六本木七丁目、出雲大社東京ご分詞の近くの路地裏にある「蔵六雄山(ぞうろくゆうざん)」というお寿司屋さんに行ってきたのでご紹介。
なぜかブログとタイミングが合いにくいお店というのがあり、この蔵六雄山も何度もお邪魔しているのに、記事に書いたのは過去1回だけ。
2019年には平河町のホテル内に支店をオープンして、支店にもお邪魔したのだが、それもブログ書けていない。
今回久し振りの訪問だったのだが、残念だったのが大将がメディア出演のため不在だったこと。
やはり大将の腕と人柄に惹かれて集まるお客さんが多いと思うので、不在だとちょっと満足度が下がるのは事実。
留守を任された二番さんの腕は素晴らしかったが、その点はちょっと残念。
さっそく紹介しよう。
蔵六雄山(ぞうろくゆうざん) 基本情報
蔵六雄山(ぞうろくゆうざん)お店の外観
▲ やってきました、蔵六雄山。
路地裏、向かいはラブホテルというなかなかディープな場所である。
蔵六雄山(ぞうろくゆうざん)お店情報
店名 | 蔵六雄山(ぞうろくゆうざん) |
---|---|
住所 | 東京都港区六本木7-18-24 鈴木ビル 2F |
電話番号 | 03-3479-0533 |
定休日 | 日曜日 祝日 |
営業時間 | 【月~金・祝前日】 18:00〜23:00 最終入店21:00 【土】 18:00~22:00 最終入店19:30 |
予約の可否・必須かどうか | 完全予約制 |
クレジットカード | カード可 |
席数 | 14席カウンターのみ |
駐車場 | なし |
開店日 | 2012年3月8日 |
ウェブサイト | 食べログ |
蔵六雄山(ぞうろくゆうざん)地図とアクセス
東京メトロ 日比谷線「六本木駅」出口2番より 徒歩3分。
最新!蔵六雄山(ぞうろくゆうざん)2回目の訪問レポート! 2019年11月
利用日と利用シーン
2019年11月21日(木)の夜に3名で利用。
1ヶ月ほど前に予約を入れていた。
当日の様子
▲ まずは生ビールで乾杯。
ぬるくなりにくい二重構造のグラス。
▲ テーブルにはガリとワカメとウミブドウ。
この組み合わせは鮓村瀬と同じなんだよね。
▲ いきなり中トロの握りからスタート。
最近国産のマグロは大型のものが獲れないせいで、爽やかでフレッシュな風味のものが多い。
▲ 白子の入った茶わん蒸し。
温まるね。
▲ 左がシャコ、右が煮カキ。
どちらもふっくらして素晴らしい。
▲ 大将不在のため二番手さんに冷酒をお任せでお願いしたら、上喜元の超辛口が出てきて驚く。
お寿司屋さんで超辛口は珍しい。
本当にキリッとしてある意味水に近い風味。
▲ カスゴダイ。肉厚で旨味が強い。
▲ アオリイカも美しく、ねっとりした美味さ。
▲ カワハギの肝ソースかけ。
プリッとした食感と肝のソースのバランスが絶妙。
▲ アジ。良い脂の華やかさ。
▲ 次の冷酒も超辛口。
ちょっと首を捻るチョイスだが、まあ楽しもう。
同行した方ともちょっとこのチョイスはどうなのよ、という話題になる。
もちろん二番手さんも交えて話しているのだが、二番手さんは自信あり気。
▲ そして出ました、香箱蟹。
身をほぐして内子と外子を全部混ぜて殼に詰めている。
どれだけの手間がかかるだろうか。
▲ 繊細で大変美味しくいただきました。
▲ 赤身の漬け。しっとりと滋味。
▲ 天然のシマアジ。
歯ごたえと脂の華やかさ。
▲ これは珍しい、ボラの白子のフライ。
天然のクリームコロッケ状態。
アツアツで美味い。
▲ 冷酒三つ目。
ここで少し風味が優しく華やかなものが出てきた。
▲ 浅漬け。
▲ そして大トロ。
▲ おぼろを纏ったコハダ。
コハダにおぼろを載せるのも鮓村瀬と同じ。
大将同士が同じ系列で修行したのかな。
▲ ここで大変華やかでパワフルな冷酒が登場。
なるほど、淡麗から入って後半盛り上げる作戦だったのね。
それで納得。
定石破りで面白かった。
▲ 平貝の磯辺焼き。
▲ この時期にしては立派なエゾバフンウニ。
▲ そして旬のイクラ。
▲ 特大車エビ。とってもジューシーだった。
▲ 溶き卵の御味噌汁。
▲ 穴子はしっとり系で柚子が効いて美味い。
▲ そして卵焼きでフィニッシュ。
スタッフの対応
大将も不在だが女将も不在で寂しかった。
でも、それを除けばとても良くしていただき感謝。
お会計
一人32,000円(税込)
集合写真
▲ この日はブックライター上阪徹さん、Appleジャパン広報部長の竹林賢さんという豪華なお二人との貴重な時間でした。
竹林さん、上阪さん、ありがとうございました!!
この日のまとめ
お寿司屋さんが多店舗展開をすることの難しさを感じた夜だった。
存在感が大きい大将が不在だと、常連客ほどガッカリするものだ。
普段大将と女将のキャラが際立っているだけに、二番手さんや女性スタッフだと物足りなく感じてしまう。
でも、六本木と平河町に二店舗あれば、確実にどちらかには大将が不在という状況が生まれる。
二番手さんが大将を超える存在になるしかないのだろう。
頑張れ二番手さん!!お寿司はとても美味しいのだから!!
過去の蔵六雄山訪問レポートはこの下のオススメ店リンクのさらに下にあります。あわせてどうぞ!!
麻布六本木寿司店情報はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?
蔵六雄山 1回目の訪問レポート 2017年1月
六本木七丁目の裏道にある、「蔵六雄山(そうろくゆうざん)」というお寿司屋さんに行ってきたのでご紹介。
銀座ほど知られていないが、六本木・麻布地区は、寿司超激戦区である。
ミシュラン三つ星、食べログスコア日本一位に君臨する「鮨 さいとう」をはじめ、名店がしのぎを削っている。
特徴として、銀座よりも価格が安く、そして新進気鋭の店主による本気の勝負、というのが、六本木・麻布地区の特徴。
銀座はクラブに行く客の同伴出勤利用や社用などが多いが、麻布・六本木地区は個人利用が多く、その分シビアである。
そんな激戦区六本木の七丁目の裏路地、全然目立たない場所にある、「蔵六雄山(ぞうろくゆうざん)」というお寿司屋さんに行ってきた。
さっそく紹介しよう。
蔵六雄山(ぞうろくゆうざん) 〜 六本木七丁目裏道の新進気鋭の寿司店!!鮮度と熟成のメリハリにこだわった良店!! [六本木グルメ]
▲ やってきました、「蔵六雄山」。
「ぞうろくゆうざん」と読むそう。
かつて六本木にあった「蔵六鮨」というお店からの暖簾分けで、その名を冠しているとのこと。
▲ 裏道なうえに、お店の入口が奥まっていくので、かなりの隠れっぷり。
現代はGoogle Mapsなどで、どんな奥まった場所のお店も簡単に見つけられるようになったからこその立地だと思う。
▲ カウンターに座り、まずはビールを。
▲ のっけからウニの茶わん蒸し。
スタートから凄い。
▲ 続いては、北海道は余市のあん肝の手巻き寿司。
赤酢のシャリの風味が強くて気持ちが良い。
こちらのお店では、ネタによって赤酢と白酢を使い分けているとのこと。
カウンターに箸休めでウミブドウとワカメが出たりする店も、白酢と赤酢を使い分ける点も、熟成系が得意な点も村瀬に似ているので、村瀬さんと同じ系列で修業をされたのかもしれない。
▲ 冷酒を。
0.5合ずつ、グラスで出してくれるというので、ありがたくお任せすることに。
一つ目は「かっぱ 特別純米」。山形のお酒。
▲ こちらがその「かっぱ 特別純米」。
うっすら濁っていてフルーティーで風味が良い。
▲ 鯖の塩漬けのスモークとタコの柔らか煮。
どちらも素敵だったが、特に鯖のスモークは薫り高く絶品だった。
▲ スミイカ。かなりコリコリした歯ごたえで、赤酢のシャリと良く合った。
▲ 続いてのお酒は滋賀県竜王町のお酒、「松の司 純米」。
こうしてラベルの写真を撮らせてもらえると、後まで覚えていられるので、とても嬉しい。
▲ 二日寝かせたヒラメの昆布締め。
この、「二日寝かせた」という伝え方も、村瀬にそっくり。
でもコースの構成は村瀬とは全然違う。
しっとりした〆具合も素晴らしかった。
ご主人に「熟成系が得意なんですか?」と尋ねたところ、ニコニコとした笑顔で、「熟成させるものは熟成させ、新鮮に出すものは鮮度にこだわり、メリハリを効かせたいですね」とのお答え。
なるほどー。
▲ カスゴダイのバッテラ。
これは初めての体験。昆布の風味と酢の酸味が良い感じ。
▲ カツオの漬け。
これも風味豊かで素晴らしかった。
▲ 煮ハマグリ。
甘すぎないツメがふわりと包み込み絶品。
▲ お酒3つ目は、秋田の名品、新政 No.6。
▲ 軽やかな甘さが素敵。これ大好き。
▲ ここで握り登場。
一週間寝かせた寒ブリのハラミ!!
ブリの強い脂が熟成されて美味かったー!!
▲ 続いてはマグロ。
脂が上品でふんわりととろける感じ。
▲ 日本酒4つ目は、石川県白山市の「菊姫 吟」。
▲ 鱈の白子は炙っていただく。
ふんわりとろりとしているが、ふぐほどのねっとり感はない。
▲ 自家製の熟成塩辛。
これも上品で華やかな風味。
▲ コハダ。凛とした姿が美しい。
▲ ずわい蟹。
▲ 日本酒5つ目、新政の「亜麻猫」。
▲ 再び握りへ。
富山のシロエビの昆布締め。
淡泊なシロエビだけど、昆布締めによりパワーアップ。
ねっとりした旨みが素晴らしい。
▲ 礼文島のエゾバフンウニ。
力強いウニ!
▲ ノドグロを酒盗に寝かせて酒蒸ししたもの。
ノドグロの強い脂がとてもいい感じでほどよく落ちて、上品かつ華やか。
▲ 車エビは滋味がいっぱいで素晴らしい。
▲ これはユニーク!トロタクの握り!!
▲ 日本酒ラスト6種類目。これで3合。
和歌山県の「紀土 純米大吟醸」。
爽やかな甘みが素敵。
▲ シンプルなお味噌汁も旨い。
▲ 穴子は甘みが強めのツメと赤酢のシャリでパワー系。旨い。
▲ そして〆はかんぴょう巻き。
かなり甘辛く煮詰めたかんぴょう。
▲ デザートとして、超濃厚ヨーグルト酒。
こんなの初めて見た。
▲ 濃厚なクリームチーズのような風味。旨いねー。
▲ 凛とした、でもフレンドリーな店内。
ふっくらした体型の温厚そうなご主人と、ニコニコ笑顔が素敵な若い女将がとってもフレンドリーだったのが印象的。
村瀬の「ビシッ」とした雰囲気とは正反対の、ちょっとゆるくてゆったりした雰囲気が楽しめた。
まとめ
何度か比較に出てきた鮓 村瀬とは、麻布トンネルを挟んですぐ向かいに位置するこの「蔵六雄山」。
村瀬にも勝るとも劣らない素敵なお店だった。
お値段的には村瀬よりやや高めで、二人で行って僕だけが飲んで、一人26,000円前後。
銀座に比べればこれでも十分安いが、六本木・麻布地区の中ではちょっと高めの部類だろう。
この価格帯をどう評価するかは意見が分かれるところかもしれないが、クオリティは素晴らしかった。
ぜひまたチャレンジしたい良店。
蔵六雄山、オススメです!!
蔵六雄山 お店情報
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。