ここ2週間ほどずっと寝不足気味だった。
365日24時間自由な僕なのに寝不足という事態がなぜ起きるかと言えば、それは睡眠の優先順位が自分の中で下がっているからである。
具体的に言えば、「朝は早起きしてランニングがしたい、日中はたくさん原稿やブログを書きたい、夕方から夜にはたくさん本を読みたい、週末には合宿セミナーにも参加したい!」と、やりたいことが多くなりすぎて制御できず、結果として睡眠を削ってしまうことになるのだ。
普段7時間睡眠の僕が、先々週と先週は4時間台、5時間台を連発してしまった。
でもやはり無理は長くは続かないものだ。
土曜日までの合宿セミナーが終わったら、ガックリ疲れが出てしまい、集中力が枯渇してしまった。
日曜日と月曜日を休日にしたのだが、それでもまだ疲れが抜けず、昨夜も本を読みながら船を漕いでしまう始末。
これはもうダメだと、22時前に布団に入ると、iPhoneの睡眠管理アプリやFitbitのスリープモードのボタンも押す暇がないくらい、速攻で寝落ち。
奥さん曰く、「iPhoneを握りしめたまま寝てた」そうだから、最後のボタン1つが押せなかったくらい眠かったのだ。
おかげで8時間ノンストップで熟睡し、今朝はめっちゃ爽快な目覚めとなった。起きた時に「やったー!」と叫びたいくらいの爽快さ(笑)。
そして今日は一日機嫌もいいし仕事も捗るしで良いことばかり。
睡眠が十分だと、作業効率が良いことも大切だが、良いひらめきやアイデアが続々と出てくるのが一番嬉しい。
あと、早朝から活動を開始しても、夕方まで集中力というか根気というかが萎えないのも大きい。
今この原稿は午後17時12分に書いているが、この時間にこのテンションで文章が打てるのは珍しい(普段はこの時間はもう「一日のまとめ」に入っている)。
こんな好調の一日を体験して、やはり思う。「睡眠は本当に大事だ」と。
しょっちゅう再確認しているのにもかかわらず、また懲りずに寝不足になってしまうのには、自分ではコントロールし切れない部分と自分の、せめぎ合いの結果なのだと思っている。
例えば先々週から先週にかけては、7日のうち4日が合宿セミナー参加中という状態になった。
合宿セミナーの日程は自分では決められない。タイムスケジュールも決まっている。
どうしても参加したい2つのセミナーが中3日で開催されることになってしまった場合、僕に出来ることは、「どちらか、または両方の参加を取りやめる」か、「多少の無理は承知で両方参加する」かしかない。
そして実際に合宿セミナーが開催されている間についても同じことだ。
講義が21時まであるセミナーで、終わった後に自由参加の懇親会が開催された。
講義が21時までであることは僕にはコントロールできない。懇親会のスタート時刻を僕の一存で18時にすることもできない。
すると、僕に出来ることは「懇親会に参加しない」か「無理を承知で参加する」、もしくは「最初のちょっとだけ参加する」くらいしかない。
せっかく新しくたくさんの方達とお知り合いになれる機会を棒に振って、みすみす部屋で一人寝るという選択肢は僕にはなかった。
だから、眠かったけれど頑張って最後まで懇親会に参加したし、その後に温泉の大浴場も楽しみたかったので、すぐには寝ずにお風呂を楽しんでから寝た。
そして翌朝も、せっかくの海街だからと早起きしてランニングをした。これも自分の選択だ。講義が朝の9時からスタートすることは自分ではコントロールできないのだから、コントロールできる部分の自分の行動を選択したのだ。
部屋で寝ているか、寝不足でも起きて走るのか、と。
というわけで、この二週間ほどは合宿セミナーあり、パーティーあり、嬉しい会食のお誘いあり、出張ありと、「寝る」選択より「活動する」選択をし続ける日々だった。
それはそれで良かったのだが、やはりバランスが大事。
これからしばらくは執筆の優先順位を上げなくてはならない。つまり、寝不足では勝負できないフィールドで闘う時期に入ることを意味する。
なので、再びコツコツモードに戻り、日々早寝早起き、たっぷりランニング、そして健康的な食生活を心掛け、質の高い知的生産活動が出来る環境に自分を置こう。
睡眠不足で一日過ごして朦朧とした状態で下らない原稿を書くくらいなら、半日ぐっすり寝て体調を整えて、バリバリのコンディションで質が高いアウトプットをした方がずっといい。
欲張らずに行こう。こういう時は優先順位が大切だ。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。