早いもので、デジタル一眼レフカメラNikon D7000を購入して一年が経った。
当初は55- 300mmの望遠ズーム、50mmの単焦点、10 – 24mmの超広角の3本のレンズを購入した。
標準ズームを敢えて避けた構成にしたのは、標準ズームを使ってしまうと、当たり障りのない、普通の写真ばかりになってしまいそうだったから。
極端な望遠と極端な広角、それと標準的な単焦点という構成なら、個性的で面白い写真が嫌でも撮れるのではないかと思ったのだ。
この目論見はかなり当たり、我ながらこの一年間で結構面白い写真がたくさん撮れたと思っている。
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ただ、一つ問題があった。それが単焦点レンズの視界が予想以上に狭かったということ。
50mmレンズというのは、Nikonのレンズでは35mm換算だと1.5倍の75mmということになるため(この概念をレンズを実際に買うまで理解していなかった)、室内撮りだと結構厳しい(「35mm換算」についてはこちらのページに詳しい)。
料理の写真や友達や家族のスナップ用にと思ったのだが、被写体が画面に入り切らず断念、というシーンが結構あった。
35mm単焦点だと、35mm換算で(ややこしい)52.5mmということになるので、まさに標準レンズという位置づけだ。
しかし、本体と同時にレンズを3本も買っていたので、さすがにすぐ購入する勇気はなく、まずはあるもので我慢、ということにした。
そして本体購入から一年が経ち、そろそろいいかな、という思いもあり、また、旅行などで写真をたくさん撮る予定が入ったこともあり、思い切って購入に踏み切った。
今回選んだのはAF-S Nikkor 35mm f/1.8G。画角が広く明るい単焦点レンズということで、ほとんど迷わなかった。
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先日届いたので早速装着してみた。
AF-S DX Nikkor 35mm f/1.8G ファースト・インプレッション!
こちらがレンズ本体。コンパクトで軽量。
D7000に装着したところ。付属品でフードが付いていたのでつけている。
正面から見たところ。
真横から見たところ。
左が昨年購入した50mm単焦点レンズで、右が今回購入した35mm単焦点。
今回の製品ラインの方が1グレード上のせいか、50mmレンズより35mmレンズの方が大きい。
直径も結構違う。左が50mmで右が35mm。
35mmレンズをつけてベランダのルリマツリを試し撮り。絞りを開放にすると、このようにボケの強い写真に仕上がる。
もう一枚。かなり明るい印象。
50mm単焦点との比較 その1. 昼の室内
同じ場所に立って、35mmと50mmで映りの違いを比較してみる。
こちら35mmレンズで撮った、我が家のベンジャミン君。
同じ場所から50mmで撮るとこれぐらい違う。室内撮りだと50mmはやはりちょっと窮屈な印象だ。
同じく同じ場所から同じ被写体を撮ってみる。こちら35mm。
こちら50mm。やはりだいぶ違う。
50mm単焦点との比較 その2. 料理の写真
同じ被写体ではないのだが、食べ物の写真で較べてみる。
こちらは50mm単焦点での撮影。
叙々苑のネギタン塩なわけだが(笑)、この写真を撮るために、かなりのけ反って撮影している。ピントが合うギリギリの距離。
こちらも50mmでの撮影。
豚組しゃぶ庵の美味しいお肉なわけだが、これもピントギリギリでの撮影。これ以上寄ることはできない。
こちらは35mmで撮影したもの。お皿や周辺まで入り、かなり余裕があるが、席に座って普通に撮影している。
座ったままでも引いた写真も撮れる。いい感じだ。
こちらも普通に席に座ってこの程度の引いた写真が撮れる。50mmだと、この距離感を出そうと思うと、席から立たないとダメだった。
夜の明るさについて
35mmで撮った夕暮れの写真。まだ買ったばかりなので数が少ないが、かなり良い感じ。明るいので便利だ。
こちらは夜の野外での一枚。50mmだとテーブルの向かいに座っている人を撮ろうとすると、かなりのどアップになってしまったが、35mmだと余裕がある。
ちなみにこの席は、外灯からも離れていて照明がなく、リアルにも「かなり暗い」場所だった。
現実より写真の方が明るいぐらい。
こちらも補助光は一切なしで、自然の光だけで撮影したもの。これだけ明るく撮れると感動する。
室内のポートレート
二次会に移動しており、今度は室内(笑)。
レンズが明るいと、フラッシュなしで暗い室内写真もブレずに余裕で撮影できるため、柔らかみがあって自然な写真に仕上がる。
室内でのポートレートも余裕がある。50mmだと顔だけで目一杯だったが、このようにバストショットでも余裕で撮れる。
姐さん今夜も飲み過ぎや(笑)
まとめ
まだ購入して日が浅いが、予想以上に使い勝手が良くて、出歩く時はこのレンズをはめっぱなしにしている。
確かに外出時に風景を撮るときなどは、50mmの方が迫力のある写真になると思うが、室内は35mmの方が圧倒的に使いやすい。
あと、F1.8はやはりとても明るいので、夜間の撮影にかなりの力を発揮してくれると思う。
夜景やライトアップの撮影などが楽しみだ。
ズームレンズは便利だが、暗いのがタマにキズで、やはり明るい単焦点レンズは使いやすい。
一年我慢した甲斐があった。良い買い物をした。これからもバシバシ写真を撮ろうと、改めて誓うのであった。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。