エッセイ

「出会い」を「ご縁」に変える力

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今日と明日は12期TLIベーシックの第4講。

初日の今日、午前中は僕の「情報発信概論」の講義だったんだけど、今日、今まで使ったことがないキーワードが自然と自分の口から出てきた。

それがタイトルの「『出会い』を『ご縁』に変える力」だ。

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「出会い」を「ご縁」に変える力

僕は、2008年12月にブログを始め、その後「人生を劇的に変えたい」と願い始めるわけだけれど、その過程で何人もの恩人の方と出会い、大変お世話になった。

でも、そのときに、僕には「『出会い』を『ご縁』に変える力」があった。

最初の出会いは、元トリンプインターナショナルジャパン社長で、60冊近いご著書を持つ名経営者、吉越浩一郎さんとの出会いだ。

出会いは偶然で、2008年11月11日に、麻布十番の十番温泉の前の交差点で信号待ちをしていたら、僕の隣に吉越さんが並んで立った、という、冗談みたいなもの。

当時吉越さんはまだテレビにレギュラーを持たれる前だったが、僕は大ファンで、日経ビジネスアソシエの連載や初期の単行本でお顔も知っていたし、ご自宅が近所であることも知っていた。

なので迷わず声を掛け、5分ほど歩きながらお話しをさせていただいた。

これは偶然ではあるが、まあ良くある「出会い」だ。

でも僕はそれで終わらなかった。

吉越さんと偶然お会いできたことに有頂天になった僕だが、その後ひどく落ち込んだ。

きらきらと輝き自分の名前とブランドで仕事し全国を飛び回る吉越さんと、うだつの上がらないサラリーマンの自分を比較して落ち込んだ。

そして、尊敬する吉越さんの応援をさせてもらたいと思っても、自分は本を買うくらいしかできない、何も影響力がない自分にも落ち込んだ。

そして、僕は影響力のある自分、発信する自分に変わりたくて、翌月ブログをスタートさせた。

ブログスタートの一つの大きな目的が、本や雑誌の連載で大変お世話になった吉越さんをブログで応援することだった。

そのため、ブログをスタートさせた5日後には、ブログ最初の書評として、吉越さんの当時の新刊の書評記事を書いている。

[Book Review] 「残業ゼロ」の仕事力 by 吉越浩一郎 - No Second Life

翌年、吉越さんの公式サイトを見つけ、そこに問い合わせフォームがあったので、すかさず書き込みを送ったところ、吉越さんからすぐに返信をいただいた。

そこから吉越さんとの交流が生まれるわけだが、そのときは僕は、まだアクセス数は少ないながらもブログを持っていた。

吉越さんの大ファンの僕は、吉越さんの本が出れば真っ先に買って書評を書いていたので、それを吉越さんにお送りして読んでもらうことができた。

吉越さんはとても喜んでくださり、徐々に信頼してくださるようになった。

やがて僕は会社を辞めて独立うしたいと願うようになり、そのときに真っ先に相談したのも吉越さんだった。

吉越さんは全面的に独立を支持してくださり、お陰で僕は独立する勇気をいただくことができた。

そして、それから数年後、僕が独立して4年目の2014年に、夢のようなことが実現した。

雑誌や本の中でしか会えない遠い憧れの人、吉越浩一郎さんと、何と一緒に本を出版することになったのだ。

僕とって6冊目の本「クラウド版デッドライン仕事術」だ。

フランスと日本のデュアルライフをされている吉越さんの、フランスのご自宅と東京の僕の家と出版社をSkypeで繋いで企画会議をしたり、グランドハイアットのカフェで打ち合わせをしたり。

それだけでも夢のようだったが、僕が書いた原稿を吉越さんが読んでくれ、OKをくださったときの感激は、今まで経験したことがないものだった。

その後も、僕の運営していた「ツナゲルアカデミー」にご登壇いただいたり、一緒に食事に行ったりと、今でもとても良くしていただいている。

出会いは麻布十番の一瞬のこと。

でも、それを「共著者」というご縁にまで育てられたのは、やはり「『出会い』を『ご縁』に変える力」だとしみじみ思った。

実は、こういうご縁の話しはまだまだたくさんあるのだが、今日は時間となったので、また別の機会に書きますね。

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