自己実現・自己啓発書評

「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する

自己実現・自己啓発書評
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本田健さん著「「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する」という本を読んだのでご紹介しよう。

最近ノート術に対する関心が高まっている。

「再び」高まっている、というのが正しい表現だろう。

僕がブログを始め、会社員をしながら「人生を劇的に変えたい」と考え始めた当初の2009年から2010年ごろ、僕はノート術に嵌まっていた。

手帳ではなくノート、と言うところがポイントで、日付も何もないノートに様々なことを書き出していった。

ノートに様々なことを書いたことが、僕の人生の変化を後押ししてくれたことは間違いないだろう。

その後僕の関心は紙のノートからデジタルのタスク管理ツールへと移っていき、僕のノート術ブームは終わった。

そして最近、改めて紙のノートの持つ力を利用したいという気持ちが強まってきている。

タイミングよく2022年の元日を迎えたので、この「「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する」という本から2022年の読書をスタートすることにした。

過去に2回読んでいるのだが、ブログに書くのは初めてだ。

早速紹介しよう。

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未来から逆算して夢を叶える

我々は、過去の続きが現在で、現在の先に未来があると考えがち。

しかし、多くの夢を叶え続けて幸せに生きる人たちは、その生き方をしない。

どうしているかと言うと、「未来から逆算して夢を叶えている」のだ。

夢を叶えるのに必要なツールはノートとペンだ。

未来から夢を逆算するためには、夢を「見える化」する必要がある。

頭の中に思考や感情として浮かんでいる状態では、夢は形を持たない。

モヤモヤした形のない感情や思考は、常に形を変化させ、浮かんでは消え、消えては浮かぶ。

忙しい現実の中、モヤモヤした状態の夢はおぼろげで霞んでしまい、近づいてくることはない。

夢を形にし、常に見える状態に固定させるために、夢を書き出すのだ。

荒唐無稽な夢であろうと、他人に見せるものではないので構わない。

まるで夢が実現したかのように、リアルに詳細に、ありありと書き出すのだ。

未来から逆算することで、夢に向かう筋道が明確になる。

後は、その道に向かって突き進めば良いというわけだ。

描かない夢は実現しない。

リアルに描いた未来の自分から今へ向かい逆算するのだ。

どうやったらできるようになるか?

荒唐無稽な夢を描いた時、あなたはどう感じるだろうか。

もしかすると、あなたは「そんなことできるわけがない」と諦めムードに包まれるかもしれない。

しかし、未来を描くことにリスクはない。

そんな時に使う魔法のフレーズが「どうやったらできるようになるか?」だ。

例えば、何の実績もない人が「本を出版したい」という夢を描いたとする。

ノートに書き出しただけで何も行動しなければ、夢は夢のまま永遠に実現することはない。

その時に我々に必要な事は「行動」であることは皆さんもご承知だろう。

行動起こすときに我々に勇気を与えてくれるのが、この「どうやったらできるようになるか?」という言葉だ。

本を出版するために、やったら良いのではないかと思いつくことを書き出す。

例えば、「出版に関する本を買って読む」「出版セミナーに参加する」かもしれない。

知人に本を出版した経験がある人がいるなら、「知人に相談する」も有効な行動かもしれない。

それら、「どうやったらできるようになるか?」から導かれた「やるべき行動」を、また書き出していき、実際に行動するのだ。

行動してみれば、まずは景色が変わる。

本を買って読んでみたら「企画書を書いて出版社に送ってみる」というアドバイスが書かれていたりする

出版セミナーに参加したら、出版に向けたコンペが開催されることを知ることになるかもしれない。

行動することにより、さらに先の具体的行動を知ることができ、出版に向けた夢が前に進んでいく。

夢を実現するための行動を呼び覚ますためにも、「どうやったらできるようになるか?」が大切なキーワードなのだ。

思考と感情を整理するツール

われわれ人間は生きている限り、常に思考しまた感情に支配されている。

時として、我々の頭や心は暴走する感情や思考に振り回されてしまうこともある。

思考や感情は、夢や目標と同じように、常に頭や心に浮かんでは消え、形を変えていく。

不安な気持ちやネガティブな思いを心の中に閉じ込めておくと、どんどん膨張していくことがある。

そんな時は、自分が抱える不安や怒り、悩みなどを思いつくままに書き出していく。

頭がはち切れそうなほどの悩みかと思っていたものが、実際に書き出してみるとほんの数行で終わってしまうこともある。

そしてその悩みに対し、魔法のキーワード「どうしたら解決できるのか?」「どうしたらできるようになるか?」を書き出していく。

頭の中に閉じ込めておくと、思考や感情はクローズドサーキットの中をぐるぐる回るばかりで、解決に向かわないことが多い。

そんな時こそ、ペン持ち、紙にその感情や思考を書き出していけば良い。

その場ですべてを解解決することができなくても、潜在意識が解決に向け全身で動き出す。

思考と感情を整理するためにも、毎日書くことを習慣化しよう。

まとめ

本書は具体的なノート術というよりは、抽象度の高い「未来を書くことの意味と意義」を解説した本である。

未来を書き続けた本田健さんが、未来を書き続けることの大切さと、その成果の絶大さを説いた内容だ。

抽象度が高い内容なので、本書で意味と意義を捉え、さらに具体的なノート術や手帳術などは、その方面の専門家の本にあたるのが良いと思う。

読むことで、自分の未来を信じ、その未来を書き出すことに向かって進み出したくなる一冊。

年初のこの時期に読むと、一年をロケットスタートできると思う。

オススメです。

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「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する

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