村松大輔さん著「現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則」(サンマーク出版)という本を読んだのでご紹介。
村松さんのご著書は大好きで、新刊が出るたびに読ませていただいている。
刊行を重ねるたびによりパワフルかつ分かりやすい内容になっており、今回ご紹介する「現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則」はまさに真骨頂と感じた。
理解しにくい量子力学をここまで分かりやすく我々の自己実現に結びつけられるのは凄いと思う。
感動しっぱなしで読んだ。
素晴らしい一冊。
さっそく紹介しよう。
我々の身体も意識も感情も素粒子でできている
量子力学は、我々の目に見えないミクロの世界を解明する物理学である。
量子力学の世界では、我々の身体を含むすべての物質は素粒子でできている。
そして身体だけではなく、我々の意識や感情も素粒子でできているのだ。
村松さんは以下のように解説している。
「素粒子は17種類ありますが、大きく分類すると「物質をつくる素粒子」(フェルミ粒子)と「エネルギー的な素粒子」(ボーズ粒子)の2種類になります。
アップクォークやダウンクォーク、電子は「物質をつくる素粒子」です。
いっぽう「エネルギー的な素粒子」には、フォトン(光子)などがあります。」
このエネルギー的な素粒子である「フォトン」こそが、我々の意識や感情を構成する素粒子である。
我々の意識や感情は目で見ることはでぎないが、携帯電話やテレビの電波と同じように世界を飛び交っている。
我々は「バイオフォトン」という素粒子を放出している。
「うれしい〜」と思うと全身から「うれしいフォトン」が出る。
「ムカつく〜」と思うと、全身から「ムカつくフォトン」が放出される。
そして我々は相手のフォトンを受信してしまうのだ。
機嫌が悪い人のそばにいると自分までイライラしてくる、というのは良くある話だが、これこそが相手の波の影響を受けている状態だ。
相手のフォトンを受信するというのは,相手と周波数が合う状態になっているということ。
我々は常に変動する周波数を発し、また受信している。
相手と同じ周波数になったとき、お互いのフォトンを受け取り、影響し合うことになる。
素粒子は「観測すると姿を変える」
素粒子には不可思議な性質がある。
それは「観測することで姿を変える」という性質だ。
素粒子は波でもあり粒でもあるのだが、ある実験において観測者が目を閉じている間は波だった電子が、目を開けた瞬間に粒になったのだ。
つまり観測によって素粒子は姿を変える、現象化するのだ。
子供のころにやった「だるまさんがころんだ」のようなイメージだ。
鬼の役の子供が後ろを向いている間は他の子供たちはどんどん動くが、鬼が振り向いた瞬間に固まる、ということ。
観測すると現象化する、それは「意図すると現象化する」ということになる。
つまり「こんな自分になりたい」と意図すると、その「なりたい自分」が現象化する、と言い換えることができるということだ。
「観測」と「周波数」を変えると世界が一変する
テレビやラジオで意図した番組を観たり聴いたりできるのは、放送局が発している電波に受信するテレビやラジオが周波数を合わせるからだ。
つまり、「意図」して番組を選んでいることになる。
本書のテーマである「パラレルワールド」も、テレビと同じシステムになる。
我々が行なう「観測」や「意図」こそが、周波数を合わせる行為なのだ。
我々は観測した周波数帯で存在し、その世界で現象化を引き起こしている。
たとえば家族が何か一つの発言をしたとき、あなたが「ありがとう周波数」を観測すれば「ありがとう周波数」を発し、相手も「ありがとう周波数」を受信する。
その結果「ありがとうワールド」が現象化する。
つまりみんながハッピー、という状況が生まれる。
いっぽう同じ発言に対し「ムカつく周波数」を観測するとあなたは「ムカつく周波数」を発することで相手も「ムカつく周波数」を受信し、「ムカつくワールド」が現象化する。
つまりみんながムカつく状況が発生してしまう。
いつも「お金がない、お金が足りない」と思っていると「お金がない周波数」を発し、結果として「お金がないワールド」で生きる人々と共振してしまい、「お金がないワールド」が現象化してしまうのだ。
村松さんは以下のように書いている。
「ありがとうパラレル」も「ムカつくパラレル」も「幸せパラレル」も、この世にはありとあらゆるパラレルワールドが存在しています。目の前に跳んでいるのに見えない電波のようなものです。チャンネルを合わせれば、そこに繋がることができます。
では、どうやってチャンネルを合わせるか?
それが「観測」や「意図」です。自分が望むものを観る。その状態に浸る。
たったこれだけです。スマホでYouTubeに繋がるより、よっぽど簡単です」。
我々には常にいくつもの世界が並行して存在している。
その中からどの世界に飛び移るかは、我々の「観測」と「意図」次第なのだ。
観測し意図することにより、その周波数のフォトンを我々は発し、その世界の扉が開くことになる。
何を観測するか、何を意図するかによって、その周波数帯に我々は飛び移ることになる。
本書の中ではこの「観測」「意図」が変わったことでまったく別の世界に飛び移った事例がいくつも紹介されている。
僕自身も家族との関係性がひどく悪かった時期もあったが、「観測」と「意図」が変化したことで関係性が劇的に良くなった経験がある。
また、「どうせ自分なんてダメだ」と思っていた人生から「自分は凄いんだ」と観測と意図が変化したことで、人生が劇的に変わったのだ。
僕は「ダメダメHz」から「凄いんだHz」に周波数が変わり、その結果「凄いんだワールド」へと飛び移ることができたのだ。
パラレルワールドは現在だけでなく、過去も未来も変える力がある。
過去の解釈、そして未来の展望は、言い換えればまさに「観測」「意図」そのものである。
意図は物理量、強く願えば叶う
意図は「物理量」だと村松さんは説いている。
壁に向かって1kgの鉄球と150kgの鉄球をぶつけた場合、重い鉄球の方が衝撃が強くなるのと同じだ。
量子力学には「周波数が大きいほどエネルギーが大きい」という法則がある。
「できたらいいな」という100Hzのフォトンを飛ばすのと、「絶対できる、大丈夫、余裕余裕」という1億Hzのフォトンを飛ばすのとでは、現象が変わって当然だ。
また、意図をするときには余計な意図を混ぜ込まないことも大切になる。
「願いが叶わない」という人は、以下のような余計な意図も混入させている。
「やっぱりオレはダメなんだ」とか「これまでも願っても叶わなかったし」のような、ネガティブな意図も一緒に思い描いているのだ。
だからこそ「綿密に観測する」「浸る」ことが大切になる。
実現している未来をありありとイメージし、「余裕で叶う」「全部上手くいく」と意図をすることで、意図の物理量を高めるのだ。
また、エネルギーの低いフォトンに高いフォトンを振り掛けると高い側に引き上げられる性質がある。
だからこそ、怒りや無力感などの低いエネルギーを感じているときこそ、高いエネルギーを発している場所や人に触れることで、自分の周波数を上げる活動をすることも大切になる。
まとめ
痺れるほど素晴らしい御本だった。
自分の周波数を上げるためには「意図」「観測」すること。
そしてその周波数帯に飛び移ることで、現在も未来も過去も大きく変わる。
「ダメな自分」を観測していれば「ダメな自分ワールド」が現象化する。
「サイコーな自分」を観測すれば「サイコーな自分ワールド」な周波数に飛び移り、サイコーな自分ワールドの中で生きることができる。
願望実現の様々な本を読んできたが、本書は一番腑に落ち、読んでいて感動しっぱなしだった。
素晴らしい一冊でした。
超オススメです!!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。