かおたんラーメンえんとつ屋 2回目の訪問レポート 2020年4月
利用日と利用シーン
2020年4月1日(水)の夜に1名で利用。
予約不可のため予約はなし。
当日の様子
▲ やってきました、かおたんラーメンえんとつ屋。
この日は本降りの雨だった。
▲ 入口はこちら。
ちなみに看板にはどこにも「えんとつ屋」とは書いていない。
▲ 僕が子供のころから変わらないこの外観は、とても西麻布(住所は南青山)とは思えない荒涼として雰囲気だ。
▲ 長テーブル席に相席するスタイル。
前回の訪問レポートでも書いたが、一度店内はリニューアルしている。
以前は地面は土のままで、本当に風雨を凌ぐだけという感じだったが、一応今は掘っ立て小屋にはなっている。
▲ メニューは手許にはなく、壁の貼り紙だけというスタイル。
「腸詰めが美味しい」という情報を、今回の訪問のあとで教えてもらった。
次回試してみようと思う。
▲ 今回4年半ぶりの訪問で、まず変わっていたのが飲み物にハイボールが加わったこと。
さっそく注文。
▲ 頼んだお料理は前回とまったく同じラインナップだった。
まずは味付けもやし。
これが軽くてサクサク食べられて実に美味い。
▲ 焼きぎょうざ。
▲ 小さめでそれほどパワフルではない、どちらかというと上品なぎょうざ。
▲ そして登場、ラーメンに味玉トッピング。
▲ かおたんラーメンといえば、このニンニクと玉ねぎのチップ。
甘めのスープにこのチップがめちゃくちゃ合うのだ。
▲ 麺は細めのちぢれ麺。
▲ 味玉も良い味出てます。
▲ Tシャツなんか売っていた。
一瞬買おうかと思ったが踏みとどまった(笑)。
スタッフの対応
丁寧に対応いただき感謝。
お会計
2,360円(税込)。
ちなみに電子マネーが使えてビックリ。
Suicaで支払った。
この日のまとめ
時々前は通っていたが入店するのは4年半ぶり。
ラーメンも建物も健在で嬉しい。
ここまで生き残ったら末長く繁盛してもらいたいね。
次回はぜひ腸詰めを試してみようと思う。
前回の訪問レポートはこの下にあります。併せてどうぞ!!
かおたんラーメンえんとつ屋 1回目の訪問レポート! 2015年9月
西麻布と南青山の境界にある、「かおたんラーメンえんとつ屋」に行ってきたのでご紹介。
僕と同世代か上の世代の人たちは、この店を「うわ!かおたんラーメン!!懐かしい!まだあるんだ!」と反応するだろう。
このかおたんラーメンは、1980年代後半から1990年代前半にかけて日本を席巻したバブル経済期の、一つの象徴だった店なのだ。
西麻布エリアは電車の最寄り駅がなく不便な場所にある。
しかしその不便さが「隠れ家」的お店ブームの火付け役となり、バブル期には西麻布地区は隠れた名店エリアとなる。
週末ともなると、どこのお店も満員の大盛況、そして当時はタクシーチケットが溢れるように出回っていた時期なので、みんな終電なんかでは帰らなかった。
ディスコやクラブで遊び、夜中になって小腹が空いた人々が向かったのがかおたんラーメンだったのだ。
真夜中の1時とか2時に大行列ができることも良くあった。しかも行列しているのは、ブランド物のスーツやドレスに身を包んだ若者たち。
あれからもう25年以上が経ち、日本経済も西麻布もずいぶん変わったが、かおたんラーメンは今も健在だ。
僕自身、最後にかおたんラーメンに行ってから、15年くらいが経っていた。
今回はひさしぶりの訪問となった。
さっそく紹介しよう。
利用日と利用シーン
2015年9月、夜に1名で利用。
予約不可なので予約はなし。
かおたんラーメンえんとつ屋 お店の外観
▲ やってきました、かおたんラーメン えんとつ屋。
この写真だけ見たら、とても西麻布と南青山の境界線とは思えない荒涼感。
墓地下交差点周辺は、そこだけ西麻布ではないみたいな異空間が広がっていて、僕は好きだ。
昔は看板に「えんとつ屋」と書いてあったような気がするが、記憶が定かではない。
▲ これがお店の入口のドア。
初めての人はこのドアを開けて中に入るのはすごく勇気がいると思う。
かおたんラーメンえんとつ屋 店内の様子
▲ 店内。
飾り気というものがまったくないのは昔からだが、実はこの店、バブル崩壊後に一度改装をしている。外観は変わっていないので、気づかない人も多い。
初代のお店は本当に屋台に屋根と壁をくっつけたみたいな状態で、床も土間みたいに土が剥き出しだったと記憶している。
改装後は、一応ちゃんとしたお店になって、床も一応板張りになっている。
ただ、全体の雰囲気はバブル期の初代のままだ。
「バラック」という言葉がピッタリの、非常に昭和な空間である。
でも客層は若い男女が多いのは昔からで、バブル期はソフトスーツとセカンドバッグで決めた男子と、ワンレン・ボディコンの女子が真夜中に行列していたのだ。
当日の様子
▲ まずはビールから。
このお店は1合瓶の紹興酒も置いていて、迷ったのだがビールにした。
缶のまま出てきてグラスもなし、というのが、いかにもである。
▲ かおたんラーメンに来たらぜひ頼んで欲しいのが、こちら、味付けもやし。
湯通ししたもやしに特製のタレが掛かっているだけのシンプルなものなのだが、これが抜群に美味いのだ。
▲ タマネギとニンニクをすり下ろしたものが醤油ベースのタレに入っているのだが、これが本当に美味い。
▲ 餃子。実はあまり印象に残っていなくて頼んでみた。
▲ こぶりでジューシーで美味しいけど、これはまあ、おなかに余裕があるときに頼めばいいかな。
▲ さあ、そして15年ぶりのご対面、かおたんラーメンに味玉トッピングが登場!
ああああ、なんか若い頃をいろいろ思い出してヤバい(笑)。
▲ かおたんラーメンの特徴は、とにかくスープとタマネギとニンニンクチップ!
醤油ベースのスープなのだが、甘いのだ。
もちろん砂糖の甘さではなく、自然由来の甘さなのだが、この甘さが結構クセになる。
そして、その甘いスープに、ニンニクとタマネギを揚げたチップが入る。
昔はこの揚げニンニクとタマネギがもっとドバーッと入っていたイメージがあるが、記憶が定かではない。
とにかくこのスープが、シラフの昼間より、飲んで酔ったあとに飲むと、抜群に美味しく感じるのだ。
かおたんラーメンが真夜中に行列になる所以は、酔うほどに甘く旨いスープにある。
▲ 麺はそれほど特徴があるとは思えない、中細麺。
あと、テーブルに置いてある、おろしニンニクを投入すると、味がビビッと締まるのも昔と一緒。
一時期ずいぶん味が変わったと思っていたが、今回は、かなり素敵な感じにまとまっていると思った。
▲ 店を出ると、向かいは、旧麻布三連隊、いまは青山公園と呼ばれている一帯が茫漠と広がっている。
今や、六本木ヒルズ(右)と東京ミッドタウン(左)に挟まれるようになっている。
土地が高い麻布一帯で、これだけぼんやりと広い場所が残っているというのが、ある意味すごい。
ちなみに「青山公園」と言っているが、住所は六本木七丁目である。
そしてこの一帯は、アメリカ軍の星条旗新聞社もあったりして、いろいろややこしい一帯でもある。
この日のまとめ
15年ぶりのかおたんラーメン えんとつ屋を満喫した。
甘くて旨みの強いスープも健在。
この甘さが飲んだ後に絶妙に旨いのだ。
今回も飲んだあとに立ち寄って、その旨さに納得。
ラーメン好きはぜひ一度食べてみて欲しい。
ほかにはない、摩訶不思議な甘くて旨いスープ。
西麻布のバラック。
一度訪れて欲しい。
かおたんラーメン、オススメです!!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。