昨日の夜は名古屋市内に泊まっていた。
初めてのホテル、ヒルトン名古屋の部屋に入って、すぐに目に付いたのが、写真の瓶。
ミネラルウォーターがサービスで置いてあることは良くあるのだが、それがガラスの瓶だったのだ。
僕はこのボトルに違和感を感じた。
ほとんどの場合、ミネラルウォーターはペットボトルだし、多くのヒルトンクラスのホテルは、自分のホテルのロゴがプリントされたオリジナルのミネラルウォーターを置いている。
それが、ヒルトン名古屋では、キリンビバレッジの瓶の水だったのだ。
最初の印象は「古くさい」「この水古いんじゃないのかな?飲めるのかな?」だった。
要は印象が悪かったのだ。
そのことをFacebookに投稿したところ、予想外のコメントをもらった。
それは、ヒルトン名古屋はプラスチックゴミ削減のために、今年8月から意図的にペットボトルの水を置くのを止め、瓶の水に変更したとのこと。
瓶の水の方がコストが掛かっているにも関わらず、敢えてガラスの瓶のボトルにした、というのだ。
こちらの日経新聞の記事に、その経緯が書いてある。
これ、すごくもったいないと思う。
なぜなら、せっかくのすごく価値がある取り組みなのに、客室にはその活動について、何も書かれていないからだ。
もし瓶のところにカードが添えてあり、この取り組みの趣旨が書かれていたら、僕の最初の反応はまったく違うものになっただろう。
もちろん趣旨に賛同するし、応援もすると思う。
が、何も書かれていないので、「何か古くさい」「この水は古いんじゃないの?」から始まり、「なんかホテルが古びて感じる」みたいな、余計なことまで一瞬考えてしまった。
この情報をくれたお友達からのアドバイスもあり、チェックアウトのタイミングでフロントの方に、「ぜひ趣旨をメッセージにして部屋に置くようにして欲しい」と伝えた。
実際に意志のある行動をしているのだから、そのことを言葉にして、業界をリードして欲しいと思うからだ。
さあ、世の中はヒルトン名古屋から変わるか?
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。