時間の使い方がまだまだ下手くそだと実感する今日この頃。
フリーなのだから、365日24時間が自分の時間だ。
だからこそ、時間を上手く使えるか下手くそかで、結果の出方は大きく違ってしまう。
以前から、「戦略を立てる自分」と「作戦を実行する自分」を分けることが大事だと書いてきた。
だが、認識していることと、完璧に実行できていることは全く別物。
僕はまだまだ戦略に沿った行動が取れていない。
先日書評を書いた「イシューからはじめよ」という本がある。
この本に印象的なフレーズがある。「犬の道に入るな」という文章。
犬の道とは、戦略なしに無闇にパワーと努力だけで量をこなして結果を出そうとするやり方のことを皮肉って表現しているものなのだが、僕はこの文章を読んでドキっとした。
僕は犬の道を選んでしまっていないだろうか?
これは今後常に自問していきたいキーワードだ。
十分戦略を立てているか。最善最短の方法を選んでから実行しているか。
無駄にバタバタ動き回って失敗していないか。
週末にたっぷりモノを考える時間を持つことができ、おかげで大分反省が進んだ。
そして出た結論は、「ルーティンに溺れてはいけない」、というもの。
目の前にこなすべき作業があれば、つい取りかかってしまう。
そして取りかかっているうちに時間が経ち、くたびれてしまうと、仕事をした気になってしまう。
だが、それではダメなのだ。
本当にその仕事をいまするべきなのか、後回しにするべきなのか、やらない方がいいのか。
その判断にこそ、十分な時間をかけるべきだ。
というわけで、自分の一日のプライムな時間帯に、「沈思黙考」の時間をアサインし、日々じっくり考えることにした。
多分いま僕に一番必要なことは、これだと感じている。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。