自己実現・自己啓発書評

最大化の超習慣

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堀江貴文さん著、「最大化の超習慣 〜 「堀江式」完全無欠の仕事術」という本を読んだのでご紹介しよう。

僕は堀江さんの本が好きで、彼がライブドアの社長時代から、目につくものを読んできた。

といっても、堀江さんの姿勢すべてに共感しているわけではない。

僕が堀江さんの本を好むのは、彼の圧倒的な行動力と、割り切った考え方、そしてスケールの大きさに憧れるのだろう。

ただ、そのスケールの大きさと割り切り方故に、僕の側のコンディションが整っていないと彼のパワーに負けてしまい、読めない時期もあった。

昨年までの僕の読書低迷期には、彼の本はエネルギーが強すぎて読めなかったが、最近僕の側のエネルギーが戻ってきたのだろう。

今回はタイトル「最大化の超習慣」が、いかにも堀江さんらしいと思い、迷わず手に取った。

さっそく紹介しよう。

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アクションとは習慣である

「アクションとは習慣である」。

本書で堀江さんが書いているこの言葉に僕は全面的に共感する。

多くの人が行動とは精神力であると勘違いしている。

しかし、実際は行動とは習慣なのである。

多くの人は、最初から凄いことができないと、やる前から諦めてしまっている。

しかし、諦めてしまっている多くの人は、凄いことの前に些細なことも出来ていないことが多い。

山登りにたとえれば、登り始めて、いきなり頂上に辿り着ける人はいない。

ヘリコプターでも使えば別だが、歩いて山を登るということは、麓から一歩一歩登るしかない。

一合目まで登れば、その分だけ景色が変わる。

五合目まで登れば、それまで登ってきた道のりがずいぶん長いことに気付くし、頂上が近づいていることも実感できるだろう。

八合目まで来たら、麓から見て頂上だと思っていた後ろに、さらに高い山が聳えているのが初めて見え、そちらの山にも登りたくなるかもしれない。

要は、どこに辿り着くかは行動してみないと分からない、ということだ。堀江さんは本書の中で、スティーブ・ジョブズの「点をつなぐ」のスピーチを引用して説明している。

「未来をあらかじめ予測して、点と点をつなぎ合わせることはできない。のちのち過去を振り返ったとき、点と点はつながるだけだ。だから、いまやっていることを信じて、実を結ぶと信じて、行動するしかない」。

大切なのは、最初から凄いことをやろうと精神論で頑張るのではなく、日々当たり前のようにたくさんのアクションを起こせる習慣を持つということだ。

アクションの数が多ければ、それだけ結果が出て、良くも悪くも自分の立ち位置が変わる。

失敗することも多くなるが、その一つ一つを修正していけば、結果はいずれ変わっていく。

失敗を恐れて行動しなければ、結果が出ないから、景色も変わらず、どこにもいけないのだ。

「行動することを習慣化する」ことで、確実に自分と自分を取り巻く世界は変わっていくのだ。

スマホを徹底活用してインプットとアウトプットを高速化する

堀江さんは会議中にもスマホを見るという。

堀江さんは以下のように書いている。

「 あなたは会議中にスマホを見るだろうか? 僕は見る。対談中も見るし、デート中も見る。僕は毎日誰よりも見る。そういう意味だ。

スマホでたいした事はやっていない。たいしたことなどやりようがない。仕事をこなす以外は、普通のニュースアプリを見て、後はツイッターやインスタグラムやフェイスブックを巡回するくらいである。それが僕にとっての情報収集だ。これもあなたと同じだ」。

この堀江さんの姿勢に僕は共感する。

よくスマホやSNSは悪者扱いされるが、それは使い方が間違っているだけだと僕は感じている。

僕も人と会っている時にもスマホを見るが、それは情報共有したいという想いがあるからだ。

「SNS疲れ」という言葉が跋扈しているが、それもSNSの使い方が正しくないから。

SNS疲れを感じる人の多くは、SNSでインプットの比率が高く、アウトプットが低すぎる。

堀江さんも本書の中で、情報収集をして興味がひかれた話題については必ずアウトプットすると書いている。

アウトプットは主体的行為であり、自らの立ち位置を明らかにし、主張することに疲れを感じる人はいないだろう。

僕もほぼ一日中スマホとSNSを見ているが、疲れを感じることはない。

また、スマホはすきま時間を埋めるのにも最適だ。

電車を待っている間や、人との待ち合わせまでの時間、僕はあらかじめ早く到着するように行動し、すきま時間をメールやメッセージの返信、企画ネタの下書き等に使う。

まとまった時間にやるべきタスクと、すきま時間に行うべき仕事をあらかじめ選別し、すきま時間にやるべき仕事は敢えてすきま時間まで手をつけないのだ。

使えるツールを徹底活用することで、すきま時間を潰すことで時間効率は大きく高まるのだ。

トップコンディションを維持する習慣

堀江さんはどんなに忙しくても、平均7〜8時間の睡眠を取るようにしているという。

また、筋トレを始めとした運動、さらに栄養、そしてストレスをためない生活を心がけているという。

また、50歳を迎えようとしている今も「コンディションの鍵は「恋愛」にあり」と言い切っている。

この姿勢にも僕は強く共感する。

堀江さんは以下のように書いている。

「 僕の周りの大仕事をやってのけた人たちも、みんな一様にタフだ。単純に肉体的にタフなのだ」。

タフであり続けるためには、定期的に運動し、筋肉量を維持することが大切だ。

しかし、睡眠不足や栄養不足では、運動しようという気力すら起こらなくなる。

トップコンディションを維持するためには、睡眠、運動、食事、そして恋愛が構成要素として不可欠なのだ。

10代や20代の若者は、これらを整えなくても若さで突っ走れる。

しかし、40代、50代になってもトップコンディションで突っ走るためには、フィジカルを整えメンタルも整えることが必須になる。

堀江さんは、意外にもストレスに対して敏感だそうだ。

だからこそ、ストレスを招きそうな要素は周到に回避するようになったという。

フィジカルとメンタルを整えることが、トップコンディションで突っ走るために必須なのは明らかだ。

まとめ

本書は、堀江さんの圧倒的行動力を支えている哲学やメソッドが詰まっている。

一見話があちらこちらに飛ぶように感じるが、まさに点がたくさん打たれ、読み終えると一つの形が浮かび上がってくる。

それこそが堀江貴文さんの生き様なのだろう。

僕も改めて、とにかく点をたくさん打つこと、些細なことから習慣化し、グイグイと景色を変えることを徹底しようと思う。

読んでいてなんともいえない高揚感を感じさせてくれる素敵な一冊だった。

ただし、読んでも行動しないなら、ただの清涼剤で終わってしまうだろう。

いかに行動するか、そしてその行動を習慣化させるかが勝負だ。

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