ブックレビュー2010年の37冊目は本田直之氏著、「レバレッジ時間術」を読了。
著者の主張に100%合意である。いや120%合意だ。
時間は貴重だ。時間があれば何でもできる。
アントニオ猪木は「元気があれば何でもできる」と言っているが、僕に言わせれば「時間があれば何でもできる」だ。これは間違いない。
お金よりも時間が大事だという作者の意見にも120%合意だ。
時間さえたくさんあれば、じっくり取り組んでお金を儲ければ良い。
だが、自分の寿命までの時間は限られているからこそ、その間にいかに効率良くお金を稼ぐかを考えないと、あっという間に人生は終わってしまうのだ。
といった観点で時間を捉えた時に、どうやって時間を増やすのかについて多面的に解説しているのが本書である。
時間は貴重で有限だが、増やすことができるのだ。これも素晴らしい。
僕自身もかなり時間の使い方については工夫をしているつもりだが、本書を読んでまだまだ自分の時間の使い方には改善の余地があると実感させられた。
だがとにかく、「時間がない」と言っていてはダメだというのは納得だ。
時間は与えられるものではなく作り出すものだ。
例えば毎朝テレビを見ながら朝食を食べたり支度をしたりしている人は、それを止めるだけで朝にできることは大幅に増える。
僕自身以前はテレビを見ながら朝食を食べたり支度をしたりしていた。
それを、かかる時間の割に情報量が少ないためテレビは一切止めて、ニュース源はネットと新聞だけにしてしまったが、まったく困っていない。
テレビはとにかく時間を食うのだ。
ニュースでイチローがどんなに鮮やかにジャンピングキャッチしたか、高島彩アナが今日はどんな服を着ていたか、そんなことは僕達の人生には実はまったく関係のないことなのに、ついだらだら時間を割いて番組を最後まで見てしまう。
どうしても見たい番組は積極的に見ればいいと思うが、毎日だらだら見るのは本当に無意味だと気づかされた。
僕は引っ越ししてからテレビをアンテナに繋いでいないが、一度も困ったことは起きていない。
本書では時間を作るための小さく細かい工夫とコツがたくさん書かれている。
時間を増やすには爆発的な特効薬はなく、一つ一つの積み重ねだ。
だが、これを実践している人としていない人では時間効率がまったく違ってくることは間違いない。
自分自身の時間が足りていないと感じているあなた、本書を読んでまずは時間の増やし方を考えてみてはどうだろうか。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。