日本人は感情表現が欧米人と比べて下手だと言われる。
アメリカ人などは、スポーツ観戦でも音楽でも、素晴らしければ大絶賛、だらしなければ容赦ないブーイングと、感情表現がハッキリとストレートだ。
日本人はそれをあまりしない。
得意でないし、美徳でもないと思っている人も多いだろう。
でも、そんな日本人でも、本当に心が動いたときには、思わず感情が表にでることもある。
今日、そんな体験をした。
鳴り止まない拍手 魂のプレゼンへのスタンディング・オベーション
今日から3日間、あけみちゃんこと岡部明美さん主宰の9期LPL養成講座の最終第7講に参加している。
最終講は軽井沢での合宿研修だ。
その席で、一緒に受講している方のプレゼンを聞く機会があった。
プロのスピーカーの方ではない、一受講生のプレゼンだった。
しかも時間はわずか10分。
プロジェクターもPowerPointのスライドもない。
あるのは彼女が描いた、一枚の絵だけ。
とつとつと、でも自信と慈悲の心に満ちた彼女の10分間のプレゼンテーションは、まさに魂から響く心の声だった。
人はここまで優しくなれる。人はここまで強くなれる。
そして人はここまで自分を信じることができる。
その10分間のプレゼンテーションに、僕は心の底から感動し、涙が止まらなくなった。
そして10分間の彼女のプレゼンが終わったとき、全参加者からの、割れるばかりの拍手が起こった。
そして、その拍手が終わらない、終わらない。
鳴り止まない、鳴り止まない。
本当に心を揺さぶられ僕たちは、その想いをなんとかご本人に伝えようと、誰も手を叩くのを止めないのだ。
その鳴り止まない拍手を聞いていて、僕はまた泣けてしまった。
鳴り止まない拍手と、それを引き継いで語ってくれたもうひとりの方のプレゼンが共鳴し合い、魂が震えた。
僕たちも、こんなパートナーシップを築いていけたらいいな。
そう思いつつ、また涙があふれた。
ああ、こんなすごいプレゼンを聴けて、体感できて、一緒に学べて、本当に僕は幸せだと心から感じた。
そして、僕にはなにができるだろうと自問していた。
プレゼンテクニックを磨くことが必要なんじゃない。
僕はそう思った。
自分を大切にして、誇れるような自分であり続けること。
そして、自分の想いをストレートに語りかけること。
それが、僕がするべきことなんじゃないか。
そう思った。
魂の学びはまだまだ続く。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。