2020年7月5日に51歳の誕生日を迎えました。
個人的には120歳まで現役で生きるつもりですが、50年、半世紀を生き切ったことになります。
やはり折り返し感はあるので感慨深いです。
健康で元気にこの日を迎えることができたことに感謝するとともに、支えてくださる皆さまに心より御礼申し上げます。
特に2018年の誕生日からの2年間の激変の日々は、自分で人生がコントロールできていない感覚でした。
濁流に呑み込まれてしまった感じでしたが、何とか岸にたどり着きました。
この2年間の学びを教訓に変え、これからの人生に活かしていきたいと思っています。
いま、誕生日にこの2年間の学びを振り返ってみたいと思います。
起こったことはすべて「人生の学び」だった
この2年の間に僕に起こったことは、すべてがまさに「人生の学び」でした。
50年生きてきても解決できていなかった根源的な問題が、全部まとめてこの2年間に表面化した感じでした。
表面化した問題が次々と襲いかかってきたときはどうしていいのか分からず呆然とするばかりでした。
でも、こうして時間がたって考えてみると、それらの根源的な問題を、僕はこの2年間で徹底的に内観し直視することができきるようになりました。
それらの問題がなぜ起こったのか。
表面化した問題の奥には必ず根源的なビリーフがあり、そのビリーフが僕を突き動かしていました。
それらのビリーフに辿り着くこと。
そしてそのビリーフとしっかり対話していくこと。
さらに、ビリーフを解放して昇華していくこと。
一つ一つの問題をそのように内観して解放していきました。
そのプロセスは辛いものではありましたが、同時に僕に大いなる癒やしをもたらしました。
ビリーフは昇華され解放されれば、もうビリーフではなくなり、僕の人生を乗っ取るように支配することはなくなります。
つまり、僕はずっと人生で抱えてきた根源的な問題をいくつか、この2年で解決できたのではないかと思っています。
これからの人生の歩みにおいて、それらの問題が本当に解決されていたかどうかは分かるでしょう。
でも現段階で、僕はかなりの部分まで、それらの問題を解決することができたのではないかと思っています。
今日からの新しい一年において、内観して得た新しい価値観や考え方、感じ方を実践し、自分がいま感じているこの感覚が正しいかどうかを検証していきたいと思っています。
「優しさ」が「弱さ」ではなく「強さ」になるような人生を
僕が抱えていた根源的な問題のテーマは、「お金」と「パートナーシップ」と「自立(自律)」にあったと思っています。
この2年間に起こったことがなぜ「人生の学び」と感じているかというと、まさにこの3つのテーマにおける大きな試練が次々と立て続けに起こったからです。
2018年からの2年間で、僕は前パートナーと離婚をし、自分が作った会社を辞め、ずいぶん稼いだお金も全部なくなり、そして独りになりました。
そのようなことが起こったときには、誰でもそうだと思いますが、僕もハッピーではありませんでした。
でも、心を深く学んで自らカウンセラーもやっていたおかげで、「起こっていることが必ず正しい」という考え方をすることができました。
その結果、「いま起こっていることは何故起こっているのか」について深く内観することになりました。
そしてその結果、一つひとつのことは、起こるべくして起こっているとという結論に至りました。
さらにいうと、僕が手にしていたお金、会社、家族などが去っていったのは、もともと「間違っていた状態だったからなくなった」という結論に至りました。
「間違っていたものが正しい状態に戻った」のが、この2年に起こったことなのです。
すべてをここに書くには時間が足りませんが、一つ例をあげると、僕の自立・自律についてです。
僕は幼少期からすごく「孤独」「孤立」が怖かった。
実際はいつも家族と一緒に暮らしているのに、いつも自分だけ異分子で孤独だと感じていました。
だから一人になることをすごく恐れていました。
ただし、これは潜在意識、無意識の領域のできごとなので日常的には自覚がありません。
でも潜在意識が孤独を恐れているので、僕は実家を出るのが27歳と、社会人になって随分たってからの独立になりました。
そして一人暮らしをする間もなく当時の恋人が家に入り浸りになり事実上の同棲が始まり、そのまま結婚。
1回目の結婚が終わるときには次のパートナーとのお付き合いがすでに始まっていました。
結局50年の人生で、一度も一人で自立した暮らしをしたことがなかったのです。
というよりも、ビリーフが発動して僕は常に誰かと一緒にいる人生を選んできたのです。
一人暮らしをしたことがなくても、そこにビリーフがないなら特に問題はありません。
でも僕の場合はビリーフががっつりあった。
だから、「孤独を恐れて」「誰かと一緒にいたい」と願い、パートナーを選んだり、人生の大きな決断をしたりしていました。
「この人とずっとと一緒にいたい」と思ってパートナーを選ぶのと、「誰かいないと死んでしまうから」といとうビリーフに突き動かされて相手を選ぶのとは雲泥の差があります。
また、「孤立したら生きていけない」というビリーフがあると、パートナーとの人間関係にも大きく影響を及ぼします。
「去られたら困る」と思っていると、本当は言いたいことが言えなかったり、必要以上に我慢したり不必要に下手に出て自分を抑えたり。
それが何年もの期間を経て二人の関係性に影響を与えていくわけです。
でも、去年の7月末から人生初の完全な一人暮らしになり、僕はそのビリーフを解放することに成功しました。
あんなにイヤだと思っていた孤独が、むしろ心地良く楽しく自由で、素晴らしいものだと初めて感じるようになったのです。
「女がいないと生きていけない」とも潜在意識では思っていたのですが、これも全然平気になってしまいました。
なので、僕はいますごく自然体で自由に一人で生きています。
そして、これからまたパートナーに巡り合う日が来ることを楽しみにしています。
「誰かいないと困る」と思って探すのと、「誰もいなくても僕は完全で幸せ」と思っていて、「パートナーがいたらさらに幸せ」と思っているのとでは、全然違うと思うんです。
お金について、あと男性性、女性性についても同様にビリーフの探求と解放ができたと思っています。
なので、これからスタートする新しい一年が、今からとても楽しみなのです。
先日からスタートした春山充さんの継続コンサルのとき、春山さんが何十回も「たっちーさんは優しい」と言ってくれました。
それは嬉しい言葉ではあったのですが、今までの人生はビリーフのせいで、僕の優しさが「弱さ」に変換されてしまうことが多かったと感じています。
51歳からの人生は、僕は今まで以上に優しくあり続けるとともに、優しさが「強さ」に変換されていくような生き方をできたらと思っています。
これからやりたいこと
まずはもう一度会社を作りたいです。
去年のクラウドファンディングのリターンにも、新会社のロゴ入りTシャツとかペンとかを含めています。
去年会社を去ってから残務処理が10月くらいまでかかり、その後僕は完全な燃え尽き状態になりました。
その中で深い内観をしていくことになり、さらに今年に入ってからはコロナ自粛でまたまた内観をしてきました。
そして先月からスタートとした春山さんの継続コンサルで、ようやく「もう一度会社をやろう」というメンタリティーになってきました。
幸い前回会社を作るときは司法書士さんにお願いせず、全部自分でやったので、会社の作り方もかかる費用もだいたい分かってます。
いまは、新しい会社が持つべきミッションをしっかり深めて考えること、そして社名をどうするかなどを考えています。
あとは、タイミング的にいつが最適なのかについても考え、専門家のサポートを受けつつベストな時期に立ち上げたいと思っています。
クラウドファンディングにご支援いただいた皆さまにも、社名やロゴが決まったら、リターンをお送りできると思います。
ようやくここまで来たな、という感慨です。
しなやかに自然体で生きる
51歳からの人生は、ビリーフに突き動かされて支配される人生ではなく、自分の本当の人生を生きられそうです。
しなやかに、自然体で生きたいと思います。
そして、この2年の経験を学びにして体系化して、本に書けたらいいなとも思っています。
ここからの僕のテーマは、「人生を楽しむ」ことだと思っています。
ビリーフがあると、常に人生は「不安」です。
僕はずっと、その不安を払拭するために頑張ってきました。
でも、もう不安を消すために生きるのは終わり。
これからは、人生を味わい尽くし、楽しみ尽くすために活動したい。
そして、しなやかに、自然体で楽に生きたいと思っています。
そんな仲間と人生を楽しむ場を作っていけたらいいな、なんて思っています。
たくさんの方に大変な時期を支えていただきました。
皆さま本当にありがとうございました。
そして51歳からの立花もどうぞよろしくお願いいたします!!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。