半、つまり「真実」の部分。
本気で稼ぐための実践方法が懇切丁寧に書かれている後半、つまり「ノウハウ」。
そして、巻末の関係者による座談会、対談である。
前半の不正を働く人々の告発はまさに大暴露で、関係者は震え上がっただろう。
ここまで書いてしまって大丈夫なのかとこちらが心配になるほど筆が鋭く厳しい。
そして後半のノウハウ部分に関しては一転してまさに大盤振る舞いの大サービスで、前半とは違う意味で、これまた驚くほど濃い内容となっている。
いずれにしても、アフィリエイトというのは、そう簡単には儲からない、根気と投資と才能と努力が必要な、ごくごくまっとうなネット上でのビジネスなのだ。
「誰にでも」「簡単に」「絶対」「すぐ儲かる」わけがない。
そんな当たり前のことをズバズバと鋭い言葉で書かれると、爽快であると同時に、アフィリエイトについてしまった怪しいというイメージが早く払拭されればと願って止まない。
そして、今回も重要な気付きをもたらしていただいた。この本は本当に素晴らしい。
「ちょっとお小遣いを簡単に」ではなく、本気でアフィリエイトに取り組もうと考えている人は、本書(と前書も)が必ず役に立つだろう。
本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ の チェックはこちらからどうぞ!!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。