今日は僕が行った断捨離についてご紹介。
断捨離といえは、こちらの山下ひでこさんのご本。
両親ともミュージシャンという家庭に生まれ育ったこともあり、僕は子供のころから音楽を聴くことが大好きだ。
音楽の「カタチ」が大きく変わった!
読書とおなじく音楽も「乱聴」の傾向が強く、ジャンルは一切気にせず好きな曲を聴いてきた。
クラシック、ジャズ、ロック、ポップス、演歌、民謡、昭和歌謡、ヘビメタ、パンク、なんでもござれ。
高校の途中までは音楽は、カセットテープに録音して再生して聴くことが多かった。
それが高校の途中からCDに置き換わり、カセットテープの出番はぐっと減ることになった。
そして2000年代の途中から、MacのiTunesにリッピングして、iPodで聴くという形にさらに変化した。
僕のiTunesには15,800曲以上が格納されている。
そしてiTunes MatchというAppleのサービスにより、iCloud経由で常時15,800曲に僕の手持ちのすべてのMac、iPhone、iPadから再生できるようになった。
20年前の自分に「20年後の世界では、15,800曲をいつもiPhoneで持ち歩けるんだよ」と言っても、きっと信じなかっただろう。
それだけ世界は変わったのだ。
板としてのCDを「断捨離」することに
すべての音楽を持ち歩けるようになったこともあり、僕の中で「もうCDはいらないな」という感覚が強くなってきた。
15,800曲のなかには、iTunesストアでダウンロード購入したもの、図書館やレンタルCD屋さんで借りてきてリッピングしたものも含まれるが、自宅には何百枚かのCDがあった。
僕はすでにCDを再生するオーディオ機器を持っていない。
そしてCDを直接再生して音楽を聴くこともまったくない。
音楽を聴きたいときは、MacかiPhoneで聴く。
ならば、ずらっと並べてあるCDは、ただの「飾り」になってしまっているのではないか。
そう感じた。
ライナーノーツやジャケットに愛着があるものも中にはあるけれど、「音源」としてのCDは、我が家では役割を完全に終えている。
そこで、今年の6月ごろのある日、「CDは全部捨ててしまおう」と決意した。
音源としてはファイルがMacにあればいい。
そう思って断捨離をスタートさせた。
ルールは「1日1枚ずつ捨てる」こと
断捨離のルールは、一気に全部捨てるのではなく、「1日1枚ずつ捨てる」ことにした。
1日1枚ずつにしたのには幾つかの理由がある。
以下に説明しよう。
適切なエンコーディングでリッピングされているか確認する(されていなければ再リッピング)
僕はCDから音源をリッピングするときには、「Appleロスレスエンコーディング」で行うようにしている。
このエンコーディングは「可逆圧縮方式」と呼ばれる形式で、音質の劣化なくファイルサイズを圧縮できる。
CDを捨ててしまっても、劣化しないない音源がMacに残っていれば良いわけだ。
ところが、初期に取り込んだCDに関しては、ロスレスになっていないものもある。
当初は音質のことなんて全然気にもかけていなかったので、ビットレートが低いmp3で取り込んだままのCDも結構あった。
そのままCDを捨ててしまうと、劣化した音源だけが残ることになるので、それは避けたい。
なので、毎日断捨離する1枚を選び、そのCDのiTunesのファイルのエンコーディングを確認する作業をすることにした。
ロスレスで取り込まれていれば、そのままCDは処分する。
mp3やAACなどで取り込まれていたCDに関しては、再度ロスレスでリッピングしなおしたうえでCDを処分する。
この流れで処分していくことにした。
たくさんのCDをこの流れで一気に処分するには時間が掛かりすぎるので、「1日1枚」にすることで、ストレスなく負荷なく、「断捨離」を習慣化することができた。
「捨てにくい」CDはどんどん後回しできる仕組み
持っていたCDの中には、すごく思い入れが強いものもあれば、全然ないものもあった。
断捨離を始めた当初は、思い入れのあるCDは「絶対捨てられない」と感じていた。
その場合は、捨てられないCDはどんどん最後の方に回してしまい、簡単に捨てられるCDから順番に1日1枚断捨離していった。
すると、徐々に断捨離に対しての「経験値」と「リテラシー」が上がってきて、難易度の高いCDも処分できるようになっていった。
最終的には、どんなに思い入れが強いCDもひょいひょいと捨てられるようになった。
最初は捨てるのでなくヤフオクに出したりブックオフに売ったりも考えた。
ヤフオクで結構な値段でゲットしたレアなCDもあったからだ。
しかし、最終的には全部ゴミとして処分することにした。
オークションに出すと一枚ごとに売れるまで時間がかかるし、ブックオフに売るにもまとめないと売れない。
そういう余計なことに神経を回すなら、シンプルに捨ててしまえばいい。
そう思うようになった。
断捨離を実行する時間を固定
断捨離活動が面倒にならないようにするために幾つか工夫をした。
その一つが「断捨離を行う時間を固定する」こと。
毎日朝、食事の片づけを終え歯を磨いたら、仕事に取りかかる前に断捨離をする。
このサイクルに固定した。
おかげで「食事」→「片づけ」→「歯磨き」→「断捨離」→「仕事」とリズムができ、忘れることなくコツコツと断捨離ができた。
iPhoneアプリ Good Habits で断捨離を管理しFacebookに投稿してコツコツ継続
もう一つの工夫はiPhoneアプリの活用だ。
習慣化アプリGood Habitsを活用し、「CD1枚断捨離」項目を作り、毎日実行したらチェックを入れるようにした。
また、自分だけでやっていると飽きるので、実行できたらFacebookに投稿し、意識が途切れないようにした。
おかげで旅行などで不在のときを除いて、ほとんど毎日1枚のCDのエンコードを確認して処分、という流れを実行できた。
本日すべての断捨離終了。例外は一つだけ。「家族のCD」
2014年6月にスタートしたCDの断捨離が、今日無事すべて終了した。
約半年かかったわけだから、恐らく手持ちのCDは160〜180枚くらいあったことになるだろう。
こういう記事を書くことを最初に決めていれば、きちんと何枚あったか数えて、写真も撮ってから始めたのだが、ゆるくスタートしてしまったので枚数が分からないのは残念。
iPhoneアプリGood Habitsの日数をカウントすれば枚数が分かると思ったのだが、iPhone 6に切り替えたときに初期化してしまったため、過去ログが残っていなかった。
最後に残った1枚は、Led ZeppelinのPhysical Grapphitiという2枚組CD。
好きなCDだけど、特別思い入れがあったのではなく、外付けSuper Driveでなぜか読み込めず、別の方法を試すため、後回しになっていたのだ。
今日別の方法で無事読み込むことができ、これにてすべてのCDの断捨離が終わった。
一つだけ断捨離には例外を設けた。
それは「家族が出したCDだけは残す」こと。
我が家は音楽一家で、なんと、僕以外の全員がCDを出している。
父、母、今年亡くなった祖母、弟が出したCDは、板のまま残すことにしたので、まだ残っている。
しかし、僕以外の全員がCD出してるって、改めて考えると凄いことだよね(汗)。僕もなんか出すべきか?(笑)。
まとめ
棚を占領していたCDがなくなり、家の中がまたスッキリした。
長年大事にしていたレアなCDも捨てたので、ちょっと寂しい気もするが、使わないのだから置いておいても仕方がない。
聴きたいときにはiPhoneやMacで即聴けるのだから、実用面としてはまったく問題がない。
そして実は、CDの断捨離と同じ日から、本も一冊ずつ毎日捨てている。
こちらも大分進捗してきたが、本は今も日々購入しているし、数も圧倒的に多いので、まだまだ終わらないし、終わりのルールも明確にはなんていない。
こちらについてもいずれ何らかの形で終了の報告ができると思う。
しばらくお待ちください。
というわけで、半年かかったけれど、CDの処分が完了しました!
断捨離を終えると、無駄なものを削ぎ落としてスッキリした気持ちになれます。
余分なものは処分して家を快適にしましょう!!
元祖断捨離本といえばこちら!
片付け・断捨離に関する記事はこちらにもたくさん!ご一緒にどうぞ!
更新履歴
2014年11月29日 オリジナルコンテンツを公開しました。
2020年5月19日 内容を最新にアップデートしました。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。