勝間和代さん著、「仕事も人生もうまくいく! 勝間式 タイムパフォーマンスを上げる習慣」という本を読んだのでご紹介。
はっきり言ってこの本には共感しかない。
僕自身も、ひたすら「タイムパフォーマンス」を上げる取り組みを続けている。
いかに短い時間で最大の効率を発揮し、自由な時間を増やしていくか。
僕は勝間さんを見習い、会社員から独立しブロガーとして著者として最短の時間で結果を出すために、親指シフトや音声入力を導入してきた。
また、ビジネスモデル構築にあたっても、いかに時間を浪費する無駄な仕事をせずに、成果報酬型で売り上げを上げられるかを追求してきている。
勝間さんのタイムパフォーマンス追求の集大成ともいえる素晴らしい一冊。
さっそく紹介しよう。
お金よりも時間が大切
本書の冒頭で勝間さんは「お金よりも時間が大切」と説いている。
お金は借りたりビジネスや投資で増やしたりすることができる。
しかし、時間は誰かから借りたり増やしたりする事はできない。
すべての人が生まれた瞬間から、人生を終える「死」の瞬間に向かって歩み続けているのだ。
そして誰もが自分の人生がいつ終わるかを予め知ることはできない。
一度きりの人生を、いかに自由に楽しく幸せに生きるかを追求することこそが、我々が一番重要視すべきこと。
勝間さんは徹底的に時間効率を上げることで、「勝間和代さんは3人いるのではないか?」と周囲から言われるほど、効率的に仕事をしつつ、遊びも充実させている。
僕自身も「タイムリッチとキャッシュリッチの両立」を掲げ、徹底的に時間効率を上げる努力を続けている。
勝間さんは「時間リッチ」になるために必要なことについて、以下のように書いている。
「 時間リッチになるためのスキルというのは、そこまで難しいことではありません。自分が時間リッチになると決心して、そこへ向かっていこうと思えば、誰でもできることだと思います。
大事なのは、自由に自分の時間を使えるような状態を目指すというその決意なのです。」
僕も勝間さんのこの言葉に100%同意する。
僕は以前は十分時間リッチな生活を送ることができなかった。
会社員を辞め独立しビジネスが軌道に乗ると、どんどん仕事をこなし、それに伴って収入も上がっていった。
収入が上がり、多くの人に感謝されることが嬉しくて、もっともっと仕事をしようと張り切っていた。
その結果、徐々に自分の時間が失われ、インプット不足でアウトプット過多な状態が続き、やがて僕は疲弊していった。
離婚に伴い元妻と共同経営していた会社から離れビジネスを一旦停止させたとき、僕は決意した。
「二度とフル稼働状態、自分の時間がなくなるような働き方はしない」と。
そして僕は時間をかけてビジネスモデル再構築に取り掛かり、「短時間で利益が出る仕組み作り」にこだわってきた。
以前から親指シフトは活用していたが、執筆を音声入力に切り替えたことでスピードは3倍以上に劇的にアップした。
そのお陰でビジネスをまったく圧迫することなく、昨年2冊の本を書き上げ、昨年12月には「起業メンタル大全」を、先週「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」を上梓することができた。
「自由に自分の時間を使えるような状態を目指すという決意」をすれば、必然的に物事はそちらに向かって進んでいくのだ。
睡眠・運動・食事に徹底的にこだわる
時間リッチになるためにもっとも重要なことは「上質の睡眠をしっかりとること」だと僕は思っている。
勝間さんも8時間睡眠を実践されているが、僕も睡眠は8時間が目標だ。
上質の睡眠をしっかりとれば疲れも取れスッキリ目覚め、起きている間は気分良くパフォーマンスも高く一日過ごすことができる。
僕は、睡眠こそが人生の本体であり、起きている時間はおまけ、くらい睡眠を重要視している。
そして睡眠と同じくらい大切なのが運動と食事だ。
僕は筋トレとランニング・ウォーキングを日課にしている。
勝間さんと同じく1日1万歩をメドに歩くようにして、運動不足にならないよう習慣化している。
日中しっかり運動することで夜は早くに眠くなり、深くて長い、良質の睡眠を得ることができる。
また、コンビニやジャンクフードはなるべく遠ざけ、日々自炊して栄養価の高くバランスの良い食事を心がけている。
睡眠・運動・食事にこだわることは、健康に徹底的にこだわることを意味する。
健康で覚醒度が高ければ仕事のパフォーマンスを最大にすることができる。
勝間さんも本書で書かれているが、僕も若い頃より年齢を重ねた方が仕事の効率は上がっている。
熟練しているし、テクノロジーも進化しているから、それらを活用することでさらに高いパフォーマンスを発揮することができる。
しかし寝不足だったり体調が悪かったりすると、若いころのように体力で押し切ることはできないため、一気にパフォーマンスは落ちてしまう。
健康であることにある程度の時間を費やすことは、むしろトータルでは多くの自由な時間を得るための投資になるのだ。
短時間労働で最大の成果を上げる
本書で勝間さんは「フルタイム・ワークからの脱出」を推奨している。
この点についても僕は完全に同意である。
勝間さんは以下のように書いている。
「「 なるべく労働をせずに、またなるべく労働時間をかけなくても、十分な成果をあげられるようにする」
このような発想を肝に銘じてください。」
短時間労働は、目指さないと実現しない。
ほとんどの会社員は拘束時間がある状況下で働いており、勝間さんが推奨する1日2〜3時間の労働で十分な収入を得ることは不可能だ。
会社に雇われフルタイムで働く形から脱出し、自由に自らのライフスタイル・ワークスタイルを構築できる働き方にシフトすることが必須になる。
また、勝間さんは40代前半までは毎日8〜9時間働いていたが、そこから改善を重ねて1日2〜3時間の労働へとシフトしてきたという。
しかも短時間労働にもかかわらず、生産性が上がり収入も増えている。
僕自身も2018年までは一日中飛び回り仕事をしていたが、いまは労働時間は半日あるかないかくらいになっている。
体調管理を徹底することと最新のテクノロジーを駆使すること、さらに成果報酬型でレバレッジが効くビジネスモデルを構築することが重要だ。
いかに労働集約型で成果が少ない仕事をやめ、高収益で自動運転になる商品やサービスを作れるかがカギになる。
まとめ
僕はこの書評記事も音声入力で執筆している。
ここまでで文字数は約2700文字だが、執筆時間は30分少々である。
親指シフトもローマ字入力に比べれば速いが、音声入力はさらにパフォーマンスを劇的に上げてくれた。
仕事が短時間で終われば、その分、食事や運動や読書などの自己投資、さらには楽しい遊びにもたっぷり時間をかけられる。
限られた人生を不本意な労働で使い果たすことなく、自由で充実し、幸せな人生を謳歌するために、時間への投資は本気で行うべきだ。
共感しかない素晴らしい一冊でした!
超オススメです!!
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仕事も人生もうまくいく! 勝間式 タイムパフォーマンスを上げる習慣
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。