以前から熊本に行ったら絶対に食べてみたいと思っていたものがある。それは「太平燕(たいぴーえん)」。
太平燕とは?
Wikipediaによると、太平燕とは、もともとは中国福建省の郷土料理で、アヒルの茹で卵を入れたスープワンタンのような食べ物だったという。
明治に華僑が太平燕を日本に持ち込んだ際に、ワンタンの代用として春雨を用い、アヒルの卵の代わりそのまま定着したため、日本の太平燕といえば春雨を用いた中華麺ということになっている。
熊本県中部だけに普及している「ご当地ごはん」で、熊本北部の人でも存在を知らなかったりするらしい。
もう随分前、僕がまだテレビでバラエティー番組をせっせと視ていた頃だから、4〜5年以上前に、テレビで熊本出身のコロッケが、熊本名物として「太平燕がめちゃくちゃ美味い!」と力説しているのを視て以来、いつか食べてみたいと思っていたのだ。
最近中華チェーンの「日高屋」が太平燕の取り扱いを始めた。
我が家の近所にも日高屋があって看板は見ていたのだが、最初に食べるなら是非本場熊本の太平燕と思っていたのだ。
さっそく紹介しよう。
紅蘭亭の太平燕(たいぴーえん)! — 食べて良かった熊本名物!ホントに美味しい春雨中華麺♬
紅蘭亭の太平燕美味い!美味い!
紅蘭亭は熊本の中心にあるアーケード街「下通り」にある。
紅蘭亭に到着。予想以上に立派な外観でビックリ。
サンプルがたくさん並んでいるのだが、太平燕が見つからない。あれれれ?
「太平燕は2Fです」の文字を発見。
良く見ると、この紅蘭亭、1Fと2Fで業態が違う。どちらもレストランなのだが、1Fは飲茶中心、2Fはレストランとなっていて、メニューが違うのだ。なるほど。
良く見たら「太平燕」の大きなノボリが出ていた。
この看板の他にも「担々麺は1Fです。太平燕は2Fです」という張り紙もあった。
なぜそのような複雑なことになっているのかは良く分からない。
11時30分の開店直後に2Fに入ったのだが、既に行列ができていた。一瞬心配したが、一気にお客さんを通さず順番に通しているだけだったのでホッとした。
そしてこの2Fフロアの女性店員さんは全員黒に金色の刺繍の入ったチャイナドレス姿なのだ!しかもスリットが深い!
当然のことながら店員さんの写真は撮れず残念(笑)。
予想以上に店内も豪華な作り。
メニューの太平燕を注文しようとすると、店員さんから「秋の太平燕がおすすめですよ」と言われる。
ではそちらをということで注文。840円(普通の太平燕は750円)。
箸袋に印字されているロゴがカッコいい。
お茶も深みがあって美味しいお茶だった。これは何茶だろうか。プーアル茶にちょっと似ていた。
そして到着!紅蘭亭の「秋の太平燕」!
うわ、めっちゃいい匂い!これは想像以上に美味しそう!
具は野菜が多く、そこに茹で卵、カニ肉、キノコ、豚肉などが入る。スープは鶏がらととんこつの合わせとのこと。
そして麺はこのとおり、春雨です。
一口食べて感激。いやーーこれは美味い!美味い美味い!正直言って普通の中華麺より春雨の方が好きかも。
そしてスープのお味がとっても良い。スッキリしつつもコクがあり、奥行きがある。
うまーい!
そしてこれが太平燕の茹で卵。表面を素上げにしてあるのが特徴。
こんな感じに表面が揚がっているのだ。この食感は初めての体験だ。
まとめ
というわけで、スープも全部飲み干して大満足。
太平燕は春雨なので、低カロリー。調べてみたら、一杯あたり225kcal程度と、ラーメンの1/3から半分くらい。
これはいいねえ〜。
なぜこれが熊本だけにしかないのか。東京でも食べたいよー。
熊本に行ったら是非試してください!紅蘭亭の太平燕、最高でした!本当に美味い!
オススメです!
紅蘭亭 お店情報!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。