エッセイ日常

幸せになりたい人が、最初にするべきこと

エッセイ
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幸せとは、「目標地点」ではなく「状態」である。最近このことを良く考える。

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「幸せ」とは「目的地」ではなく「状態」である

大学受験を控えた高校生が、志望校に合格することを夢見て必死に頑張って勉強をした。

そして晴れて難関の志望校に合格した。

ところが本人は合格したことで目標を達成して燃え尽き。

夢見ていた最高のキャンパスライフを楽しむはずが、ろくに授業にも出ずに遊び呆けて暮らす日々。

ぬるま湯で楽な日々だけど、何かが違う。何かが虚しい。

これ、高校から大学時代の僕の話。

「金があれば幸せ」は幻だった

多くの人が「お金持ち」になりたいと願う。

お金持ちになれば、欲しいモノは何でも手に入る。

広い家も高級外車も、なんだって手に入るだろう。

ある男は、そう思い必死に働き大きな富を得た。

不労所得で食べていける、多くの人が憧れる立場を手に入れたのだ。

しかし、彼が得た境地は「俺には金しかない」だった。

金で買えるものなんてたかがしれている。

自分に一番足りないものだけが、お金では買えなかった。

それは、温かい家庭、愛する家族、そして家族と過ごす安らかな時間だ。

彼は高級外車で夜中の首都高を一人ぐるぐると走る。

助手席に乗せる人はいない。

近づく女性はみな「金目当て」に思えてしまい、心を許すことができない。

彼は孤独に苦しみつつ、今夜も一人首都高をぐるぐると回り続ける。

誰もがうらやむ高級外車に一人乗り、目的地もなく、ぐるぐると回るのだ。

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