本田健さん著、「人生を変えるメンターと出会う法 〜 自分の磨き方、高め方」という本を読んだのでご紹介しよう。
本田健さんのご著書は抽象度が高く、物事の本質を語るものが多い。
僕は本田健さんの本質的な内容の本が好きで、見かけると手に取るようにしている。
本書はメンターを持つことの大切さについて説いている。
自分1人で学び続けることは難しいし、効率も良くない。
師から学ぶことの大切さを再認識させられた。
さっそく紹介しよう。
人生にもガイドが必要
人生を進めていく上で、一人ですべてを決めて歩いていくのは困難だ。
そんな時、「師」として仰ぎ、人生の指針を与えてくれるメンターの存在が必要となる。
若いなら、直接弟子入りして師匠から教えを乞うライフスタイルも可能だろう。
また、現代においては多くの成功者が情報発信をしている。
「この人の発信は素晴らしい」 と感じたら、その人の本を買って読んでみることや、YouTube動画をフォローして見続けるなど、直接知り合わない形での師事も可能だ。
セミナーや個人コンサルティングのような形で、費用を支払い教えを乞うこともできる。
メンターというと年長者と言うイメージが強いだろう。
しかし、メンターは年下でも構わないし、対等の立場でも良い。
大切なのは、自分の人生について心を開き相談できる相手であること。
そして、あなたに的確な指針を与えてくれる人であること。
僕自身、直接学ばせてもらったメンターもいれば、ネットや書籍越しに「勝手にメンター」と思い、モデリングしている人もいる。
人生の方向性を決めるときに、メンターからの言葉が大きく背中を押してくれたことがある。
人生のガイドになってもらえる人を見つけよう。
メンターは少しずつグレードアップしていく
直接教えを買うにしろ、ネットや書籍越しにモデリングするにしろ、 メンターは今の自分の立ち位置によって決める。
あまりにも自分の立ち位置とかけ離れた人をメンターにしようとしても上手くいかない。
今の自分より少し前を歩いている人、自分の手の届く範囲の人をメンターとするのだ。
そして、自分が学び進化するにつれ、メンターもグレードアップしていく。
人生においてメンターは一人だけでなければいけない、という考え方は不要だ。
しかるべきタイミングに出会い、学び、そして卒業していく。
そうやってお互い成長していくのだ。
メンターとの共同創造をイメージする
自分が成長し、メンターとの関係が発展していくと、メンターと一緒にプロジェクトを企画したり、ビジネスを起こす機会が生じる。
この機会は大きなチャンスになるので、ぜひ実現させてほしい。
実際に一緒に仕事をすることで、ただ話を聞くだけでは知り得なかったことを学ぶ絶好の機会になる。
一緒にビジネスをすることで、メンターの人脈に触れることもできる。
メンターと仕事ができるということは、あなたがそれだけ成長した証になる。
僕自身、メンターと仰いでいた方と共著で出版をさせてもらったり、コラボでセミナーを企画し共同で登壇させてもらった経験がある。
メンターと共にビジネスをするのは緊張するものだが、実力をアップさせる絶好の機会だ。
その機会を得るためにも、日ごろからメンターとの共同創造をイメージすることが大切。
良いアイディアが浮かんだら積極的にメンターに提案してみよう。
メンターが、まだ気が熟していないと判断すれば、そう言われるだろう。
落ち込む必要はなく、さらに精進してから再度提案すれば良いのだ。
まとめ
自分がメンターとして仰ぐ人もいれば、自分をメンターとして慕ってくれる人もいる。
メンターに恩返しをする最大の方法は、自分が成長し、自分自身がメンターとなることだ。
この本を読んで自分の会社員時代、若かった頃の上司(故人)のことを思い出した。
生意気だった僕は良く上司につっかかり、上司も折れず喧嘩になったものだが、彼が教えてくれたものは大きい。
当時はメンターという言葉すら知らなかったが、当時の僕にとって彼は偉大なるメンターだった。
人間何歳になっても学び続けることが大切だ。
年齢が上がれば、若者から学ぶ機会も増えるだろう。
時代の波に置いていかれないよう、ネットや書籍越しの「勝手にメンター」も含め、積極的に学び続けていきたい。
「人生を変えるメンターと出会う法 〜 自分の磨き方、高め方」のチェックはこちらからどうぞ!!
書評記事はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。