自己実現・自己啓発書評

自分を変えるノート術

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安田修さん著、「自分を変えるノート術」という本を読んだのでご紹介しよう。

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2022年に入り、アナログのノートでの思考整理に再び取り組んでいる。

それに伴いノート術、思考整理術の本を集中して読んでいる。

どの本にも多くの気づきがあり、そこから自分のノート術を進化させている。

この本も、たくさんの気づきをくれた素晴らしい一冊だった。

早速紹介しよう。

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頭の中身を全部書き出し、「スペース」を作る

本書では、ノートに思考や感情を書き出す意義を以下のように定義している。

「頭の中身を全部書き出し、「スペース」を作る」。

人間は、頭の中だけでは複雑なことを考えることができない。

思考や感情は頭の中でぐるぐるとループしてしまい、そこから発展していかないのだ。

悩んでいることやモヤモヤしていることは、書き出すことで実体を持ち、解決に向けて動き出せるようになる。

悩みやモヤモヤだけでなく企画のアイディア出しやスケジュール、To Do、さらに自己分析も書くことで劇的に進むようになる。

そして、ノートに書き出すことで、最も効果を発揮するのが将来のこと、夢や目標である。

ノートに「人生計画」を書く。

30年後、10年後、3年後、1年後に自分はどうなっていたいのか。

いつか叶ったらいいな、という描き方では夢は実現しにくい。

夢に期限を切ることで、夢や目標に変わる。

目標を達成するためには行動が必要だ。

ワクワクするビジョンを描き、期限を切ったら、そこから逆算して今やるべきことは何かを考え、行動に移すのだ。

「一人合宿」で徹底的に自分と向き合う

本書が他のノート術の本と大きく異なっているのは、「一人合宿」について詳細に解説している点だ。

会社では、経営者合宿や幹部合宿といったオフサイトミーティングがよく行われる。

僕が17年勤務した会社でも、毎年経営陣とマネジメントチームが合宿会議を行っていた。

著者の安田さんが提唱する「一人合宿」は、この経営者合宿を一人で行うものだ。

忙しい日々を離れ、ビジネスホテルやカフェなど集中できる環境で、ノートとペンを持って考え抜く時間を確保する。

雑務をしない、人と会わない 、スマホや読書などに逃げない準備をして、徹底的に自分と向き合うのだ。

安田さんは年に2〜3回、3〜4日から2週間程度の一人合宿をしているという。

最長一ヵ月連続の一人合宿をしたというから驚きだ。

最初から何日もの一人合宿は無理だと思われるので、当初は30分カフェで集中する程度からスタートすることが推奨されている。

一人合宿で扱うテーマは5種類

合宿中に「考えること」のイメージは、以下の5つに大別される。

  1. 将来のビジョン
  2. 悩んでいること
  3. アイディア出し、企画
  4. 頭の整理、プレゼン準備
  5. フリーテーマ

一人合宿のコツは、とにかくノートにたくさん書くこと。

完成された状態を求めて、うーんと腕組みをして考え込むのではなく、とにかく思いつくことをどんどん書き出していく。

結論を出すことを求めるより、ひたすら書くことを目指そう。

ひたすら書いていると「作業興奮」と言う作用により脳が活性化され、書くのが楽になっていく。

30分の一人合宿が定着したら、計画的に3時間、2日、4日と本格的な一人合宿を計画していこう。

一人合宿を定着させる最大のコツは、しっかりスケジュールを確保すること。

「空いた時間にやろう」という感覚では優先順位が上がっておらず、定期的に実行することは難しい。

スケジュール帳に最優先で「一人合宿」を書き込み、しっかり時間を確保しよう。

時間が長くなるほど、しっかりスケジュールを確保しないと実施が難しくなる。

最優先で日程を決め、他人との約束と同等に扱い、自分との約束を守ろう。

紙のノートに手書きで自由に書く

本書では、パソコンやスマホ、タブレットなどではなく、紙のノートに手書きで書くことを強く推奨している。

そして、書き方のルールに縛られるより、とにかく自由に書きまくること。

他人に見せるものではないので字も汚くて構わないし、色分けなどもしなくて良い。

パソコンにタイプする方がスピードは速くなるが、脳が活性化するという意味では圧倒的に手書きが有効である。

僕自身かつては手書きでノートを書いていたが、一旦デジタル化した。

しかし、デジタルでは思考が十分に深まらないことを感じ、手書きに戻ってきた。

やはり思考を深めアイディアを出すには手書きの方が優勢と感じる。

また、ノートは罫線がないタイプのノートが良いと感じる。

安田さんは無地のノートを使っているとの事。

僕は方眼ノートを使っている。

罫線があると、どうしても罫線に沿って書こうと意識の制限が働く。

無地や方眼だと、絵や図も自由に書きやすく、オススメだ。

まとめ

本書で提唱している「一人合宿」という考え方は、まさに僕がいまやりたかったことだった。

まずは毎週一回、週末に30分の時間を確保して「一人合宿」をスタートさせることに決めた。

慣れてきたら時間を長くし、深く幅広いテーマを扱えるようにしていきたい。

何ごとも行動しなければ始まらないので、さっそく今週末から取り組んでみる。

今年からスタートしている「モーニングページ」と定期的な「一人合宿」を上手く自分なりにアレンジして、僕のノート術を完成させたいと思う。

読みやすく、素晴らしい一冊でした!

オススメです!!

「自分を変えるノート術」のチェックはこちらから!!

自分を変えるノート術

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「自分を変えるノート術」は僕のYouTubeチャンネルでも紹介しているので併せてご覧ください!!

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