The Carsのベーシストで、彼らの最大のヒット曲の一つ”Drive”でヴォーカルをとっていたベンジャミン・オールが10年前に亡くなっていたことを知ったのはつい先週のこと。
FalcoにしてもRobert Palmerにしろ、永遠にカッコいいオヤジだと思っていたスター達がもういないという事実に改めて驚かされるとともに、時間は流れているのだという当たり前のことに気づかされる。
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このDriveがヒットしたのは1984年のこと。アルバム”Heartbeat City“はビッグヒットとなり、シングルも”You Might Think”や”Magic”、それにこの”Drive”、さらに”Hello Again”などが続々とヒットした。Hello Againのプロモーション・ビデオは何とアンディー・ウォーホルが監督している。
1984年といえばそんな時代だった。アンディー・ウォーホルも元気だったしフレディ・マーキュリーもぴんぴんしていたし、Miles DavisだってArtists United Against Aparthaitの”Sun City”に参加してトランペットを吹いていたのだ。
1984年は26年前という遥かな昔へと飛び去り、ビデオの中でカッコ良く歌っていたBenjamin Orrは2000年10月3日にすい臓ガンのため53歳で亡くなった。そして僕は14歳の中学生から41歳の男になった。
でもこの曲は永遠に美しい。爽やかな風のようで少し切なく、そして心にざわざわという波を巻き起こし、静かに去っていく。そんな曲だ。
海辺の町を彼女とドライブしてるような、本当に爽やかな曲。大好きだ。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。