大いなる潜在意識にアクセスして心の底から湧き上がる「生きる意味」を探そう
人間の意識というのは、自分で自覚できる「顕在意識」と、自分では自覚できない「潜在意識」に大別される。
そして、人間の意識の実に95〜97%が、自分では分からない「潜在意識」で占められているのだ。
つまり、「僕はこんな人」と僕らが思っている自分というのは、本当の自分のたった3〜5%だけだ、ということだ。
どんなに「自分を変えよう」「性格を変えたい」と願っても、顕在意識だけで自分を変えようとしても上手くいかない。
残りの95〜97%の自分が納得していなければ、上手くいくわけがないのだ。
だからこそ、僕たちは潜在意識にアプローチをして、本当に自分が求めるモノを探し出す必要がある。
しかし、僕たちが潜在意識の中から生きる意味を探そうとすると、その前を邪魔するものに出会うことになる。
それは「ペインボディ」と言われる、過去の自分の「トラウマ」や「辛かった経験」などだ。
僕たちは生きて行くために、辛いことやショックだったことを強制的に「忘れる」ようにできている。
なぜか。すべての辛い記憶を背負ったままでは、僕たちは辛すぎて生きていけないからだ。
僕たちはショックだったこと、辛かったことなどを潜在意識に送り込み、ピッタリと封印してしまう。
潜在意識の蓋を閉じて封印してしまえば、僕たちは辛いことを忘れていきていける。
しかし、それは同時に、豊かな潜在意識から湧き上がる、心の底からやりたいこと、ビジョン、ミッションなども一緒に封印してしまっていることを意味する。
そうすると、僕たちは「辛くないけど生きる喜びも見つからない」「なんとなくつまらない」「生き甲斐が分からない」日々を送ることになる。
潜在意識の封印を解くことで、封印していた過去のトラウマやショッキングだった出来事が一斉に噴出してくることがある。
しかし、辛かった過去の体験や記憶を癒せるのは、今の自分だけなのだ。
過去の自分を癒し、今の自分と「統合」することで、僕たちは本当の自分に戻ることができる。
そのサポートをしてくれるのが、あけみちゃんなのだ。
「成功」と「幸せ」はイコールではない
僕を含む多くの人は、「成功」と「幸せ」を一緒くたにして生きている。
成功すれば幸せになれると信じているのだ。
ところが、現実にはこの二つはまったく別のものであり、世界には「不幸な成功者」も山ほど存在する。
成功したのに不幸。
そうなってしまう理由は、僕たちが本当の「幸せ」の意味を分かっていないことが原因の場合が多い。
たとえば、僕たちは「左脳」と「顕在意識」で欲望を生み出し、それを成功の指標としてしまうことがある。
「俺は六本木ヒルズに住んでフェラーリに乗るぞ」。
高級マンションや外車というのは、社会的な「成功の記号」ではあるが、生きるための本質的な喜びかどうかは別物だ。
高級マンションに住み外車を乗り回すために、人を騙すような仕事でお金を得たり、猛烈に働きすぎてストレスの塊になってしまったりする。
本当に「魂」が求めているものは、高級外車ではなく、助手席に座ってくれる愛する人の存在なのかもしれない。
大切な人と毎日笑顔で過ごせるなら、高級高層マンションなんかでなく、ごく普通の部屋で充分なのかもしれない。
左脳と顕在意識だけで表層的に考えられた「欲求」や「欲望」は、僕たちが本当に必要としている「生きる意味」とは別であることも多い。
顕在意識と潜在意識を、左脳と右脳を統合し、本当の自分が求める生き方を見つけていく。
それが今の僕たちに必要とされていることなのだ。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。