東京駅丸の内南口からさらに南に下っていくと、オペーク丸の内というお洒落なビルに行き当たる。
この一帯は、僕が社会人になった頃は三菱系列の殺風景なオフィスビルが連なっていて、洒落気も飾り気もまったくなかった地域だったのだが、見事に再開発されて別の街として生まれ変わった。
オペーク スシレストラン&ラウンジ 丸の内でカリフォルニア逆輸入のスシ・コースを味わう 異空間だけどお味は良い!!
最寄り駅としては二重橋前からだとビルに出口が直結している。あと日比谷からも近い。
夏の夕暮れ時にぶらぶら散歩をすると、何とも気持ちが良い。ちょっと前までの表参道一帯もこんな雰囲気だったかなあ。ヒルズができて随分雰囲気が変わってしまったけど。
ビルの中に古いビルが埋め込まれている。説明書きをちゃんと見なかったのだが、もともとここに建っていた古い建物が文化財か何かに指定されていて、その建物をうまく残して新しくビルを建てた、ということらしい。
そんなお洒落な建物の2Fにある「オペーク スシレストラン&ラウンジ」というお店を訪れた。以前知人の結婚パーティーがここで開催されて一度来たことがあって、ちょっと気になり再訪してみた次第。
お寿司と和食のお店なのだが、内装はご覧の通りまったく和ではない。窓の外は皇居の緑がきれいなのだが、夜は見えなくて残念。ライトアップとかしたらさぞキレイだろうね。
このお店、カリフォルニアのスシ・バーをコンセプトにしているとかで、要は寿司屋ではなくスシ・レストランなわけだ。音楽はビートの効いたハウス的なものが掛かっていて更に異空間っぷりを発揮している。
お料理は6,500円のコースにした。そしてぐるなびで予約した場合のみOKの飲み放題を1,500円でプラス。カリフォルニアがテーマのお店でカリフォルニア・ワインが飲み放題に入っているので、これをチョイスするとお得。
そしてコースがスタート。一皿目は前菜盛り合わせ。右下のキスの昆布〆がハッとする美味しさで驚いた。ちゃんとしたお寿司屋さんと遜色ないレベル。
他のゴーヤやタコも美味しい。
二皿目はマグロのアブリサラダ。ドレッシングが掛かっていて柑橘系の風味とマグロ、それにアボカドが良く馴染む。冷えた白ワインと一緒にいただくとキリッと引き締まって良い。
冬瓜とタコ、それにゴボウなどを炊いたもの。このコースは外食店にしては異例と思えるほど野菜がふんだんに使われていて、しかもどれもとても美味しくてビックリした。この冬瓜もとても風味が良く炊き加減も絶妙だった。
水茄子のミソ田楽風味。写真だと立体感が分からないが、大きな水茄子を半分に切った上に田楽ミソが塗ってあり、その上にズッキーニやトマト、それにエビなどが乗っている。
一瞬すごい組み合わせだと怯んだが、これがまた美味しいのだ。この辺りからワインを赤に変えた。飲み放題はワインはハウス一種類だけしか選べないが、軽めで爽やかな赤が野菜中心のコースに良く合う。
そしてメインはにぎり寿司。これまた予想外と言っては叱られるが、しっかりした握りで水準が高かった。新子はしっかりと〆られていて強い自己主張。カリフォルニア・ロールが付くのは鉄板。
そしてデザート。抹茶とクリームというミスマッチが最後までこのお店の主張として生きている。僕らは小食なのでこのコースで十分おなかいっぱいになったが、ボリュームが欲しい人は、デザートの前に追加で握りをプラスしても良いだろう。
接客も丁寧で気持ち良く過ごせて満足。ちょっと気になるのが音楽で、お料理とも店内の雰囲気とも合わない、激し目のハウス・ミュージックが結構な大音量で鳴っていて、正直煩く感じた。
異空間を目指して意図的に流していることは理解できるのだが、せっかくお料理のレベルがすごく高いので、もうちょっと本格派を目指しても良いのではないだろうか。ちょっと勿体ないように思う。
食事を終えてぶらぶらと丸の内界隈を散歩。オープンテラスのプラッセリーがたくさんあって嬉しい。
というわけで、丸の内の異空間、”the hump”、お料理は予想以上のハイレベルで大満足。外国人を接待する時なんかもいいかも知れないね。
オペーク スシレストラン&ラウンジ お店情報!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。