自己実現・自己啓発書評

一瞬で自分を変える5つの方法

自己実現・自己啓発書評
スポンサーリンク

「今の自分が最高だ」と思えている人は幸せだ。これは皮肉ではない。

140218-01-1

多くの人は「変わりたい」「人生を変えたい」と思っているがそれができず、不本意な人生を送り、そして死んでいく。

では、「変われる人」と「変われない人」の違いというのは何なのだろうか。

そのことに興味を持ち、世界No.1カリスマコーチと呼ばれるアンソニー・ロビンス氏の「一瞬で自分を変える法」を読んだ。

さっそく紹介しよう。

スポンサーリンク

一瞬で自分を変える5つの方法

強化された「信念」が自分を変える

「信念」という言葉に対してネガティブな想いを持つ人もいるのではないだろうか。

信念というと、昭和の時代の根性論、精神論のようなイメージが湧く人も多いだろう。

「思い込んだら命がけ」という世界観だ。

しかし、精神論も悪いことばかりではない。

特に他人に対してではなく、「自分自身」に対して強い信念を持つことは、自分を変えるための大きな力になる。

著者アンソニーは、「「誰の目にも明らかな才能」よりも、「自分は人とは違った特別な人間になれる」という信念を持つことのほうが重要なのである」と書いている。

つまり、たとえ才能が劣っていたとしても、「絶対にできる」と信じている人は成功を掴みやすいというのだ。

何もしないうちから「失敗しそうだ」と思い込んでいれば、上手く出来ることでも上手くいかなくなってしまうものだ。

 

「失敗」はない、あるのは「結果」のみ

多くの人は失敗を恐れる。

失敗することによって自分が不利益を被ったり、計画が頓挫したりすることを恐怖するのだ。

しかし、成功する人たちは、どんな結果が出ても、それを失敗だとは思わない。

アンソニーはこう書いている。

「そもそも、失敗という概念が存在することを認めていない」

失敗も成功も、それは人間の意識の中だけに存在する概念だ。

本来あるのは「結果」であって、それを「成功」や「失敗」と定義するのは、多くの場合自分自身である。

ご存知の方も多いと思うが、トーマス・エジソンが電球を発明したときの有名なやり取りがある。

エジソンは電球を作ろうと、さまざまな実験をしたが、上手くいかなかった。その回数は何と9,999回にも上っていた。

ある人がエジソンにこう言った。

「1万回も失敗すればたくさんだろう」と。

それに対してエジソンはこう答えた。

「失敗だって?僕はうまくいかない方法を1万通り発見したところさ」

「もうここで止めよう」と思ってしまったときに、はじめて「失敗」が訪れる。

彼は実験をやめず、次々と新しい方法を追求し続けた。

一度失敗した素材や方法は二度と使わないわけだから、失敗すればするほど、どんどん成功に近づいているのだ。

その事実を知っている人は、とても強い。

 

脳を支配する「生き生きしてパワフルなイメージ」

多くのスポーツ選手が採り入れている「イメージトレーニング」。

イメージトレーニングとは何かといえば、上手く行っている場面を想像することだ。

さらっと想像するのではなく、詳細に渡り「臨場感たっぷりに」イメージすることが大切だ。

自分の人生を劇的に変えたいなら、「変わった後の人生」を、パワフルかつリアルに想像することだ。

どんな服を着て、どんな友達がいて、どんな家に住んで、どんな仕事をしているのか。

それらを徹底的にイメージし続けることで、僕たちは「脳を支配」することができるようになる。

イメージトレーニングによって、脳にネガティブな「おしゃべり」をさせないようにするのだ。

未来の成功体験を頭の中で「予行演習」できれば、あなたの変化は確実なものになるだろう。

 

強くなりたければ「強いふり」をしろ

あなたの身のまわりにも、いつもやたらとパワフルで元気な人、というのが一人や二人いるだろう。

しかし、僕たちは、その人が本当にいつも元気いっぱいでエネルギッシュなのか、それとも元気な「ふり」をしているのかは分からない。

いつも元気でありたい人は、元気なふりをすることが、とても大切なのだ。

人間の生理機能、つまり姿勢や呼吸法、筋肉の緊張度や声の調子などと人間の内部イメージは完全に結びついている。

「疲れた疲れた」と言って背中を丸めていれば、内面からのエネルギーが湧き上がることはない。

逆に、疲れているときこそ胸を張り姿勢を良くし、大きな声でハキハキ話すことで、身体の状態が精神に作用して、テキパキと動けるようになるのだ。

心が落ち込んでいるときに、暗い部屋で脚を抱えてじっと座っていたらどうなるだろうか?

落ち込みを感じたときこそ、大きく腕を振って勢い良く歩き、肺から新鮮な空気を身体に送り込もう。

 

相手に好印象を与える心の操作法

人間は自分と似ている人に好感を持つように出来ている。

だから、初対面の相手や重要な相手、自分が好意を持った相手に自分を好きになってもらうのには「技」がある。

アンソニーはここで「ミラーリング」「ぺーシング」「リーディング」という技法を紹介している。

いずれも、相手の身のこなしや話し方、声の調子などをマネする技術だ。

相手が早口なら自分も調子を合わせて早口にする。

相手が口元に手をやる癖があるなら、あなたも真似をする。

呼吸のスピードや身体の姿勢なども真似をしていく。

すると、相手はあなたに好感を持つようになるのだ。

意識的にやるとテクニックだが、僕らの多くは、人に好感を持つと無意識に相手の真似をするようにプログラムされているのだという。

その特性を活かせば、相手から好感を持ってもらうことができるのだ。

 

まとめ

140218-01-2

アンソニー・ロビンズ氏が主催するセミナーでは、火のついた木の上を歩く、というカリキュラムがあるという。

火の上を歩けば火傷をする。そんなの無理だ。多くの人はそう思うだろう。

しかし、実際に「歩ける」と信じると、何の問題もなく火の上を歩けてしまう。

そこに必要なのは、信念であり、軽々と火の上を歩く自分のイメージである。

この本の原題は”Unlimited Power” 、無限の力となっている。

僕たち人間には無限の力がある。

しかし、その無限の力が出ないように制限してしまっているのは、他ならぬ自分なのだ。

無限の力を発揮するためには、自分の脳を支配して、自分を変えると決めてしまうこと。

そして変わった自分を徹底的にイメージすることが必要だ。

成功をイメージすることから始めよう。いますぐできることだから。

一瞬で自分を変える法のチェックはこちらから!

人気書評エントリーはこちらにもたくさん!ご一緒にどうぞ!!

タイトルとURLをコピーしました